「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「女より母を選びました。命を選びました。」都内30代シングル女性が、彼をあきらめ、移住した理由。   

2012-09-19 22:27:59 | 福島第一原発と放射能

  ブログが一時閲覧できなくなり、ご迷惑をお掛けしました。許せない思いが強いですが、ある意味、今の日本企業の事なかれ主義の病は、こういう事でも露呈するなあと思いました。放射能を見ない感覚と根は同じです。とことんくだらない話ですが、それがリアルという事です。

 下関講演は100人ほどの皆さんがおいでいただきました。山口の反原発運動や飯田さんの知事選の時にも見かけなかった新しい人が多く来られていたわよ、というのが、スタッフの感想です。良い事と思います。

 下関市の彦島などの沿岸にも、足を運びました。その地域の港から、北九州の清掃工場は、向こう側に本当によく見えます。日明工場の煙突はそれほど高くなかったです。他の工場群の煙突と比較しても。あのくらいなら、やはり数キロ圏に飛散する感じで、海を挟んで、対岸の下関は、山を後背にしてむきあっている場所が多く、そうした特定の狭いエリアに、集中的に降下する可能性が大きいなあと痛感しました。危険な場所は狭いけれども、はっきりあると思います。アスベストも放射性物質も。

 さて、東京都心部でそれなりの仕事をされていた、三十代の女性から、頂いたお話です。彼女は、仕事をしながら、お子さんを一人で育てられていました。その中で、お付き合いをしていて、結婚前提の彼氏がいらっしゃったそうです。この彼氏と、どのように放射能に関しての認識が食い違ったのか、そして、彼氏が原因不明の病で、危うくなくなりかけたという状況もあったそうです。そうした流れの中でも、今は、気持ちがつながらなかったという、すこし切ない話ですが、でもそこで、彼女が何を、どう選んだのかという事はとても大切です。

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昨年の4月に、都内在住で長く付き合っていた男性が原因不明の肺炎で死にかけました。                                               

それでも彼は、私が決断した移住にはついて来てくれなかった。辛かったけど、まだ命に対する価値観の違いに気付けて良かった。と思う様にしています。

  

彼は震災当時も、現在も東京東部に住んでいます。
勤務先は埼玉です。
タバコは喫煙経験なし。飲酒殆どしません。

震災後、次の日から何も無かったように、通勤勤務しています。
仕事は、屋外での作業等もポツポツあったようです。

3月末 突然、胸が痛く苦しくなる。

痛みが強くなり病院へ。肋間神経痛の診断。
高熱がでる。胸の痛みさらに酷くなる。
※ 年度末と4月からの移動のために、この間辛くても会社休まず。
4月上旬 診察に行き即入院。
さらに、大きな病院に転院。高熱で意識朦朧。
検査するも、結核でもなく、その他の細菌でもなく、ガンでもなく・・・。
咳きも、血痰もまったくなく。
原因が不明で、何しても40度以上の高熱が下がらず。
胸水の量も多量。
一か月後に退院。
とにかく、酷い高熱がなかなか下がらずでした。
奇跡的に、徐々に熱がさがって退院できたものの、結局、原因不明での退院。
どの薬、治療が功を奏したのか不明。

入院中はさすがに言えませんでしたが、

退院後に「放射能の影響では?」といったら、気分を害したらしく喧嘩に・・。

彼が胸が痛くなる数日前、私が咳きが出るようになり、
日に日に激しくなり、病院で咳止めを処方してもらいました。
その咳が、私が彼に移した、それが原因だと攻められました。
私の咳きも放射能が原因だと、私は思っています。
鼻づまり、鼻の付け根が痛み病院へ。蓄膿症かも?と先生もよくわからずの診断。
朝起きると、突然目が腫れ酷い目やにで目が開けられず日曜も開いている眼科へ。結膜炎との診断。咳きも激しくなってくる。
咳止めを病院でもらう。

私がこんな状態だったので、彼は私がうつしたと本気で思っているようです。

放射能汚染の話をしてもずっと平行線。
私を「異常」と・・・。

なので彼には、移住を決断し、準備をし、総てが整うまで打ち明けませんでした。
相談したところで、無意味であること、協力してもらえないことがわかってましたから。
その間、放射能汚染を心配して食事を気をつけたり、マスクする私や子どもを呆れ顔でみてましたから。

一定期間、お付き合いし、子供も彼を慕っていて、震災が起きるチョッと前から具体的に結婚の準備話をしていました。

女より母を選びました。命を選びました。

彼は今でも東京で生活しています。
今年の5月から一切連絡を取らなくなったので、元気なのかはわかりません。
私は西日本に来てからも、彼には私が知る限りの情報を伝えていました。
しかし、5月頃に、「東京に住んでいる人間を馬鹿にしている!」と怒りの一言をもらってから止めました。

私は、彼が移住することはないとあきらめていたので、

せめて「気をつけて生活して欲しい」と思い、事実だけを情報として伝えていたつもりでしたが・・・。

 

また、足立区で震災直後に、若いご夫妻立て続けに肺炎とも聞きました。

当時、東京西部のある小さな小学校でも鼻血が相次いでいて、肺炎のお子さんも複数出ていました。

さらに東京都心部の低学年のお子さんが、震災直後にかなり東京からいなくなったのも知っています。

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これは母を選んだことでもありますし、命を選んだことでもあります。

子どもの命も守らなければなりません。

そして、自らの命も守らなければなりません。 

独身の女性たちも、本質は、同じことです。

目の前の恋愛相手が、本当にあなたの命を守ってくれるのでしょうか。

それ以上に、あなたはあなた自身の命を守ることを優先しているのでしょうか。

さあ、貴女はどうするのでしょうか。

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明後日夜六時開催! 敦賀も高浜もガレキ阻止! 京都府や滋賀県も注意。参集を!

!原発立地自治体に放射能ガレキも押し付けられる!☆福井・敦賀市で開催☆

【9/21(金)木下黄太講演 in 敦賀】

子供たちの未来を守ろう。

開場 午後五時半 開演 午後六時 「敦賀市福祉総合センター あいあいプラザ」 入場料500円  

予約。問い合わわせは。garekistopfukui@yahoo.co.jp に代表者名と参加人数を明記。

ホームページも立ち上がりました。「ガレキを考える会」⇒http://future.jpn.org/fukui/garekistop/