GHQ焚書図書開封 第39回
-許し難い心の弱さ-
NHKその他の放送局は、毎年、夏になると、先の戦争に関する放送をするが、その内容は「戦争の悲惨さの一般論」に終始している。アメリカ軍の戦争の仕方、非道さ、アメリカに対する憎悪などは一切伝えない偏りのあるものである。
一般論だけで報道されると、戦争そのものが悪い、戦争を引き起こした日本が悪いという風に自然と「日本悪者論」へと誘導されていく。その結果生まれるのが今も続く自虐史観。「日本が悪い国なので原爆を落とされて当然」といった自虐思考に陥っている日本国民。
アメリカの戦時国際法(非戦闘員及び降伏者、捕獲者の保護規定)違反により被害者となった日本人が、まるで加害者であるかのような主語のない広島の碑文「安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませぬから」の表現。
アメリカ、イギリス、オランダなどが日本に対して何をしたかという背景は一切伝えない。戦争には、常に相手がある。相手が何をしたから、日本は何をしたというようにマスコミは伝えるべきである。
大東亜戦争における日本の戦争目的は、アジアの植民地からの解放・独立と人種差別撤廃、欧米の戦争目的は植民地の維持・防衛であった。戦争目的を達成(ビルマ/18.8.1、フィリピン/18.10.14、ベトナム/20.3.11、カンボジア/18.3.12、ラオス/20.4.8、インドネシア/20.8.17、インド自由仮政府/20.8.12に独立)した日本は戦勝国であった。欧米はアジアにおいて全ての植民地を失ったのである。戦後、植民地を失ったイギリスはGDPの35%減、オランダはGDPの65%を失い貧乏国に転落した。日本は、宗主国を通さず、解放したアジア諸国から石油、ゴムなど生産材料、原料を直接輸入ができるようになり、戦後復興を遂げたのである。
ところが、原爆投下を目のあたりに見た昭和天皇が、非人道的な核戦争がこれ以上続くと、日本民族のみならず、人類の滅亡につながると考え、負けてもいない戦争を負けたことにしたことが、東京裁判で敗戦国扱いになった。(終戦の詔書・・・敗戦とせず、終戦とした理由)
敗戦国に自己否定、自己批判させ屈服させる戦勝国のしたたかな戦略(マインドコントロール)に何の疑いもなく乗せられてきた日本国民の弱さ。
昭和49年ソ連の圧力によって上映禁止となったソ連軍の悪事を描いた「氷雪の門」。アメリカの悪事を描かなかった「ひめゆりの塔」は上映。旧敵国の悪事は上映できないが、日本の悪事は上映できるという自己規制が働く現実。
自己規制は、人間の心の弱さに忍び寄る悪魔。冷戦時、東ヨーロッパ諸国は、文学者、作家に対して政府は作品を検閲しなから、自分で検閲しろと言って自己規制を迫った。
アメリカ占領軍は、日本人の反発を恐れて「○○をせよ」とは言わないで、「○○をするな」といって自己規制を迫った。
昭和3年から昭和20年までの期間を対象にした歴史書は、東京裁判史観に沿った偏った内容である。
核保有国の米中が「平和」という名のもとに日本を再占領しようとしている。日本に対してヤルタ・ポツダム体制の再確認を迫っている。その圧力に対し、NHK、政財界がこぞって屈服している。また、反日左翼と保守の反日親米・親中・親韓勢力が手打ちをしているように思われる。
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