福島の子どもたちを励ましたいとか、勇気づけたいとか、そういうことを企画するのは、何も問題がありません。そのために子どもたちが千羽鶴のタペストリーを作るのも、わからなくはありません。
しかし、箕面の小学生2人を、手渡しの為に、放射性物質が大量にある福島県に行かせることは、言語道断です。ありえない話です。しかし、そういうことが、箕面市でおきています。箕面市の公式ブログをご覧ください。
⇒⇒⇒http://blog.goo.ne.jp/minohblog/e/e57c909b1b15fd38bddeefb98d1ec146
《9月21日(土曜日)、22日(日曜日)には、箕面市の子どもたちを代表して、豊川北小学校から2人の子どもたちが福島に行き、“絆のゆずる千羽鶴タペストリー”を福島の子どもたちへ手渡します。福島へ派遣される子どもたちは、「福島の人たちへ伝えたいこと」をテーマにしたスピーチオーディションを受けて、選ばれます。》
よろしいでしょうか。公立の小学校でスピーチコンテストをして、福島に行く子どもを選抜して、行かせるように仕向けているのが、箕面市がしていることです。
被災地の心情を理解することや、被災地に寄り添うということは、小学生が放射性物質に汚染されている場所にわざわざ行く話と同じでありません。そんなに福島の子どもと寄り添いたいなら、箕面市がお金を出して、箕面に福島の子どもに来てもらうべきです。本質が完全に逆転しています。
しかもイベントは下記のような、ゆるキャライベントです。
《「ご当地キャラフェスタ」は、福島県内外のご当地キャラクターが一堂に会し、福島の子どもたちに笑顔を届けるとともに、福島県の元気を全国に発信することを目的として、9月21日(土曜日)、22日(日曜日)に、福島県白河市の城山公園で開催されます。当日は、「ゆるキャラ®グランプリ2012」で近畿1位に輝いた、箕面市PRキャラクター「滝ノ道ゆずる」をはじめ、120体のキャラクターが「ご当地キャラフェスタ」に参加する予定です。また、2日間で、8万人の来場者が見込まれています。》
小学生と一緒に福島へ行く、箕面市のゆるキャラはこちら。
空いた口が塞がりません。というか、この国がどこまでおかしくなっているのかを、皆さんはきちんと考えるべきです。
これは、「善意の犯罪」という可能性のある話だと僕は思います。何か悪意が在ったり、リアルを見据える厳しい感覚の方が、余程ましです。善い事をしていると思い込んで、小学生を放射性物質で汚染されている場所に、わざわざ連れて行くと言う事なんです。本当に愚かな話としか思えません。
応募者を募った、「ふくしま子ども大使」の上を行く話です。公立の小学校で、市が応援してやらせる話ですから。単独の小学校の開催ということでなく、箕面市と箕面市教育委員会が、十分関与していることは、箕面市の公式ブログに掲載されていることからもあきらかです。溜息が出ます。
箕面市の倉田市長は、元総務官僚。39歳。自民党の倉田雅年元参議院議員の息子さんです。
https://twitter.com/KurataTetsuro
箕面市のHP http://www.city.minoh.lg.jp
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健康被害と思われる症状が、更に深刻化しています。 報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。被曝から2年半が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は危険です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。早く移住してください。」
甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。