「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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僕が推察するバンダジェフスキー博士研究の欠陥。山本太郎候補が当落線上という見方が続く各社情勢分析。

2013-07-17 08:31:36 | 福島第一原発と放射能

 本日! 【バンダジェフスキー博士 徳島講演 with  木下黄太】

 本日夜は徳島講演です。18時半開演ですが、地元の方の挨拶や、僕の話も先に致しますので、18時45分以降から、バンダジェフスキー博士のお話が始まると思います。21時には終了する予定となっています。

 この時間帯に徳島市中心部にある、郷土文化会館にお越しいただける方は、是非おいで下さい。予約なしで直接お越しください。


【バンダジェフスキー博士・東京日程の広報&取材申込窓口】

特に7/22(月)に、都内の山手線エリアで取材対応を終日行います。下記窓口まで。

「(株)アスコム」プロモーション部   山田

TEL03-5425-6627 FAX03-5425-6759 Email yamada@ascom-inc.jp

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 バンダジェフスキー博士も体調も厳しい中で、頑張って日本人一人一人を覚醒させるために、話を続けておられる状態です。僕も過労からか、喉が腫れあがっていて、お互いが満身創痍の闘いの状態となってきました。きょうの講演までは、お互いに何とか乗り切れると思いますが、最後の東京の日程をどう切り抜けるのかが、博士も僕も大変なんだろうと実感しています。

 ところで、京都の講演で気になったのは、膵臓や肝臓の疾患の報告が続いていて、しかも良性と悪性の識別がまだつかず、生検や一部摘出などの報告事例があったことです。これは、3.11後に発覚している話で、東京東部など、首都圏で比較的汚染の強い地域からの避難者やそのご家族から聞こえてきている事例で、健康被害を訴える内容が、より強くよりはっきりとしている傾向がある気がしています。どういうふうにそうした状態を考えるのか、博士の話は、その手掛かりにはなると僕は思っています。

 ただし博士の論考に関しても、僕の目から見ても、あきらかな欠陥もあります。

 これは、どうしてセシウムの影響だとバンダジェフスキー博士が言い切れるのかということです。博士がおこなった研究は、亡くなった患者の臓器を摘出し、心臓などの臓器にセシウムが蓄積していたことをあきらかにしました。このことは、はっきりしています。死因とセシウムの連関性を博士が推察されるのはよくわかります。

 しかし、残念ながら、博士が計測されている核種は、セシウムのみですから、他の核種の状態がわかりません。その臓器にセシウムが一定程度蓄積していることまでは、確かめられているとしても、他の核種はわかりません。というか、常識的に判断すれば、他の放射性物質も、一定量、蓄積されている可能性こそが、考えられると思います。つまり、多くセシウムが蓄積されている臓器には、別の放射性物質も大量に蓄積されていて、そのどの要因が臓器に決定的な悪影響を与えているのかを、識別は出来ていないのではないかということです。

 勿論、あの時代と、ベラルーシの国の水準を考えると、ここまでよく達成した話であって、あれ以上は、無理だと普通には思います。それは、時代や国家の制約です。研究の欠陥はある点ではあきらかですが、致し方ない欠陥でもあります。21世紀の日本で、博士の研究を、ただ中傷する話にしている輩(一部医療関係者)がいるのは、あまりにも低水準な話です。

 つまり、本来であれば、バンダジェフスキー博士の研究は、この研究を切っ掛けとして、次のステップに進むための研究であって、その途中過程で、当局側に中断を余儀なくされた研究なのです。この点では、残念ながら、バンダジェフスキー博士の研究は未完成ですし、どうしても欠落があるのです。

 僕は思うのですが、本来、この福島第一原発事故をうけて、日本の医療関係者が、博士の研究の視点や情報を踏まえて、次の調査研究の動きをはじめるのが、本当はのぞましいと思います。しかし、バンダジェフスキー博士の様な、ある意味で際立った能力やパーソナリティの持ち主でも、チェルノブイリ事故後、4年から5年が経過してスタートしていることを考えると、周りの目を気にすることを、人生の最大価値観としている日本人、特に医師が、こうした研究に踏み切ることが可能か否かは、現実には、とても難しい話なのだろうと僕は思います。

 なぜ一般の人が博士の研究に関心を持ち、それよりも圧倒的に少数しか医師が関心を持たないのか。

 それは、バンダジェフスキー博士のこうした研究の意味合いを、その時代制約や限界も含めて、適切に認識すると、逆に、汚染国日本の医師として、あなたはなにをしているのかと、内面をえぐられるしか無くなるからです。医療後進国の医師がここまでやっているのに、もっと機械レベルの高い国にいる医師が殆ど何もやっていないのが大半だということがはっきりするからです。彼らにとっては、一般の人が博士を知ることよりも、内心、より苦痛なのだろうと思います。

あなたたちが、人間としての意識が、さらに劣等なのではないかということです。

まだまだ、非常に難しい戦いが続きます。


 さて、参議院選挙で、僕もバンダジェフスキー博士も、唯一関心があるのは、東京地方区の五議席目です。

 マスコミ各社で、鈴木寛候補と山本太郎候補のどちらを当選と判断しているのかが、とにかく分かれています。投票率、事前の投票の調査などの要因の見方で、どちらともとれる情勢らしいです。期日前投票の出口調査の数字とその社の予想判断が違っているケースも多く、混とんとしている状態です。蓋を開けるまでわからないでしょう。

 この被曝回避という観点で、どちらの候補が、より日本の為になるのかしか、僕は選択肢はないと思っています。そして、そういうことを少しでも思っている都民全員が、必ず投票行動をおこなうことしかありません。

 多分投票率が大きく左右します。これは、自分の意識がある人が、必ず投票行動を行う事しかありません。

貴女が投票しないと結果は全く異なります、その自覚を忘れないでください。

 僕はこういうことでも、都民一人一人の意識レベルを確認するしかないなと思っています。絶望ばかりしている訳にもいきませんが、絶望の中からしか再生がないのも、今の日本のリアルと感じているからです。

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東京は参議院選挙前日の土曜開催!サプライズ企画中!!

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

開場13:40 開演14:30  場所:新宿文化センター 大ホール

e+お申込み⇒PC用購入ページ

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001

携帯用購入ページ

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

 

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