「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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大量に放射性物質がある東京に、貴女がとどまる感覚を、僕は本質的に理解できません。

2012-09-22 09:56:59 | 福島第一原発と放射能

 敦賀は風光明媚、感じのよい町で、半島と海もよい感じなので、なんであの町が原発に頼って生きる選択にしたのかと思うと、とても悲しすぎる気がします。

 その敦賀に行ってよくわかったことは、原発立地が長く続いていて、なおかつそのエリアが経済的に依拠している感覚になると、その地域の独自性とか、その地域の自立性というものは、どんどんと失われていくことです。今回は、原発の話というよりは、ガレキの問題で話に言ったつもりだったのですが、ガレキについて話すことも、はばかられる感覚が強く、すべてがお上のいう事に逆らえないという、日本の特徴が極限まで押し出されているエリアになっている事です。これは、福井県人が、人柄穏やかで、断らない人々が多く、より人としてまともに見えるような感じ、他人から好意的に映るような人が多いという事が、そもそもの原因ではないのかという話も聞きました。敦賀の焼却施設は小さく、新しくもありません。わざわざ六百トン程度、自分たちのごみ処理もアップアップのところにもってきて、燃やさせる感覚そのものがもはや理解不能です。煙突などの立地から考えて、煙は敦賀の市街地に行くことが多いでしょう。押し付けている側が、敦賀市をなめになめきっている。それでも、お人よしに唯々諾々する。お金のメリットと、他人に好意的に映る自分に拘っている。そうした感覚を強く感じました。

 

 でも、この話は敦賀ばかりではないと思います。

 東京に留まる貴女も同じような感覚で過ごしていることは間違いないと思います。

 放射性物質があることよりも、人間関係を考慮し、人間関係を考え、そこに足を取られて東京にいる感覚を続ける貴女を僕は本質的に理解できないのです。

 根本的に、放射性物質が、ウクライナのキエフ並みにあることは間違いない環境下で、その放射性物質を吸引する可能性がずっとある環境下で、暮らし続けることを選択することは、放射能に汚染される自分を容認し続けることになります。身の回りの人間関係、家族、小さな子供たちへの心配などを口にしますが、それは言い訳です。完全に言い訳です。最も大事なことは、貴女が貴女自身が汚染されることを許容して生きていくのかという事です。

 原因不明のものが襲ってくるかもしれないという恐怖ではなくて、はっきりと存在している放射性物質が、家の中にも、家の外にはもっと、大気中、土、壁、アスファルト、樹木、電車内、駅、通勤路、会社、いたるところに間違いなく放射性物質はあります。桜島の噴火の後の、鹿児島市内のように、道路上に散乱して、偏差が偏って、そこかしこに落ちて固まっている。数十センチおきにホットスポットがあり、放射性物質が普通にある状態。こうしたところに、居られるとおもう感覚が僕には根源的に理解できません。

 僕は嫌です。

 自分をむしばむ可能性があるものが当たり前のように存在しているのなら、普通の生命体ならば、回避して、避ける以外の方法はないのですが、そうしたことを選択しようとしない貴女。自分が、蝕まれていくことを許容することに、本質的に人間として、何のベネフィットがあるのでしょうか。

 貴女の家族が蝕まれることが本質ではありません。貴女に近しい子供たちが蝕まれることが本質ではありません。

貴女自身が蝕まれる自分を容認するのかどうかという事が本質です。

 貴女自身よりも大切なものが、何かあるのでしょうか。それほど、周りの人々との関係の中で、人間的な対応をしたというように思えることが大切なのでしょうか。

 断言します。貴女が思っている百分の一も、周りは貴女のことを気にかけていません。

 他人は、本質的に、他人の事に関心はありません。貴女が、人に気を使う良心的な人間でありたいと念願していても、それは、貴女の心の充足に過ぎない話です。本質的には何の関係もありません。周りは、貴女のそんな心理充足に関心がありません。というか、関係ないんです。本質的に。

 人柄もよく、他人からよく思われていることが、貴女にとって、本質的な幸福をもたらすことはありません。貴女自身が、それを優先して、自分が蝕まれたら取り返しがつきません。

 貴女が何を優先するのか。貴女は答えがないままです。それでも、悩んで、貴女を守ることを、貴女が選んでほしいと、僕は思います。

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甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。

  

健康被害と思われる症状が先月中ごろから急増、深刻化しています。

 報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp                                 

 

 事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」