「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「私も甘く見ていた。こんなに分かりやすい放射能の影響はない。」多発性骨髄腫を発症した汚染調査専門家。

2013-09-12 14:59:45 | 福島第一原発と放射能

 放射能をどう考えるのか、放射能とどう向き合うのか。僕は同じことを繰り返し考えます。これは、当初から、感覚は同じなのですが、「放射能に人間は勝てない」というテーゼです。僕は放射能に対抗しようと思ったり、放射能を克服できると思ったり、何か抜本解決策があると思ったことは一度もありません。このことに関しての確信は最初から根強く持っていて、それが時間の進行とともに消えるどころか、日々、強まるだけしか僕の中ではありません。僕は確かに他の一般の方よりも、こうした危機意識に関しては、元々高い方だとは思いますが、それは適切な対応策を適切に取るというレベルの話でしかなく、こんなことは、僕の中では自明の話で、その自明の話を認識するまでに、他人がどうしてここまで時間がかかるのか、時間がかかってもどうしても認識しないのか、実は皆目見当が尽きません。放射性物質による汚染に関して、首都圏の土壌調査などを行ったことで、西ヨーロッパの都市部よりもあきらかに酷い汚染が、東京の都市部に蔓延していることが分かると、2011年春に「東京は無理かも。」と思っていた感覚が、2011年初夏に「東京は無理。」と強まっただけで、当初の懸念が、さらに確実になっていく感覚しかありません。

 こういう僕からすると、世の中の大半の人たちが、現在に至るまで、緩い意識で生きていることも、違和感しかないのですが、そればかりでなく、原発に反対する人やチェルノブイリに医師として応援に向かったという人が、被曝を軽視する感覚は、根幹から理解できないものがあります。

 さらに、汚染地でしかない東京で反対活動やデモ活動をしている人たちが、結局大きくみえる命題の闘いに意識を囚われていて、給食や学校の最低限の防御、食の安全基準などの現場で闘うことも実質放棄され、「福島を救え」の合言葉の下に、自分や自分の子どもの命を優先していない状態を見ると、「逃げる他に、本質的な回避策はないのに」と思うだけです。

 そもそも、汚染地でいる時点で、あなたたちは日々追い詰められているのが、現実ですから。

 僕は臆病者なので、臆病者として、あたりまえのことを考えて、皆さんに伝えているだけです。別に勇気があると言い張る方は、人生で何をされても構いません。しかし、結果は、その人本人に返るだけです。ただし、被曝のことを懸念しているという方たちの中にも、こうした意識が薄い方はいらっしゃいます。そして、被曝に関して、専門家と言われる人達の中にも、残念ですが、そういう方がいらっしゃいます。

 この話は、被曝に関して懸念を表明されていて、汚染調査などに、福島県内には、数回、さらに他県で高濃度の汚染があると考えられるエリアの調査には、一定数以上行われている、汚染調査の専門家の方の話です。放射能よりも、他分野でこうしたことをされていた方だと思いますし、お名前も被曝関連のことを考えている人たちの間では認識のある方です。この方が、懸念して、調査し、それに基づいて、各地で数十回講演もされていて、その内容は現地の皆さんにとって、大変な助けになったと聞いています。そういう認識を持っている筈で、なおかつ汚染調査(放射能対象ではもともとない)の専門家という彼が、今、どのような身体症状がおきていて、どのような体調に現在あるのかという報告が届きました。この話は、僕も他のところから、まず伺っていて、二重三重に聞こえてきています。

 このことを書くのは、大変に酷な話ではあります。内部被曝に認識があって、汚染を懸念する専門家でも、こうしたことがおきている現実。とりあえず、お読みください。

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ブログなどいつも大変参考にさせていただいております。

ありがとうございます。

今回、ある方のご病気の話が届きました。
私自身も面識もある方で、できましたら直接お会いしに行きたいのですが、今は事情が適わない状況です。なので、ご本人に確認を取っていないのですが、その方のおっしゃっていることの重要性を考え、木下様にメールさせていただきました。

その方は3,11以降放射能汚染を懸念しての講演会を各地で数十回程度は行っている専門家の方です。

福島にも正確にはわかりませんが確か両手に収まる程度の回数は調査に行っておられ、他、中・高線量地域にも調査に行っておられました。
また、低線量地域も調査して回ってくださっており、我が家の雨どい下なども調査してくださいましたが、その際の測定の様子(線量のあるところからは一定距離離れてはいるが、座り込む、など)から、他地域と比べて低いとはいえ、少し健康に影響はないか心配ではありました。しかし、汚染を懸念しているからこそ調査をしてくださっている方であり、ご自身の調査結果からも、中程度汚染地域から当地に疎開中であった私に「戻らないほうがいい」とご助言くださったような方です。

震災の年の秋ごろに、体調の不調の話はご本人からぽつぽつ既にお聞きしていました。
ですが、大きくはない症状のいくつかではあり、各地からの依頼もあり調査を続けてくださっていること、合間に講演会なども引き受けてくださっているご多忙の中でしたので、お疲れもかなりだろうと「どうかご自愛ください」と伝えるにとどまっておりました。

昨年お会いしたときには少し前に体調が悪化し入院したとおっしゃっていました。

今年に入って春ごろ、体調があまりよくないことを聞き始めていましたが、
今夏、「体調が、かなりよくないらしい」と聞きました。


病名は、「多発性骨髄腫」だそうです。
そして「こんなにわかりやすい放射能の影響はない」「私も甘く見ていた」とご本人がおっしゃっていると聞きました。

上記のように放射能の影響を懸念しているからこそ調査に向かってくださっている方で、汚染について言葉を濁さず、そう伝え続けてきてくださっている方の言葉です。
給食や地表の汚染、子どもたちを心配する母たちに「常に全体を見る」ようにアドバイスを下さり続けている方の言葉です。
この放射能のことも、大きな枠組みの中で捉えていかなければならないと常におっしゃっている方の言葉です。
311以前も以降も、いつでも困っている人のためにかけつけてくれる方の言葉です。


この言葉を受け止めなければならないと思います。
お元気になってほしいと心から祈っています。

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  健康被害と思われる症状が、更に深刻化しています。 

  報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

    事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 

   「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。被曝から2年半が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は危険です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。早く移住してください。」

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。 

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【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

前売り/1000円  当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp


【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com


★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』


【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

『放射能健康被害の現状と対策』

14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658


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【バンダジェフスキー博士講演DVDに関しての注意】

7月中に申し込まれた皆さんには、こちらから入金内容を記したメールはすでに送信しております。 

しかし、まず5%の方には、メールが届いておりません。 

こちらに頂いているメールアドレスを間違えているか、受信設定の為と思われます。 

また、メールの受信設定をもう一度ご確認下さい。特に携帯電話のアドレスの方は。 

こちらからは、@yahoo.co.jpのホストから送信します。 

また、こちらからのメールが、あなたの迷惑メールフォルダに、誤って入っていることも想定されます。

いま一度、ご確認下さい。 

一昨日より、8月に申し込まれた方も、順次送信しています。同じくご確認をお願いします。

受信された方から、入金頂ければ、順次発送しています。

 なお、何かお問い合わせのある方やメールが見当たらない方などは、バンダジェフスキー博士の2013講演ホームページより、お問い合わせ下さい。⇒⇒⇒

http://bandazhevsky.jimdo.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/