「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「ママ友が突然死しました」東京23区から電話。北九州ガレキ現地報告。本日鹿児島講演。

2012-09-15 00:57:14 | 福島第一原発と放射能

 さっき直接知っている東京23区内のお母さんから「よく知っているママ友が突然死しました。今朝亡くなったらしく、まだ詳しいことはわかりませんが」と電話が入ってきました。もちろん、突然死は誰にも、どんなときにも起こりうることです。でも懸念している人たちにこうした話が、本当によく聞こえてき始めているのも、間違いありません。

【北九州ガレキ阻止】

 まず速報。テント村の警察との絡みの中で、現地を取材していたスタッフが警察官に突き飛ばされて、負傷しました。「IWJ大分のスタッフです。肋骨にヒビまたは、骨折の可能性あり。確認中。」とのことです。排除対象ではなくて、取材していた側に怪我をさせるのは、相手のなんかやっていることがずれはじめています。

 「がれき焼却一時中断と説明を求める申し入れ」が9/14午後、北橋北九州市長(参考:野田総理、細野環境大臣、山本山口県知事)に対してなされました。山崎誠議員が午後に野田総理に届けました。阿部知子・斉藤恭典・平岡秀夫の各議員も賛同しています。

「ハイキブツバスターズ」から。

9/17(月・祭日)
9時~ 環境局日明工場、日明中央卸売市場前の公園で抗議集会

9/18(火)
10時~ 北九州市役所1Fロビーでの抗議集会

 さて、僕はとりあえず北九州に伺いました。なんというのでしょうか、北九州市は、おそらく突出してこの状況を無理やり突破する情勢です。とにかく対応せず、本日の状況も推移いたしましたから、このまま彼らは三連休突入でいよいよ門戸をなくし、このままガレキ焼却に踏み切ると思います。実際に、シビアな情勢です。元来から、北九州のガレキ焼却に関しては、僕は西日本では最も阻止が難しいと自覚していましたし、たとえば現地市議会で、誰一人として反対しないなど、西日本の他の自治体議会とはまるで異なる様相に、つらい戦いが続いています。意味のない行為を行う為政者を止めることは難しく、しかも本質的な動機が曖昧で、首長の政治的人間関係が決定要因となる話に、口をはさむことは、極めて難しいものがあります。奇跡の方策が思い至らず、申し訳ない気持ちが強いです。

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 もう一つは、「放射能防御プロジェクト九州」というグループの存在のあいまいさです。このグループは、現実には、かなり前から立ち上がっていたのに、過去、うまく機能できず(ここは僕も反省しています)、試験焼却前に、体制を立て直して、フェイスブックグループも立ち上げ、このガレキの問題も中心テーマの一つのはずでした。とにかく、目先の十七日にガレキの本焼却がせまっているのだからと、フェイスブック内のグループでもこれに専念して投稿してと、二回も管理側として呼びかけました。

 正直に申しまして、ものすごく失望しています。こういう意味を理解しないで違うテーマを投稿する人間などが相次ぎ、僕はよくわかりませんでした。数か月前の試験焼却の時には熱病のように盛り上がっていたくせに、いざ本焼却になると何もかきこまないどころか、違う話をする人たち。いったいこの人たちはなんなのかと。あれは、ブームだったのかと。命のやり取りをブームと捉えているのが多いのかと。

 放射能のことをいろいろ心配すること、対応することがありますが、目先で九州エリアで具体対応をここ一週間内に迫られているのは、この話だけなのに、その関心の薄さ、集中力の欠如。

 だから、僕は、「北九州のガレキに関心のない人は退会して」と言っているのです。九州エリアでもっと具体テーマがあるならまだしも、特になにもないのに、ネット上のやりとりでさえ、そこに集中しない人達の感覚を疑っているのです。

 いいでしょうか、「放射能防御プロジェクト」というのは、放射能防御のための具体活動をするためのグループで、それを地域別に設けているのです。もちろん人によって濃淡はあります。しかし、そこで、何が今特筆すべきテーマで、それにフォーカスを当てなければならない時に、ネット上でも意識が集中しないで、なんでそんなグループにいるのかという事です。現実にすぐに来る来ないは聞いていない。人にはいろんなことがある。だからベストの解ばかりはありません。でも、ネットの上で、そのグループで発言することくらいはなんとかふるまえる。協力できる。それさえできない人は、根幹がおかしいという事です。

 もうすこしはっきり書きます。情報提供する人たちの情報をもらうだけの立場なら、流れを作るのに、棹差す行いは慎むべきという事です。流れを、動きを考えるのが常識でしょうという事です。なんのために、あななたちは、この放射能防御に関心がある振りをするのかという事です。

 はっきり言って、ろくに関心もなく、自分の都合しか言わない人達のために、僕は「放射能防御プロジェクト」というグループを立ち上げているのではありません。現実に自分の身に迫っている放射能の脅威の認識から、その防御を考え、それをあなたの身近から、さらには社会的な活動として、どのように広げていくのかという事に、意識を持つ人が少しでも増えてほしいと思っているから取り組んでいるのです。

 ひとりひとりはできることに限りがあります。でも限りがある中でそれをやらないと何にもなりません。そうしたことをあなたたちが心の奥底で何を感じているのかという事です。正直、あなたの誤魔化しにお付き合いで、電話を聞き続けなければならないとしたら、僕はあほらしすぎます。真剣でない女の話を聞く趣味なんか、僕には1パーセントもない。そんなくだらないことなんかどうでもいい。真剣に考えて、真剣に対応する人以外は、相手にするのは百害しかありません。

 真剣なんですか。どうなんですか。一年半がたって緩んでいるんじゃないんですか。ものすごくそう思います。

 チェルノブイリで一年、一年半で、緩んだんです。もしかしたら大丈夫じゃないか、なんとかなるんじゃないか、考えるのがつらい、そして、ごまかすんです。

 いいですか、百万人に一人程度の頻度であるはずのこどもの甲状腺がんが、福島で出ています。政府側が原発由来でないと言っても。間違いありません、原発由来です。こんなことは、議論の余地がない。なぜなら、去年の浜通りはすでに36%、今年の中通の途中経過は44%、結節やのう胞が見つかっている。これも断言しますが、自然界に何もない状態で、こどもにこれだけの割合はありえません。絶対におかしい。こうした群の中で、発生しているのを自然現象と言い募るのは、非科学的です。もう少しいうと、嘘です。ただのプロパガンダです。狂っている。

 しかも首都圏で、3.11.以降数百人単位で子供をみている医師は、東京で三割程度はのう胞、良性腫瘍が甲状腺にあると話しています。

 もう目の前に状況があるのに、いつまでどこまで目をふさぐつもりですか。僕はそういう人たちに語りかけたいとはちっとも思わない。心を持って、とにかく現実とむきあいはじめた人間以外は、相手にしても、本質的な意味がないんです。

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!いよいよ本日開催です。! ☆鹿児島市で講演☆

【9/15(土)木下黄太講演 in 鹿児島】

時間 14時〜16時半 開場13時半

場所  鹿児島市  かごしま環境未来館  2階  多目的室

入場料 700 (当日券のみ)

問い合わせ先 kagoshimamma@gmail.com

主催  木下黄太講演会実行委員会  後援 株式会社かごしまんま

別室で託児も可能となりました。生後一歳以上(オムツ、ミルク、水筒、着替え、タオルなど持参のこと)。

お子様一人あたり300円で14時から17時まで預かり。(有資格者ではありませんのでご了解の上になります。)

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明日、9/16(日)は熊本で少人数のイベント開催が急遽決定。

場所「AZITO」熊本市中央区新市街6-20 玉屋通り

 

申込みアドレスは、clubpyramid@gmail.com 

(タイトルは「16日イベント、参加イベント名」と本文に参加者のお名前、参加人数は明記。 )
料金は講座やトークイベントは800円以上のカンパ制 交流会は飲食分実費 

電話お問い合せは 096-288-2460
当日は熊本市内を馬が走る例大祭。例大祭の合間に、子供たちを守る方法をお聞きになりに来られてはいかがでしょうか。熊本市内が一日中、お祭りなので昼から休憩所として開店しておきます。

1)午後3時から午後4時 「熊本市に放射能測定室をつくる会」によるガイガーカウンター護身講座

(中古車や建築資材の汚染から身を守る方法)

2)午後4時半からは木下黄太トークイベント

3)午後6時からは木下黄太との放射能フリーの飲み物食べ物での交流会になります。三部構成です。

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!一年振りに博多の真ん中で開催! ☆福岡市赤坂で開催☆

【9/17(月・祝)木下黄太講演 in 福岡】
 
「日本の放射能汚染の現実と今後の予測〜九州でどう向き合い生きていくか〜」

ガレキ受け入れ問題・・・食品の汚染と流通・・・避難移住関連・・・
子供たちの未来を守るために、いま必要なこととは・・・

◆2012年9月17日(月・祝)
開場:18:15
開演:18:45(20:45 終了予定)
◆会場:福岡市立中央市民センター・ホール
(福岡市中央区赤坂2丁目5番8号/TEL.092-714-5521)
http://www.shinko-chuo.jp/access.html
◆入場料:1,000円/当日受付にてお支払い
(入場方法は当日の先着順になります)
 
◆予約方法:こくちーずにて予約受付&メールでの受け付けも始めました。

http://kokucheese.com/event/index/49971/

もしくはメールにお名前、連絡先(電話)、参加人数、住所(何市や何町まで)を送ってください。

参加申し込みのメールアドレスはrdp-kyusyu@goo.jp

*託児:2歳以上のお子様に限ります。
一人につき600円、要予約
(メールで、保護者氏名・連絡先(当日の携帯番号)・お子様の名前・年齢・性別・人数・ アレルギーの有無をお送り下さい。)
連絡先はこちら→rdp-child@goo.jp
必ず題名に「木下黄太講演会in福岡 託児予約」と書いて送ってください。

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!北九州で燃やしたガレキの煙が目の前に見える!☆山口県下関市開催☆

【9/18(火)木下黄太講演 in下関】

 

下関市民会館 中ホール  19:00~21:00(開場18:30)  参加費1000円
ネット予約  こくちーずhttp://kokucheese.com/event/index/50581/

 


前売り券販売プレイガイド(9月1日以降の取り扱いになります)
  シーモール専門店  プレイガイド・ラン
  下関市民会館
ネット予約、前売り券をご購入の方は入場料が900円となります。
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!原発立地自治体に放射能ガレキも押し付けられる!☆福井・敦賀市で開催☆

【9/21(金)木下黄太講演 in 敦賀】

子供たちの未来を守ろう。

開場 五時半 開演 六時 「敦賀市福祉総合センター あいあいプラザ」 入場料500円  

お問合せ・予約「ガレキストップフクイ」→garekistopfukui@yahoo.co.jp に代表者名と参加人数を明記。