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ロシア科学者、東日本大地震を14年前に予測 「極東で続発の可能性も」

2011-08-10 07:23:34 | ロシア・地震予知情報
3月11日に東日本で起きたマグニチュード(M)9の大地震を、ロシア科学アカデミー極東事務所専門家ワシリ・アブラモフ教授(Valery Abramov)は1997年に既に予測していた。

 ロシアメディアの最近の報道によると、ロシア科学アカデミー極東事務所東太平洋海洋学研究所地質および地殻構造物理実験室責任者のアブラモフ教授は14年前の1997年に、ユネスコの「教授クラブ論文集」の雑誌に発表した文章で、2011年に日本の関東地域で大地震が発生すると予測していた。

 9年後、この文章は日本の専門家の関心を呼んだ。
2006年、日本側はアブラモフ教授に対し、地震予測に関連する資料を請求したという。アブラモフ教授は当時の状況を次のように語った。

「日本側は地震をかなり警戒していたが、自国の地震と津波警報システムがより進んでいると考えていたらしく、我々の予測はあまり重視されなかった

 更に同教授は、東日本大震災が発生してから、再び悲観的な予測を発表している。
]それによると、今回の日本の地震と津波は、今後継続的に発生する地震の始まりであり、日本およびロシア極東地域は大規模な地震に直面しているという。

アブラモフ教授は、「我々の研究によれば、現在地球は新たな活動期に入っており、今回の東北関東大地震、インド、インドネシアおよびニュージーランド地震は全てその前触れ。
2011年ロシア極東国境地域でマグニチュード8-9、カムチャッカ地域でマグニチュード10の地震が予測され、日本の西海岸付近でも地震発生が継続し、マグニチュード9に達する恐れもある。
それらは決して小さなものではない。
これ以外に火山噴火や津波も想定される」としている。

 また、アブラモフ教授によると、日本の建築は相対的に高い耐震性を備えているが、ロシアの建築は耐震性で劣っているため、ロシア極東地域の損害は重大であることが予想される。
また、ロシア政府が同報告を重視していないことを懸念しているという。
これ以外にも地震、津波による原発事故など予測不可能な要因があり、災害を更に大きくする可能性もあるという。

 すでに的中した14年前の予測と未来の予測は、いずれもアブラモフ教授が研究している「球形漏斗」理論に基づくものであるという。
同理論は、地球の各大陸はそれぞれ地核から地表に至る「球形漏斗」を持っており、破壊エネルギーがここに吸収されている。
ここ10年はエネルギーの活発な吸収期にあり、ロシアの専門家はこの過程を「地球新活動期現象」と呼んでいる。

この様なロシア科学者の地震予知の忠告も無視した政府・地震学者・行政の責任は免れない。14年前からロシアと関係機関及び研究者の共同研究及び情報交換を講じていたなら東日本大震災及び東電原発事故は「軽減」されていたと考えられる。
災害普及経費も50%以下に抑えられたと思える。 
 サハリンマン
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