「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「周囲の無関心」が、彼女が東京を離れた理由。浜松、処分場臭気対策とバーターでガレキ受入れゴリ押し。

2012-09-24 12:33:25 | 福島第一原発と放射能
【大阪・ガレキ阻止】
 
 関西の「緑」の地域組織が連携し、がれき問題に関して大阪市へ申し入れするそうです。
9月24日(月)午後1時~申し入れ、2時~記者会見。
緑の未来・尼崎、みどり大阪、「緑」の京都 準備会、緑の党・ひょうご準備会の連名です。
関西の「緑」関連から、こうした具体的な連携が進むことは大きいです。
 
 
【浜松・ガレキ阻止】
 
 浜松でガレキ受け入れ報道がされています。環境省が受け入れると言っている、静岡市も極めて微妙な情勢です。浜松市は反対運動がはっきり言って弱く、明確な反対スタンスが示しきれない中で、市長が強引に進めてきました。しかも、処分場の地元自治会に、長年放置していた処分場臭気対策とのバーターという手法です。はっきり言って、なめきられていると思います。
 浜松の焼却炉に関してのまとめを読んでも、ずさんなことはよくわかります。http://www.twitlonger.com/show/j333q1
 
 浜松市にしろ、静岡市にしろ、セシウムが数十Bq/kgの汚染は見つかります。また、浜松市の土壌汚染データは平均25Bq/kg。ぎりぎりの境界的な汚染です。こうした微妙な汚染の存在を考えると、特に、浜松では、これ以上の汚染は避けた方があきらかに無難です。そうしたことも無視してすすめる行政を、理解できませんし、事態の推移に強く声を上げない、多数の浜松市民、静岡市民の問題もあります。民主党細野大臣の泥船とともに沈んでいきたいのでしょうか。浜松からのガレキ焼却阻止支援要請です。
 
 また、東京の多摩川衛生組合は、101日からのがれき受け入れおよび焼却開始するそうです。稲城、府中、国立、狛江の4市です。先日メールを頂いた、この地域から移住したお母さんから、また再度、現況のお話が届きました。
 
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今朝の新聞で「震災がれき浜松市本格受け入れへ」と報道されています。
http://twitpic.com/axqnu6
浜松の鈴木康友市長は、平和最終処分場の臭気対策を市が長年放置してきたことをも利用して、
今になって脱臭装置(および線量計)の設置を急遽もちだし、
事実上「臭気か放射能か」という二者択一を地元住民に迫り、がれき受け入れを強要したものとみられます。
今後浜松市は「地元住民の賛同が得られた」という名目で、がれき受け入れを強行しようとしています。
全国へのがれき拡散を止めるためにも、どうか皆さんの抗議の声をお願いします。
 
「追記」
現地のこどもの未来を守る会浜松のメンバーで、一昨日、チラシポスティングを現地でやり、
現場の地元から、ようやく放射能に対する危機感の声が伝わってきたそうです。
ただし、市長が絆、臭気対策、安全、等を唱えて押し切られたかんじです。
昨日、会場で投票を終えて出てくる住民の方々の顔は、例外無く、怒りに満ちていました。
出てくる住民のどなたに聞いても「自治会長に聞いてくれ」の一点張りだったそうです。
 

=========抗議先=================
浜松市長室 053-457-2111
「浜松市長のご意見箱」
https://goiken.city.hamamatsu.shizuoka.jp/cgi-bin/opinion/form/index.cgi

浜松市役所 広聴広報課
Tel:053-457-2021 FAX053-457-2028
E-Mail:koho2@city.hamamatsu.shizuoka.jp

廃棄物処理施設管理課
Tel:053-453-6141

E-Mail:haikibutsu-shisetsu@city.hamamatsu.shizuoka.jp
 

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先日、がれき焼却についてメールした者です。

多摩川衛生組合の構成4市のそれぞれにがれき受け入れ反対およびモニタリング強化を求める陳情を提出しておりましたが、府中、国立、稲城の各市議会で審議の結果、いずれも不採択となりました。

多摩川衛生組合は、101日からのがれき受け入れおよび焼却開始を発表しました。詳しい日程はHPに掲載されていますが、基本的には12月末までの3か月間、毎日10トンずつ24時間にわたって、宮城県女川町の震災がれきが焼却されます。
木下さんもご指摘されているように、従来の4市の家庭ゴミには含まれていない核種やアスベスト、ヒ素、六価クロムなどの有害物質の飛散が予想されます。衛生組合の職員も、排ガス中の放射性物質は不検出だがそれは検出下限値以下ということであり、多摩地区に降下した放射性物質は日々拡散されていると言います。それは女川のがれきに付着した放射性物質も同様だということです。
すでに日野市、多摩市でも7月より焼却が開始されていることもあり、稲城、府中、国立、狛江の4市だけでなく、隣接する調布市、川崎市多摩区、麻生区などへの影響も十分に考えられます。放射性物質もアスベストも目には見えませんし、すぐに影響は表れないかもしれませんが、ひとたび拡散し降下したものは、そこにあり続けます。3か月間の焼却が終わってからもあり続けます。風が吹けば舞い、雨が降れば下水に流れ込み、汚水処理場の汚泥に混ざってバグフィルターのない炉で焼却され、ふたたび拡散されます。子ども達は運動場や公園、通学路でそれらを吸い込みます。また換気をすれば室内にも入り込み、家庭でも被曝し続けます。これらの市の周辺にお住まいの方は改めて避難をご検討ください。また、ご家族ご友人にも最大限の防御を訴えていただければと思います。
 
 
追伸
 
 先日、ふと思いました。私が東京を出ようと決められたのは、幼稚園や周囲のお母さん方の無関心が最大の要因かもしれません。園やお母さん方が、一緒に気をつけていきましょう、頑張りましょう、と手を携えていたら、ずっと東京で暮らしていたかもしれません。園に行っても、友達と遊んでも、被曝の可能性が高くなる状況で、また園が、文科省から通達がないかぎり通常どおりの保育を行っていくと明言したことで、ここでは守りきれないと悟れたんだと実感しました。その実感は、離れてみてしばらくしてようやく感じられたものです。汚染地で放射能防御活動が最大の目的になってしまったら、地元の人間関係に絡み取られてしまうのでしょうね。
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手を携えて被曝し続けるよりも、縁を切って前にすすむのが本質的に正しいです。

僕はあなたにとって、幸運だったのだとおもいますよ。むしろ。

この話、僕はあなたやあなたの大事な命を守ることが最優先だと思います。

 
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【9/30(日)京都ベジタリアンフェスティバル】

つぎの日曜日、9/30(日)に京都市内の梅小路公園で開催される大きなイベント「京都ベジタリアンフェスティバル」http://www.vegetarianfestival.jp/にトークゲストで参加します。今回は、10周年の大きなイベントです。

メインステージ

12:45から15分  木下黄太トーク

13:00から15分  平智之議員や長谷川羽衣子さんらとトーク

緑の館1階イベント室

14:00~16:00

特別講演「放射能汚染と今後の日本。エネルギーシフトを京都から」

平智之 議員 X 長谷川羽衣子さんX 木下黄太  ¥700  予約⇒yoyaku.nonukes.vegefes@gmail.com

 

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【10/13(土) 木下黄太講演 IN 金沢】

★☆★~ 大丈夫?! 震災ガレキの埋め立て ?? ~★☆★

日時:10月13日(土)14時~16時(13:30開場)

会場:金沢歌劇座 大集会室
(下本多町六番 )

参加費:500円(前売りチケットあります)

主催:子どもたちを放射能から守る石川の会
共催:そらまめクラブ、わらべうたとえんげきの広場

*お車の方は、周辺の有料駐車場をご利用ください。
*会場内後方に、キッズスペース、授乳スペースあります。