「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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9/27で、ミャンマー軍に長井健司さんが殺害されてから6年が過ぎたことになります。

2013-09-26 23:58:34 | その他


六年前の、2007年の9/27にミャンマー軍が取材中の長井健司さんが殺害されました。

長井さんの殺害は、ミャンマーという国の状況を、世界が認識するのに、大きな出来事となりましたし、世界的な文脈の中で、ひさしぶりに日本人ジャーナリストの名前が刻みこまれたことでもありました。

あれから、六年の月日が過ぎて、もう七回忌となります。

ミャンマーの情勢は激変し、声高にミャンマーを非難するアメリカやヨーロッパではなくなり、ミャンマー政府の対応も開かれたものに変化しつつあります。

その意味で、声がとおりやすくなる状況となりました。

時間の経過とともに、状況というのは、実は大きく異なってくることがありうるのは、真理です。そうなりつつあっても、長井さんが、殺された時に、まわしつづけていたビデオカメラは、残念ながら今も行方が分かりません。

現在のミャンマー政府は、日本側の問い合わせに対応はしているものの、そのカメラの在り処については、「知らない」という見解を基本的に崩していません。この為、カメラの発見は為されていません。

それが、事実であるのかどうかはともかくとして、大きく現実が変化しても、まだ染みついた汚点のように、ビデオカメラは戻ってきていません。

「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」は改めて、ミャンマー政府にビデオカメラの返却を求めたいと思います。

このブログは、そうした強い意志を表明する場でもありますから。

長井さんの冥福をお祈りいたします。