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【 『チェルノブイリの長い影』オリハ・ホリシナ博士、一年前に東京などの放射能汚染で僕に警告した内容(1) 】
【 口に出さない放射能避難者が多く居るというシンガポールと周辺地域(マレーシア国内)の実情報告 】
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きのう大阪の印刷関連会社経営者の方たちの定例会で、お話しました。
話の内容は、通常、それほどこの問題に関心のない方を対象とする話をしただけです。実際、この問題のことなど忘れていたという経営者ばかりが参加していました。
しかし、不思議なことなんですが、話した後の反応が強い方が何人かいた感覚でした。
避難者とか、市民活動をメインにしている方たちよりも、こちらが伝えた後の話がかなり早い感じでした。
この被曝問題の認識をどのように社会的に共有化するのかと言うことは、実は現在は問題意識が弱い方たちに対して、どのようにウイングを広げるのかということが、ポイントだと常々思っています。
避難疲れが激しくなっている避難者は現実に対応できる余力がない。
ネットの中、特にツイッター依存者は、正直に言って、現実の社会的存在として、ほぼ意味がない話を吐露し続けているだけのおかしな人たちが多く、流通している情報の大半があたりまえの役に立ちません。
こういうところに幾ら話しても、埒が明かない状態がずっと続いています。
政治的選択と同じことなのですが、こちらと一見、見解が似ているように見える少数者、特にネット住民を優先するのか、それよりも、見解がまだ同じとまでは言えないけれども、こちらの話に耳を傾けるタイプの、現実に機能している多数の人々と連携するのか。
答えはあきらかです。
この話は、最終的に世論の多数派を形成しないことには意味がありません。日本国民のうちで、機能する社会的存在である人々の中で、多数が被曝回避が当たり前だろうということに成らなければなりません。こういう視点で、行動選択していくことしか、僕はないと考えています。
おかしい人は、徹底して排除しないことには、意識がまともな多数へのアプローチが成立しません。社会で通常の意識構造にある人々の会合に出て痛感した話です。その人たちが、現行の政治体制や国家を信じ込んでいるという構造の方達で特にない、現実の場で、再認識しました。
さて、そういう平場の意識というものもことごとく無視しているのが現在の政権、日本政府です。
朝日新聞が報じているところだと、安倍政権のエネルギー計画のパブリックコメントに寄せられた1万件以上の意見のうち、94%以上が、原発反対に位置づけられるものだったようです。
パブリックコメントが、日本の民意を全て反映できるとは思いませんが、ツイッターのような不確かなシステムでなく、国が公に作ったシステムで、一定の制限も掛けています。そうしたもので、ここまではっきりとノーを突きつけているにもかかわらず、ほぼ無視するという政権や国家体制はなんなんだろうかという話です。
こうなってくると、こういう政権や官僚の選択にノーを言う方法論は、選挙しかありません。
幸いにも、自民安倍政権は、12/14あたりを目途に、消費税をおこなうのかどうかも含め、今の政権がダブル辞任で弱体化し始めている流れを変えるとして、総選挙に踏み切る意向をどんどんと固めています。
これは、彼らの思惑による行動でしかありませんし、存在感の薄い野党が、選挙準備がやりにくい中で、自分達に有利と判断して、おこなおうとしているものです。
ある種の驕りから、選挙を私物化している状態とも思えます。
特に消費税の問題は、経済に与えている長期のマイナス影響を考えると、選挙で民意を問う以前の問題です。現況の内閣支持率を背景として、無理なことを無理矢理進めるための、年末選挙突入の話です。
こういう政権側が、自分達の思い込みで、総選挙を仕掛けているときに、彼らの側で、この選挙を執り行う名分が立つつのか立たないのかという事です。大叔父の佐藤栄作氏の「黒い霧解散」を参考にしたいとも伝えられてもいますが、今回は高度成長期ではありません。景況感がかなり厳しくなっている年の瀬、しかも消費税再増税が第一テーマになる総選挙です。
でも、この話には解決方法が一つだけ明確に存在します。
貴女の投票行動が、かなり大きく作用するということです。
対抗勢力が脆弱でも、こうした大義名分が存在しない選挙を博打的におこなう感覚しか、現行体制側にもありません。ここに、あたりまえの意識が、多数として出せるのか、どうなのかということです。
きちんと皆さんが意識を強めて、選挙で選択をすれば、状況は変化させることは、実は可能であるという当たり前の視座に立ち戻るしかありません。泥縄的対応を進めている状況を、是としない国民がどこまで積み上げられるのか、そうしたことを踏まえて、皆さんも考えてください。
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この流れだと、総選挙目前、選挙サンデーの開催となります。
【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】