「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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福島第一原発事故より2年半が経過、僕のブログの閲覧数が5000万PVについて。

2013-09-11 12:12:12 | 福島第一原発と放射能

  きょうで福島第一原発事故から、2年半が経過しました。同時多発テロからも12年になります。合掌。

  僕のブログは9/10の閲覧数は46,612PVでした。これまでのPVの総計は、49,954,122PVですから、あわせて50,000,734PVになりました。5000万PVを超えました。福島第一原発事故からきょうで2年半が経過し、更に状況は深刻化している為、皆さんの関心は強いままと思います。まだ過酷な日々が続くと思いますが、宜しくお願いします。

 なお、このブログの開設は、当初は2007年10月2日に遡ります。福島第一原発事故までは、「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」のブログでした(勿論その時から、僕がずっと書いています)。今日まで、およそ6年の月日が経過したことになります。

 インターネットという空間の中で、こうした個人の記述を読み続けて頂いてる方たちが、これだけ多数続いていることは、本当に稀有な事だと思いますし、僕の記述というよりも、その記述をきっかけとして、いろんな皆さんの行動が始まっていることは、とても大きく有意義な話と感じています。なんというか、いろんな皆さんの現実に、このブログが刺激となっていると言う事は、著述を書いている人間として、いつも身が引き締まる思いを強くしています。

 僕自身、インターネットというものにどうかかわるのか、また「ブログ」というものはこういうものだと、インターネット関係者で、最初に日本にブログのシステムを持ち込んできた知り合いなどから、話で聞かされていても、なかなかイメージがつかめなかったことを思い出します。その時に、彼は、「ジャーナリズムの役割が変わる。相互に、有益な情報が交錯して、より意味があるものが生まれる。既存のマスコミとは異なる形に。」ということを散々力説されていました。既存のマスコミの一員であった僕には、いまひとつ意味はつかめませんでしたし、このブログを始めてみて、長井健司さんの署名活動を行った時にも、やはり力は限定的だなと、実感していたこともありました。

 しかし、今回の原発事故と、その後の日本の道程を見ていると、このブログという形態にしか、僕個人としての突破口がほとんどなかったことも間違いありません。既存のメディアの感覚と、僕の感覚の乖離は如何ともし難いものがあり、これ以外の表現形態をとった場合に、果たして適切なことができたのか、実は良くわからない部分が大きいです。

 この事故が起こるまで、自分が大手メディアの中で、そのメディア内部のいろんな問題は日夜感じていましたが、それは「能力」「ジャーナリズム」「意志」の欠落が大きいと認識していて、こんなことは日本のマスコミはどこも同工異曲で、拘っても意味がないし、あきらめて生きていく以外に、特にすることもないというのが、「大人」なのだろうと思っていました。

 東京に切迫する具体的な問題がおきなければ、僕は諦めて一生を過ごしたと思います。

 しかし、今回の福島第一原発事故がおきて、其のことに対してのマスコミ対応が適切になされず、下手をしたら、自分の生存も危うい事態になっていても、何の行動をしない人々と、そういうことがどうしても嫌な僕との感覚のずれは切迫する形で、2011年3月に押し寄せてきました。特に3/12の爆発以降、僕の中には自問自答しかありませんでした。「これでよいのか」と。

 ただ、最初は、ずっと、自分は本来はマスコミ組織の一員で、その一員として、組織で表現ができなかった以上、責任をとって筆を折り、蟄居すべきではないのかということを相当考えました。僕個人としては、こうした表現で世に出ようという感覚よりも、むしろ厭世的な感覚の方があまりにも強いため、何もかもが嫌になっていたというのが本音でした。これは、今も本質的には、あんまり変わりません。

 けれども、当時、とにかく筆を執ったのは、初期の爆発などの危険性に関して、十分に分っていない方も多数いたこともあり、少しでも多くの人に、僕個人の拙い手法であっても、やはり伝えるべきではないのかという気持ちもありました。更に、自分のおこなった行動に関して、いちいち周りに説明するのも物理的な事情や社会的な事情で制約が大きかったため、この手段しかなかったという状況もございました。

 また、その時期に、貴女が、「ブログに書いて、木下さんはこの原発事故の情報発信を絶対にすべきだと思う。」と強く僕に言ったことも、心の支えになったことは、間違いありません。

 僕という人間は、相当意固地な人間で、今でも日本のほとんどのマスコミ、著述家、専門家などに対して、違和感しか感じていませんし、この人達ともう一度、自分が仕事をできるのかというポイントについて、大きな疑問しかありません。2020東京五輪への渦を見ていても、僕には「狂気」としか見えていません。

 こういう場合に、真に狂っているのが、大勢なのか、僕個人なのかのは、根源的な判別は難しいかもしれません。しかし、向こう側が、体制として機能している以上、その体制に適応できない僕が「おかしい」とされるのが、「世の中」とか「社会」というものの機能だと強く感じています。

 こうした日本という在り様の中で、ある意味「おかしい」僕のブログを読み続けて頂いてる方たちが、ここまで一定数いることが、継続し続けられているポイントと認識しています。現況の社会情勢では「非国民」という精神的立ち位置にいる僕の記述が、どうして一定数の方には受け入れられるのか。それが、実は、今この社会がどうしようもない陥穽にはまっている状態の映し絵なのだろうと、僕は思っています。

 絶望以外のフレーズは、僕の中にはありませんが、それでも自分の流れていく方向に、そのまま、動いていくだろうとは思います。自分が仕掛けているよりも、流れの中で、そのまま動いている感覚なのだろうと思いますから。

  とにかく、何も気を緩めることもできないのですが、当面は、宜しく御願い致します。


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【バンダジェフスキー博士講演DVDに関しての注意】

7月中に申し込まれた皆さんには、こちらから入金内容を記したメールはすでに送信しております。

 

しかし、まず5%の方には、メールが届いておりません。

 

こちらに頂いているメールアドレスを間違えているか、受信設定の為と思われます。

 

また、メールの受信設定をもう一度ご確認下さい。特に携帯電話のアドレスの方は。

 

こちらからは、@yahoo.co.jpのホストから送信します。

 

また、こちらからのメールが、あなたの迷惑メールフォルダに、誤って入っていることも想定されます。

 

いま一度、ご確認下さい。 

 

きのうから、8月に申し込まれた方も順次送信しています。

 

同じくご確認をお願いします。

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【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

 

18時開場 18時30分開演・終了21時

 

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席

 

    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

 

 

 

前売り/1000円  当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

 

 

 

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp

 

 

 

【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

 

 

 

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

 

 

 

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

 

 

 

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com

 

 

 


★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』

 

  

 

【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

 

 『放射能健康被害の現状と対策』

 

 14:00~16:00

会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658

 

 

 

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