14年前のきょう、東海村でJCO臨界被曝事故がありました。僕も含めた日本人は、この放射能事故の教訓を何一つ活かせませんでした。犠牲者に合掌。そして、更なる犠牲者となりつつある、多数の日本人に合掌。
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父親が亡くなるという事がおきたことで、自分の心のスイッチが何か入る女性は昔からいます。
きのう、実はある知人女性と、電話でとりとめもなく話をしていました。
震災前には、友達として飲んではいましたが、そんなに凄く親しい訳でもない彼女が、先日、御父さんが亡くなられたらしく、久しぶりに連絡があって、やりとりしました。東京で、今も一線の仕事をしている彼女。御父さんが住んでいた場所は、北関東で、放射性物質の降下は相当に多い所です。この1年半くらいで、突然、癌が発症し、闘病は続いたものの亡くなられたそうです。
本人の中で、御父さんが亡くなられてから、何日も経っていない状況で、「実感がしない」と言いながら、どたばたしている時期に、どうして僕に連絡をしてきたのか。
本人から、仕事や状況から、そのまま東京にいるしかない現実を話し続け、水道水は避けていることや食べ物の産地は気にしているという話や僕の書いていることを気にしていたことなども、更に話が続いていきます。
「父の死」という事象が、何か彼女に、少しパンドラの箱を開けさせたような気が、僕にはするのです。彼女が、次にどう変わるのか、僕には気になります。震災直後には、福島応援も口にしていた女性の思わぬ状況でしたから。
さて、同じきのう、少し長いメールを送ってきた女性がいます。はじめてやり取りする方です。
この女性も、お父さんが、つい最近に亡くなったそうです。たぶん、亡くなったことで、いろんな思いが膨れてきて、メールをされたのだと思います。亡くなられたのは、南相馬です。心筋梗塞による父の死とそれによって、思わぬ本音が親族で語られるという、福島の現実がわかります。
これも「父の死」が、少しこの方たちのパンドラの箱を開けさせたような気がしています。
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連日のご活躍ご苦労さまです。たゆまない努力と2年半以上たってもなおぶれずにご行動なされていること、いつもブログを見て感謝しております。ありがとうございます。
さて今日は報告まで。
今月、南相馬市に住む父がなくなりました。73才で、原因は心筋梗塞とのことでした。
もともと心臓は強くなく、私が子ども頃に仕事を辞めてまして、まあぶらぶらと過ごしておりました。
大震災の時はあの水素爆発後にいったんは福島市へ避難させました。線量は高いのは充分承知はしていたのですが
父は知らない場所(たとえば県外など)の避難所などではやっていけないだろうとのこともあって、その年の11月まで福島市におりました。そのあと南相馬市に戻りました。私はできれば戻ってはほしくなかったのですけれど、本人たちの希望と他に具体的に連れてゆける場所もなく。
震災前は年齢の割には体力はあった方だと思います。
今回の父の死は本当に急で、心臓はもともと強くはありませんでしたが、これまで救急車で病院に運ばれるとか手術をするといった話はなく、私も電話で悲報を知った時、にわかには信じられませんでした。
実はその2日前くらいに心臓が痛いと母にいってはおり、医者にはいったようでした。その日の朝いつものように4時頃におきて新聞をとってから、ごそごそと自分のことをやって、また布団にはいるのがパターンだったらしいのですが、母によれば入ってから15分たったかたたないかのうちに「がー」という声?をだして、ひっくり返ったとのことです。子どもが駆けつけた時には、多分もう亡くなっていたようです。医者は、検死の必要はなしと言われたそうです。
私は震災後いろいろ調べて、南相馬市へ戻ることの危険性は充分認識しておりました。それでも仕事の関係等で、やはり他の地へはいけないとやむなく判断、小さい子どもはいないので、それだけは気が楽だったといえばそうかもしれませんが、セシウム汚染などによる心筋梗塞の例をチェルノブイリ関係の例から知っており、両親にはせめて食べるものだけでも気をつけるようにとはいってはおりました。水はボトル入りのものを使用していましたが、その他は特に注意してなかったようです。
福一からたった25キロ地点でこれでは、とあきれられてしまうかもしれません。でも今回震災後初めて帰って分かりましたが、周りがまったくそうなのですよ。
私ははっきりと母に「セシウム汚染で心筋梗塞になるってことはもう事実なんだよ」といいましたが、果たしてどこまで受け入れていれたかどうか。そして今も。
でも今回のコトで、くるべきものが本当にきたんだ、これからもしっかり見届けなくちゃいけない家族がいるから、しっかりしなくては、と思い始めております。
でも、どうせ年も年であるし、もともと心臓わるかったし、セシウムがどうのこうのと騒ぐほどでもないと思われているのだろうな、あがりつつある福島県の死亡率の一つに(よくわからないけれど)自分の父の死が加わっただけなんだろうなと思うと、本当に悔しくてなりません。
世代の考え方の違いをはっきり認識できたことも、ある意味今回非常に興味深いものでした。いわきにいる従姉が、私の父のお焼香にきてくれていて、そのときに付き添いできていた叔父(彼女の父親で、私の母の兄)と話していた時のこと。私が
「いま、いわきって大変なんでしょう、いっぱい避難者がいて、インフラがもたないって。」ときいたら、すかさず叔父が
「そんなことねえ、大丈夫だどう。」といったのに対し、従姉ははっきりと
「大変だよ、市役所だって大忙しだしね。」と言い切ってました。そして食べ物の話となり、叔父が
「福島産のもの食べねっきゃだめだ、福島県なくなっちまうべ。おれは店にいくと福島のもの置いておけっていうんだ、俺はたべねーけどな。」というのに、従姉は
「福島県なんてあの爆発のときになくなっちまえばよかったんだ。そうすればみんな逃げられたのに!」といったのです。
自分にも孫がいるのにその孫の将来を考えられない世代と、その「孫」(自分の子)をしっかり育てようという世代のギャップがみえて、このギャップが最大の足かせであるのだけれども、やっぱり自分とおなじように地方自治体の存続よりもまず命を優先しなければと考えている人はいるのだなと思うことができました。
木下さんはあまい希望もなにもなくただ悲惨なこの現実を伝えることに専念していらっしゃる(と私は勝手に思ってます、違ってたらごめんなさい)のですが、そういうお立場からすると、地元でこんなことぐたぐたいってても、なにもならないどころか、むしろ害になっていると思われるでしょうか。私は少なくともそうおもっておりました。でも今回いってみて本当にそうだったんだな(皆流されている、知らない、知らんフリをしている)、ということが認識できました。改めて、兄弟とこれから協力しあって、これからどうにもならなくとも、せめて流されて知らぬフリで行きてゆくことはすまいと決心を固くした次第です。今のこの状況ではそれくらいしかできることは思いつかないのですが。
もう一つ、今回私は初めて中通りの福島市からバスで浜通りの南相馬市へ戻ったのですが(いつもは常磐線で上野から帰っていた)、その道って飯舘村をしっかり通るのですよ。私はそれを知らなくって(他に道もないのですけれどね)はじめ飯館村というサインをみたときはびっくりしてしまいました。ええ、住んじゃいけないのに通ってもいいの?しかも自家用車もいっぱい通っていましたし、ちょっとした空き地に車をとめて立ちションなさっている方までいらっしゃいました(もちろんマスクなどしておりません)。除染もやってましたが、だれもマスクなどしておらず、土をはぎとってあの干し草詰め用の黒い大きいビニールに丸めていれてその上からブルーのビニールシート。やる気もなにも感じられませんでした。帰りも同じ道で、よく注意してみていたら、飯館村を過ぎてちょっとした川俣村のバス停には小さいお子さんをつれた若いお母さんが二組ほど。もちろんマスクなどしておりません。
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300枚限定で、バンダジェフスキー博士講演DVDの販売2次予約をおこなっています。
今回は、国内送付のみに限定。インターネットでの、継続販売は、体制的に難しいため、この300枚が終了した時点で、このDVDのネット販売はうちどめにする予定です。
バンダジェフスキー博士東京講演DVD予約申込先⇒
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DVD申込の詳細や注意事項は⇒http://bandazhevsky.jimdo.com
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いよいよ金曜日! 【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】
18時開場 18時30分開演・終了21時
場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
旭川市5条通り4丁目
★施設の有料駐車場あり
前売り/1000円 当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。
予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp
土曜日は札幌! 【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】
場所:佐藤水産文化ホール 座席数:140席
札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階
*札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
時間:13時開場 13時30分開演・終了16時30分
*14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。
前売り/1500円 当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
清算いただけます。
予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com
★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』
今週日曜! 【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】
『放射能健康被害の現状と対策』
14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円
※事前申込の必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658
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