2020年東京五輪。汚染実態を徹底して隠ぺいすることが、さらに加速すると言う事です。特に東京で。ものすごい地獄が待ち構えています。しかも、本質的に逃げるべき場所など、おそらく僕らにはないということも、認識させられています。ある意味、日本政府がまともでないと同じく、世界もまともではありませんから。
今回の結果は、衆議院選挙結果以上に、ある意味で日本と日本人の意識に大きな影響を与えることになると思います。偶然も作用して、大多数の日本人に対して、オリンピックというお墨付きを得たことが、とても大きいからです。流れで、この錦の御旗を得たことによって、他のことは些かも関係なく、東京が大丈夫という意識が確定します。放射能汚染の健康被害は出ないという宣言が、現実に達成されるかどうかではなく、達成されているという振る舞いを、今まで以上に強要される時間も、最低、7年間は続くと言う事です。東京では特に顕著になります。
ここにはオリンピック景気という名の下に、全てがひれ伏す構図になることは、容易に想像ができます。それがどこまで実体化するのかとは、関係なく、そういうストーリーを欲している人々なのですから。お金というものの作用に抗える人間は、文明社会に本質的には1人もいないですから。
勿論、IOCの委員たちが、放射能安全性を決める知見がある訳でもなく、オリンピックが東京に決まったから、東京が大丈夫というような理論は、論理的な整合性は、ほぼありません。しかし、この世界というのは、そうした論理的な整合性で動いているよりも、圧倒的に気分で動いているものです。その気分は、物凄く強い流れで、東京を肯定し、東京の安全を疑うなど微塵も存在しないという流れが、さらにさらに、加速する状況になります。無自覚に。これに対して、抗う術は、僕らには、ほぼないと思います。多分、レジスタンス的な発想をしていたら、今度は、完全に死滅させられる方向になりかねません。
しかも、世界が僕らにまともに反応してくれるなどと考えたら、大間違いです。外の世界は、自分たちの都合で考えて対応するだけで、今回の東京五輪決定のプロセスを見ていても良くわかるように、本当に頼る縁が、ある状態ではありません。その時、その時の都合で、適当に対応する状態です。
日本は、この流れがはっきりしたことで、旧ソ連の防御徹底し内に閉じこもるという選択とは、全く逆のロードを直走ることを決めたにすぎません。自覚的決定の部分もありますが、オリンピックという甘い毒薬が手に入ったため、その流れが自然と出来上がったと言う事です。そして、偶然もはたらき、自然と出来上がった時代の流れというものに、抗える人間など、まずいません。良くも悪くも歴史のうねりの中に放り込まれています。その自覚を持たないとなりません。そのことを意識していない我々が殺されることが、現実化する時代になるだろうと僕は思います。無自覚な流れほど怖いものはありません。
非常に困難が多くなったと僕は感じています。更に非国民と烙印を押され続ける状態となるでしょうし、どこまで発言できるのかを見極めていかないと、難しい時代がはっきりと始まったと思っています。その中で、突破方法がなにかあるのか、今の段階で、僕には答えがありません。ただし、言えることは、7年もの月日は、今の時間の流れの中では、実質は相当な長期間になりますから、この流れが同じような流れとは限らないということです。流れが変わるだけの現実が、堰を切って出てくることがあれば、状況は混とんとしてきます。そして、そういうことは、実は時間経過とともに発生してくる可能性も高いのです。これは、人間がコントロールする話ではありません。
隠蔽に抗えば勝てないですし、最後は殺されますが、否応なく噴き出すものは、人知を超えるものですから。そうした流れが出てきたときに、機を逃さないことがとても大切になります。そして、それまでは、自分や家族、大切な人と生き延びることしか、この話の本質はありません。
僕らに頼るべきものはありませんし、「約束の地」もありません。己が出来る範囲内で、どうしたら生き延びられるのかを考えるしかありません。
貴女は、どうしますか。貴女は生き延びたいのでしょうか。
追記
僕はヒットラーのベルリンオリンピックを思い出しています。