「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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☆至急・拡散☆【北九州ガレキ阻止】全国の市民グループ・団体への賛同・協力の呼びかけ。

2012-09-07 15:23:22 | 福島第一原発と放射能
全国の放射能被害を懸念するグループや団体の皆さんへ。

【至急・拡散】
 
 下記について、僕も、「放射能防御プロジェクト」は賛同しますが、みなさんの団体、グループでも賛同をお願いします。
 ガレキを拡散させないために、現地の宮城県の市民が反対し、受け入れさせられようとしている北九州市民と、新たな繋がりが生まれました。偽りの「絆」ではなく、放射能を拡散させないために、市民が連携します。政府、細野大臣、環境省、北九州市長らの横暴を許してはなりません。非人道的かつ、国際的非常識な、ガレキの広域拡散で、放射性物質を被曝がほとんどない地域に動かしてはなりません。被曝を避けるのは、全世界常識です。東北への安全な食料確保の為にも、東北の人々が避難できる安全な地の確保のためにも、ガレキを北九州、西日本に拡散させてはなりません。
 
賛同される団体の方は、「団体名」や活動エリア、担当のお名前、連絡先(メールや携帯電話)などを、北九州の中核である、九州ひまわりプロジェクトhttp://hinanohanasi.blogspot.jp/
代表の村上 聡子さん jas_min_min@hotmail.comまで至急メールして下さい。

 また、9/9(日)宮城県岩沼市の現地記者会見に参加可能な団体の方も、村上さんまで至急メールして下さい。

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広域化に反対するネットワーク「おひさまプロジェクト」を結成

 この度、がれき広域化に反対する北九州市民と宮城県市民により、
広域化に反対するネットワーク「おひさまプロジェクト」を結成する運びとなりました。
9月9日(日)記者会見を行います。このネットワークは全国に拡大していきます。
 広域処理や瓦礫焼却に反対の皆様、是非お集まりください。

広域処理には健康面や経済面からの問題が多く、またがれき量の見直しで広域化の必要性
がなくなりました。環境省の広域化政策は破綻しています。
震災がれきに交付金がつき、がれきは絆ではなく、利権の温床になっている状態です。
自治体や環境省へ対し、全国の市民団体が連携し、広域化反対の声をあげていきます。

米国の「社会的責任を果たす医師団」(ノーベル平和賞受賞)の元代表、ジェフリー・パ
ターソン医師やドイツのチェルノブイリの被爆治療にかかわってきたデルテ・ジーデント
ップ氏も、先日の全国縦断連続講演会で、広域化に反対する声明を行っていただきました
が、海外とも連携し、放射能による被爆の拡大に反対していきます。

広域化に反対する全国の市民は原告団となってすでに訴訟を起こしておりますが、引き続
き追加の原告が100人以上集まっており、がれき搬出に合わせて二次原告団として提訴い
たします。

私たち北九州市民は、宮城県内でもがれきを焼却するのは健康面から大変危険だと考えて
います。子どもや未来を守るため、岡山博先生の「岩手・宮城の津波瓦礫は全て集め、
山積み処分して津波記念公園に整備を」宮脇昭氏の「いのちの森の防潮堤」を応援しています。
広域処理にかかる多大な税金を、本当に被災地復興のために使って欲しいと心から願っております。

日 時 9月9日(日) 11時30分 記者会見 
場 所 岩沼市西公民館(10時から結成会議)
     住所 岩沼市松ヶ丘1-10-1
主催: 北九州市民・宮城県市民による「おひさまプロジェクト」
 
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甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。

健康被害と思われる症状が先月中ごろから急増、深刻化しています。

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp                                           

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

 

 
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

 

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!南大隅に福島高濃度汚染土遺棄報道で揺れる! ☆鹿児島市で講演☆

【9/15(土)木下黄太講演 in 鹿児島】

時間 14時〜16時半 開場13時半

場所  鹿児島市  かごしま環境未来館  2階  多目的室

入場料 700 (当日券のみ)

問い合わせ先 kagoshimamma@gmail.com

主催  木下黄太講演会実行委員会  後援 株式会社かごしまんま

別室で託児も可能となりました。生後一歳以上(オムツ、ミルク、水筒、着替え、タオルなど持参のこと)。

お子様一人あたり300円で14時から17時まで預かり。(有資格者ではありませんのでご了解の上になります。)

 

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!一年振りに博多の真ん中で開催! ☆福岡市赤坂で開催☆

【9/17(月・祝)木下黄太講演 in 福岡】
 
「日本の放射能汚染の現実と今後の予測〜九州でどう向き合い生きていくか〜」

ガレキ受け入れ問題・・・食品の汚染と流通・・・避難移住関連・・・
子供たちの未来を守るために、いま必要なこととは・・・

◆2012年9月17日(月・祝)
開場:18:15
開演:18:45(20:45 終了予定)
◆会場:福岡市立中央市民センター・ホール
(福岡市中央区赤坂2丁目5番8号/TEL.092-714-5521)
http://www.shinko-chuo.jp/access.html
◆入場料:1,000円/当日受付にてお支払い
(入場方法は当日の先着順になります)
◆予約方法:こくちーずにて予約受付

http://kokucheese.com/event/index/49971/

*託児:2歳以上のお子様に限ります。
一人につき600円、要予約
(メールで、保護者氏名・連絡先(当日の携帯番号)・お子様の名前・年齢・性別・人数・ アレルギーの有無をお送り下さい。)
連絡先はこちら→rdp-child@goo.jp
必ず題名に「木下黄太講演会in福岡 託児予約」と書いて送ってください。

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!北九州で燃やしたガレキの煙が目の前に見える!☆山口県下関市開催☆

【9/18(火)木下黄太講演 in下関】

 

下関市民会館 中ホール  19:00~21:00(開場18:30)  参加費1000円
ネット予約  こくちーずhttp://kokucheese.com/event/index/50581/

 


前売り券販売プレイガイド(9月1日以降の取り扱いになります)
  シーモール専門店  プレイガイド・ラン
  下関市民会館
ネット予約、前売り券をご購入の方は入場料が900円となります。
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!原発立地自治体に放射能ガレキも押し付けられる!☆福井・敦賀市で開催☆

【9/21(金)木下黄太講演 in 敦賀】

子供たちの未来を守ろう。

開場 五時半 開演 六時 「敦賀市福祉総合センター あいあいプラザ」 入場料500円  

お問合せ・予約「ガレキストップフクイ」→garekistopfukui@yahoo.co.jp に代表者名と参加人数を明記。

 

 

マレーシアでの検査を呼び掛ける宣伝投稿にご注意ください。

2012-09-07 10:59:33 | 福島第一原発と放射能

 再三再四、僕のブログコメントに「甲状腺検査、血液検査等マレーシアでの人間ドックをお勧めします。詳細は「マレーシア移住投資ナビ」にお問い合わせ下さい。」という宣伝投稿を広瀬という人物がおこなっています。迷惑です。それをサポートするような宣伝投稿も続いていて、途中から気が付いて、承認していませんが、度を越しています。こうした海外移住、海外での保養などをすすめるものは、過去にもトラブルが多く、僕は警戒しています。こうしたものにうかつにのらないでください。僕は何の担保も致しません。

 

今月のブログへの嫌がらせ書き込みは下記。たまに紹介しておきます。レベルは下がりきったままです。量は前より減りました。

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「ここまで健康被害と騒いでいても裏取りを一切しないで放射能のせいにできる神経はすごいと思います
何がなんでも放射能で食っていこうという覚悟が見えますね
あなたが毎日食べてるものもすでに放射能何億個も含まれてますし、呼吸するたび被曝しています
関西にいるから安心してるようですが、関西ほど東の食材が流通してる場所はないんですよ
業界関係者に取材すればすぐわかること
何故しないのですか?
商売ができなくなるからでしょう
お前の底は見えている 」

「キチガイはお前だ」

「気違いじみた思い込みはやめましょう。今回の原発事故で、出血するような放射線量を浴びた人間は誰もいない。ましてや遠く離れた場所の低量放射線で出血などするわけがない。レントゲン写真を撮影して出血した事例などないように、原発の真横でさえ、出血が起こるような大量の放射線はは飛んでいません。」

「なあ。デマイエロー。
何時までデマを広めるつもり?
講演会は儲かるの?
この腐れ野郎!ちゃんと自分で取材してるの?
ちゃんと裏取りしてんのー?」



 


東京・足立区、突然死等2人、甲状腺手術や腎機能不全。米軍推定被曝は仙台12ミリ。北九州ガレキ問題点。

2012-09-07 03:49:33 | 福島第一原発と放射能

細野環境相⇒細野民主党代表⇒細野総理になるのなら、この国は行きつくところまで行ったということになる。

【北九州ガレキ阻止】本日9/7の金曜日は、「北九州ひまわり革命」北九州市リバーウォーク大画面テレビ・鴎外橋付近。17:00~19:00。 手持ちがあれば何か「黄色のもの」を身につけて来て下さい。雨天決行。プラカード、拡声器、楽器、なんでもOK。

 

 米兵がいたエリアの推定被曝に関しての米軍データで、「最も高い被ばくは仙台地域。全身が1.2ミリシーベルト、甲状腺が12ミリシーベルト」という情報が報じられています。これは、推定の論拠はともかく、米国政府が外部被ばくに関して出してもよいと判断した情報と考えると、結構シビアな話とわかります。内部被ばく的なリスク増加の要因やα線やβ線のリスク、さらに米国政府、米軍が、将来の訴訟リスクも考慮して、公にしてもいいと思うレベル(過去米国政府は放射性物質の扱いで自国兵士自国民の保障を万全にはしていない)の発表と考えられます。事故当時、100キロ圏内は、厳しかったことも、改めて痛感する。米軍データが仙台での成人被曝が最大というのは、東京での被曝をフレームアップしたくない意図があるかもともと考えられますが。いずれにしても、米軍でさえ、甲状腺被曝が十ミリを超える可能性があると判断した。仙台で。また、もう一つは、セシウム降下が東京と比べて少なかった仙台は、違う核種の影響を考慮しているかもしれない。距離は近いから、東京よりも思わぬ核種が落ちている可能性も否定はできません。

 また、福島第一原発の二号機の格納容器内の温度計の一つが60℃近くになっている。東電は、また故障かもと言っているが、注水の不安定もあり、警戒は続いて必要であると思います。燃料プールにヒドラジンの注入が続いているのも、気にするところです。アンコントロールな状況は続いています。

足立区の家族、その身のまわりの足立区内での突然死などの報告、親族のいる新潟長岡市でも異変があるという話です。

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詳しい症状と、周囲の異変について、追加報告します。

≪周囲の異変≫
・足立区、70歳前後の男性が昨年末に心筋梗塞で死亡。茨城県の畑で採れた野菜や果物を食べていた様子。
・足立区、60代女性が昨年11月に突然死。
・足立区、30代女性が甲状腺の病気で昨年末手術。
・足立区、30代男性が腎臓の機能低下で昨年9月頃~1ヶ月休職。

・新潟県長岡市、60代男性が昨年肝臓癌と診断される。
・新潟県長岡市、40歳男性が昨年鼻に腫瘍が見つかり療養中。
・新潟県長岡市で誕生した乳児、高インスリン血性低血糖症のため、1ヶ月入院。
・新潟県長岡市、60代の親族が昨年5月から体調を崩し、家事以外の時間は横になっている。キノコ、山菜採りが趣味で、採れたものを食べていた様子。検査では大きな異常は見つからなかった。

○居住地:足立区(2012年9月現在、堀端ラディ・屋外地表1mで0、1~0、17)

≪家族の症状≫
○長女(4歳、幼稚園)
幼稚園以外は、近所での外遊びはあまりしていない。昨年3月末から食事には気をつけている。幼稚園へ登園の際、風の強い日などは今年7月までマスクをして通っていた。
・下痢…昨年3月下旬~5月下旬。
・喉の痛み、咳、鼻水…昨年5月下旬~7月初め。その後、治ったり再発したりを繰り返し現在に至る。咳は、毎回1ヶ月続く。
・足のふくらはぎの痛み…昨年末~現在、時々訴える。
・突発性湿疹…今年5月。通常は乳幼児がかかりやすい病気で、4歳でかかるのは極めて珍しいとのこと。

○次女(2歳)
震災後、近所での外遊びは控えている。風の強い日は、マスクをして外出している。
・下痢…昨年3月下旬~6月頃。
・紫斑(足に10個くらい)…昨年3月下旬~2週間くらい。
・鼻水…昨年3月下旬~2週間くらい。
・咳、鼻水、微熱…昨年5月下旬~1週間くらい。
・皮膚の痒み…昨年3月下旬~現在。最近は減ったが、まだたまに訴える。
・突発性湿疹…今年6月。・足の爪剥がれ…昨年7月。

○主人(30代半ば)
風の強い日は、マスクをして通勤している。昼食は、職場の給食を食べている。
・下痢…昨年3月下旬~1週間くらい。軟便…昨年5月中旬~6月中旬。
・喉の痛み、咳、鼻水…昨年5月下旬~1週間くらい。その後、今年8月に咳が1ヶ月続いた。

○本人(30代半ば)
風の強い日は、マスクをして外出している。洗濯物は家干し、移動はなるべく車を利用している。昨年4月末に、自宅の除染を行った。
・下痢…昨年3月下旬~6月上旬。
・喉の痛み、咳、鼻水…昨年5月下旬~6月下旬。
・じんましん…昨年4月頃~現在。
・生理不順…昨年3月の生理が10日くらい遅れ、それ以後~現在は、生理周期が3~4日早まっている。
・脱毛…昨年4月頃~8月頃まで、びっくりするくらい髪の毛が抜けた。
・疲れやすい…昨年3月末~現在。
・頭痛…昨年3月末頃~現在。時々。
・口内炎…昨年5月頃~1ヶ月くらい。

・昨年春、長女が通っていた幼稚園(足立区)で、インフルエンザが大流行し、いきなり学級閉鎖。
・昨年冬、長女が通う幼稚園(足立区)で、クラスで約半数のインフルエンザが発生。
・昨年から、蝶々、蝉、カラス、ハエなどが減っていると感じる。

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宮城県と北九州市のがれき契約について、「九州ひまわりプロジェクト」代理人弁護士の斎藤利幸氏が問題点をまとめました。以下は「九州ひまわりプロジェクト」HPよりの転載になります。

http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/09/blog-post_6.html

第1 北九州と宮城県の本焼却に関する協定
並びに契約の違法性
 
1 震災がれきに関する権限

 

(1) 対象の石巻ブロックの「震災がれき」について、平成23年9月16日に議会の議決を得て、鹿島JVに全量処理委託する契約がなされていた。

 

(2) 従って、同日以降宮城県は震災がれきに関する一切の権限を有していない。

 

(3) 宮城県が震災がれきに関する権限を取り戻すためには、再度宮城県議会の議決を得る必要があった。宮城県が、再度の議決無くしてがれきに関する権限を行使するのは、議会の議決(平成23年9月16日)を無視した、違法なものとなることは明白である。

 

2 協定・契約の締結

 

(1)① 北九州と宮城県は震災がれきにつき、試験焼却のために平成24年5月に協定、そして契約を行った。

 

② 試験焼却2おける運送費はトンあたり17万5000円、処理費は16万7000円、合計金34万2000円であった。

 

(2)① 本焼却のための協定が平成24年7月31日に、契約が8月31日に締結された。

 

② この契約におけるがれき処理関係費用はトンあたり2.7万円といわれている。

 

(3) 北九州市では9月10日にがれきの搬出・搬入を開始し、同17日より本焼却を開始するとしている。

 

3 違法性

 

(1) 2つの協定並びに契約は、宮城県議会による鹿島JV業務委託契約の変更議決を経ておらず、これを無視したものである。従って、違法・無効である。

 

(2)① 宮城県知事は、鹿島JVとの業務委託契約を、9月の議会において変更契約しようとしているが、これによって以上の違法・無効を有効に出来るのかの問題が生じる。

 

② 民法119条によれば、『無効な行為は、追認によっても、その効力を生じない。ただし、当事者がその行為の無効であることを知って追認をしたときは、新たな行為をしたものとみなす。 』と定めている。

 

③ この民法の規定は、無効を有効とする途はなく、当事者が無効であることを知っている場合のみ、新たな行為と見なすことによって、その時点から効力を有するようになることを定めたものである。

 

④ しかし、地方自治法上、この様な規定はない。これは、自由意思が尊重される私人間の行為と異なり、住民保護の観点から、強い適法性が求められる行政の行為にあっては、瑕疵を治癒させるべきではないとの考慮があるからである。自治法第2条⑯・⑰項はこのことを明確に定める。

 

  仮に議会の議決を無視した行為が、その後の議会の議決によって救済される例外的な場合があるとしても、議会の議決を待つことが出来ないような住民の生命・身体の安全を守る緊急な場合など、緊急性の高い場合に限られる。本件は後述する如く、この様な緊急性はなにもなく、単に北九州市の市長北橋氏の利権とメンツを保つという、違法かつ陳腐な目的であるから、有効化される余地は全くない。

 

第2 違法な協定・契約の強行とその結末

 

1 北九州市はもとより、九州さらには日本全国の市民が、北九州へのがれきの搬出・搬入・焼却は違法との指摘がなされてきた。

 

2 それにもかかわらず、北九州市北橋市長と宮城県村井知事はこれらの協定や契約の締結に固執し、はては本月10日のがれき搬出・搬入そして17日からの焼却に突き進もうとしている。この状態からすれば、違法無効を意に介することなく、違法ながれきの搬出・搬入・焼却が強行される恐れが強い。

 

3(1) しかし両者は、その結果、国による補助金の不払いという最悪の形で返ってくることを覚悟しなければならない。

 

(2) 即ち、今回のがれき処理の費用については、国の震災補助事業として、国庫金からの支払いがなされる予定となっている。

 

(3)① 補助金の支払いを受ける為には、補助金適正化法の要件を満たしていなければならず、同法6条1項は

 

  『第六条  各省各庁の長は、補助金等の交付の申請があつたときは、当該申請に係る書類等の審査及び必要に応じて行う現地調査等により、当該申請に係る補助金等の交付が法令及び予算で定めるところに違反しないかどうか、補助事業等の目的及び内容が適正であるかどうか、金額の算定に誤がないかどうか等を調査し、補助金等を交付すべきものと認めたときは、すみやかに補助金等の交付の決定(契約の承諾の決定を含む。以下同じ。)をしなければならない。 』

 

 と定めている。

 

② 本件において、貴議会においては明らかな如く、宮城県が北九州市にがれきを搬出しようとする目的は、北橋市長のメンツを保つということ以外に存在しない(試験焼却における処理費用34万2000円を維持できれば莫大な利権目的であったが、市民から厳しく指摘され、総額8万円弱と著しく減少した現在では、利権の面は相当に後退したであろう。ただしこれ治体鹿島JVの契約通りとすれば全く不要なものである)。この点はこれまでに詳細に説明させて頂いたので省略する。

 

③ そうすると、がれきの搬出・搬入・焼却に伴う諸費用は、同法に定める『法令に違反し』『目的が適正でない』という、いずれをとっても重大な瑕疵があり、支払は期待できない。

 

④ 我々市民は、焼却の強行がなされるのであれば、これまで通り反対運動を続けるとともに、この国庫金の支払いがなされないよう、最大限の闘いを始めることとなる。

 

⑤ 今や二重契約・二重支払は北九州はおろか九州全土の市民にとって公知の事実となっており、この上違法な焼却が実施・継続されるようなことになれば、国庫金の支払いは不可能となるものと思われる。

 

⑥ 北九州市の市長が、これだけ市民の反対があるにもかかわらず、違法を強行しようとする裏には、現政権との密約があるのではないかとの疑いもある。しかしそうでない場合はもちろん、そうであるにしても、現政権が風前の灯火であることも国民に周知の事実である。新政権が、違法無効な契約等に目をつぶる可能性はほとんどないものと思われる。

 

第3 結論

 

1 いずれにしても、違法の強行による国庫金不払いの危険性は極めて高い。

 

2 その負担は全て宮城県に押しつけられる契約内容である。

 

  もし、この国庫金の不払いと言う事態が生じてから、協定・契約の無効を主張するのであれば、北九州市と宮城県との間に深刻な責任追及合戦が生じることは、火を見るよりも明らかである。

 

3 この最悪の事態を回避するには、貴議会において、鹿島JVとの業務委託契約の変更の決議に際し、北九州市への搬出を否決することである。

 

この点、前回の「宮城県議会議員の皆様へ~お願い~」で予測した通り、議案としては鹿島JV契約の金額の減少という形でしか提示されていないが、内容を精査の上、北九州へのがれき処理分が紛れ込ませているはずである。議会を欺くようなあくどいやり方と言わざるを得ず、十分に注意して頂きたい。もし議会でこの否決が出来れば、以後宮城県(知事)は、がれきの搬出が出来ない(それでも議会を無視するとは考えられない)。そうであれば、試験焼却の違法性は残るにしても、本焼却による宮城県の被害は最小限に抑えられるものと考えられる。この場合には、現に提起中の損害賠償訴訟から、宮城県分の取り下げも検討する。

 

4 以上をご賢察の上、以後不要・かつ深刻な紛争を防止すべく議会の権限を行使されるよう、切にお願いする次第である。
 

以上
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宮城県の横田有史県議が北九州ガレキ問題をブログで言及しています。
「それだけの処理のための輸送費に、何故20億円もの費用をかける必要があるのか。怒りを禁じえません」          「県議会で『契約変更議案』が可決されるまでは、北九州市への搬送はあり得ません」

環境省や細野大臣のお先棒を担がない、まともな地方議員もいます。すこしほっとします。


http://yushi-yokota.web3plus.net/modules/wordpress/index.php?p=579

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開場:18:15
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http://www.shinko-chuo.jp/access.html
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ネット予約  こくちーずhttp://kokucheese.com/event/index/50581/

 


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お問合せ・予約「ガレキストップフクイ」→garekistopfukui@yahoo.co.jp に代表者名と参加人数を明記。