「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【最も大きなリスクは肺】日本で承認され、WHOも備蓄推奨するセシウム低減薬、説明書の記述。

2013-07-18 11:53:59 | 福島第一原発と放射能

 放射性物質を排出する有効な手段として、キレート剤がありますが、吸着し排出させるというキレート剤は、薬剤としては有効な部分があり、米軍などでも強力なキレート剤を用いて、被曝を考えられる際に、被曝低減に努めている薬剤であることは、知られています。ドイツ製のラディオガルダーゼという薬品が、偶然にもこの事故の半年前、2010年10月に厚生労働省から製造販売承認を受けていました。販売は2010年12月の様です。

「放射性セシウムによる被ばくが発生した場合の体内汚染軽減のためには、出来るだけ短時間の内に本剤を経口投与することが望ましいことから、今後、国内各地域の緊急被ばく医療対応機関、災害拠点病院等での備蓄の推進が期待されます。

 本剤は、国際的には、米国において Strategic National Stockpile の制度に基づき国家備蓄が開始されているほか、世界保健機関(WHO) においても Essential Medicine の一つとして備蓄推奨のリストに上げられるなど、標準的な放射性セシウム体内除去剤として位置付けられています。」

当該薬品に関してはこういうプレスリリースが為されています。

もちろんキレート剤は、経口的にはいった放射性物質を吸着し排出する作用のモノですから、僕はその観点でしか確認していなかったのですが、実は、この薬品の説明書を何気に読んでいたら、次のような記述がありました。

WHOも備蓄推奨する、ある意味、セシウムを排出し、低減すると、公認されている薬の説明書の記述です。

http://www.nmp.co.jp/member/inter/pdf/radio_Cs.pdf

P2~P3です。

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3 放射性物質による汚染の種類について

(1)体外汚染と外部被ばく

   〈略〉

(2)体内汚染と内部被ばく

体内汚染は放射性物質が吸入または摂取されたり、開放創や熱傷から侵入したり、皮膚から吸収されたりした場合に生じる。体内汚染によって取り込まれた放射性物質の放射線により被ばくすることを内部被ばくという。放射性同位元素の中には、放射線障害に加えて、その化学的性質により特定の標的器官に毒性を及ぼすものがある。

体内汚染の主な入口は呼吸器系であり、最も大きなリスクにさらされるは肺である。直径5μm未満のエアゾル粒子は肺胞まで達するが、それより大きな粒子は近位の気道までしか達しない。エアゾルはリンパ系や血液で吸収されて、排泄されるまでの生物学的半減期に応じて放射線を放出し続ける。このような状況では気管支洗浄がしばしば有用な処置となることが多い。

また経口的に消化管に入った放射性物質は、その化学的構造や溶解度に応じて吸収される。

   〈略〉

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ほんとにうっかりしていたのですが、キレート剤は、食べたり飲んだりしてしまった放射性物質の吸着排出剤と考えていたので(実際そのとおり)、その説明書に吸気被曝に関しての記述があるとは思っていませんでした。

よいですか。内部被ばく、体内汚染という概念の中で、WHOも備蓄を奨めていて、諸外国で使われるキレート剤、その説明書に書いている記述です。もう一度確認しましょう。

「体内汚染の主な入口は呼吸器系であり、最も大きなリスクにさらされるは肺である」

⇒「直径5μm未満のエアゾル粒子は肺胞まで達する」

⇒「エアゾルはリンパ系や血液で吸収されて、排泄されるまでの生物学的半減期に応じて放射線を放出し続ける」


僕が推進側は本当によく知っているし、危険もよく知っていると何回も書いています。米軍やロシア軍はさらにそうであると考えています。軍事的にはキレート剤が圧倒的に第一選択肢ですし。

それは、こうした経口的に入った放射性物質排出の為の薬品説明の中でも良くわかるのです。

吸気被曝、呼吸からはいった放射性物質が肺胞に到達し、リンパや血液に与える影響が、どれだけおおきいのかということを、こうした説明からでさえ、はっきりと認識できます。

知っているんです。

こんなことさえ、理解したくない汚染地の人々は、自分たちの判断で、自分たちを追い詰めているだけだと僕は思います。

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東京は参議院選挙前日のあさって土曜開催!サプライズ企画中!!

 

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

 

開場13:40 開演14:30  場所:新宿文化センター・大ホール

 

e+お申込み⇒PC用購入ページ

 

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001

 

携帯用購入ページ

 

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

 

 

 

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あさって午後、バンダジェフスキー博士東京講演・新宿文化センター、サプライズ企画は引き続き検討中。

2013-07-18 04:26:06 | 福島第一原発と放射能


すいません。熱と喉の痛みがあって、車を運転してもらって、ようやく近畿に戻りました。ぼーっとしながら、体力限界で書いています。手短になります。

しかも今晩も移動になりますから。

あすは、15時~16時で東京にある外国人特派員協会での記者会見になります。

あさっての午後は東京講演、およそ800人近いお申し込みがあり、選挙情勢なども相まって、さらに参加される方がふえるかもしれません。サプライズ企画はまだわかりませんが、博士は「選挙前日の東京講演は、なにかやりたいね。」と積極的な感覚です。

徳島講演は240人近い参加者でしたが、博士の話のテンポやまとめ方もこなれていて、聴衆のレベルも高い方も多く、今回の日程の中では、最も分かりやすく、仕上がりよい講演になったと思います。

これでフィナーレの東京講演とセミナーです。

バンダジェフスキー博士の話を聞く機会は、日本では極めて少ないです。次の機会があるのかどうかも、僕には分かりません。ですから、是非足を運んでいただきたいと思います。

特に東京講演は、とても面白い事象に遭遇できるかもしれません。


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東京は参議院選挙前日のあさって土曜開催!サプライズ企画中!!

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

開場13:40 開演14:30  場所:新宿文化センター・大ホール

e+お申込み⇒PC用購入ページ

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001

携帯用購入ページ

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あからさまな政治目的や営利目的で、博士に接近している方であると判明した場合、参加はお断りしています。

まじめな医師、専門家、一般の方で研鑽を積まれている方に迷惑です。徹底して、排除します。

【7/21(日)東京 専門家&医師向けセミナー】

 9:10開場。9:30~16:30。逐次通訳。恵比寿駅5分の会場。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/97131/【金曜正午締切】

*電話申込も可能です。 080-8051-3045    (11時~19時 木村) 

 

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【バンダジェフスキー博士・東京日程の広報&取材申込窓口】

特に7/22(月)に、都内の山手線エリアで取材対応を終日行います。下記窓口まで。

「(株)アスコム」プロモーション部   山田

TEL03-5425-6627 FAX03-5425-6759 Email yamada@ascom-inc.jp