「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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ベラルーシのホールボディカウンター(WBC)による内部被曝検査情報

2011-07-29 15:11:28 | 福島第一原発と放射能

ベラルーシにある、ベルラド研究所のアレクセイ・ネステレンコ所長のメッセージがベラルーシの部屋のブログに出ていました。http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/9243caba6242807e57901ee6164c5da0


「ビタペクトだけではなく、ペクチン剤が体内の放射能排出に無効である、という意見は日本だけではなく、他のヨーロッパの国々の研究機関からも主張されたことがあります。またベルラド研究所の実験結果について『このような方法は不適切だ。こうしたほうがいい』と方法を教示されたこともあります。その場合、いつもその研究機関に対し『それではそちらが納得できる方法で実験を共同で行いませんか?』とこちらから提案しています。実際には『ではそうしましょう。』という返事をくれた機関はほとんどありません。
 もし日本の研究家、専門家の方々や研究機関で、ペクチンの効果について疑問をお持ちの方、あるいはペクチンを使った実験を行ってみたい、という方、ぜひベルラド研究所と共同研究・実験を行いませんか? 日本で放射能漏れをともなう原発事故発生したのですから、日本の方々に納得いただける方法でペクチンに関する研究や実験をいっしょに行いたいです。」

 ペクチンが有効かどうかという議論があるのは僕も知っていますが、意味のあることを考えて行うしかないのが、今の事態です。他のものよりもコストはかからず、現地の過去の実績では意味があると考えているものと言う事です。迷信レベルではありません。緊急時には常識的な判断のみを主張する意味が僕はないとおもいます。こうした話をうけとめる研究者、医師がいてもよいと僕は普通に思います。ベラルド研究所のHPを後で出しておきますので、関心のある専門家の方はぜひ連絡してください。僕が話している日本人の専門家も実際一定程度、セシウム排出に効果はあると話しています。まあ、りんごペクチンはりんごですから、あたりまえのものだし。

 
 ベルラド研究所では平日の午前10時から午後5時まで、ホールボディカウンターを使いセシウム137の測定を行っているそうです。パスポートなど身分証明書の提示も不要とか。
(血液検査や尿検査などは行いません。また甲状腺のみという測定はできない。) 現在の料金は大人9000ベラルーシ・ルーブル(現在のレートで換算して144円。)子どもは7500ベラルーシ・ルーブル(120円)だそうです。 測定にかかる時間は約3分だそうですから、簡易検査でしょうね。結果は測定後すぐもらえるようです。事前に予約は望ましく、メールか電話で。英語またはロシア語。
 

ベルラド研究所のサイトhttp://www.belrad.nsys.by/