福島県立医大、鈴木真一教授等の発表です。
「103の症例のうちがんがみつかった23人分で、このうちの3人に2人で、通常、大人で甲状腺がんに発症した際によくみられる遺伝子の変異がみつかったということです。研究グループによりますと、このタイプの遺伝子の変異は、チェルノブイリ原発事故の被ばくで甲状腺がんになったとみられる子どもからはほとんど見つかっておらず、逆にチェルノブイリ事故のあと多くみられた「RET/PTC3」と呼ばれる遺伝子の変異は、今回の23人からは1人も見つからなかった」
これは、NHKがニュースで伝えている内容です。
まず、遺伝子の変異に関して、現在の事例のうち、四割近くは、大人の甲状腺ガンでよく見られるタイプの遺伝子配列ではないタイプであることを、重視すべきとおもいます。普通に考えて。
また、被曝による、異変が、核種による違いもありうることも想定すべきと僕は思います。
更に、「RET/PTC3」という遺伝子異常が、甲状腺ガンのメルクマールであるのかどうかと言うことは、以前から議論が分かれていて、それが定説となっていません。
むしろ幼児などで、甲状腺ガンに関しての状態を指し示すことは出来ても、被曝マーカーとして使えないのでは、と言う見解も強く在ります。
こうしたことを症例数も多くし、一定期間、慎重に検討しないとならないのに、被曝影響がないことに誘導しようとする報告を早く仕掛けている話だったことはあきらかだと思います。
なんか本末転倒です。
この話に関しての詳しい情報などが更にあれば、メールマガジンでもお伝えいたします。
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【 首都圏、イラストレーター仲間4人のうち2人白内障、さらにそのうち1人が網膜剥離で緊急入院、知人は脳梗塞入院 】
【 「放射能影響で血液像の変化、好中球減少はウクライナでもふつうにおきています」『チェルノブイリの長い影』オリハ・ホリシナ博士(2) 】
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下記はメルマガ最新号の「あとがき」より、内容を少し転載します。
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ネット、特にツイッターやFacebookのようなフリーツールにいる人たちと、
メルマガも含めて現実的活動をする人々の間に齟齬が生じているとかなり感じ
ています。
これは、最近おきている中で、栃木県塩谷町の最終処分場反対に関して、地
元の町長や年配の反対者が多く出ていて、被曝回避側と極めて近い立場にいる
にも関わらず、そういう現実行動への反応が極めて乏しいことがツイッターな
どネットではあります。
これは、ネットと関係なく、汚染したものは、福島に集中管理すべきという
当たり前の話が、大きくおきていて、世の中も反応し、これをメディアも報じ
ていることに、ツイッターなどのネット住民、ツイッター発信者がついていけ
ていない話です。
自分達が関わる余地が感じられない話の場合、重要レベルの評価ではなく、
無視しがちな傾向にツイッターなどのネット住民はどうやらあるようです。こ
ういう反応を見ていると、ツイッターなどのネット住民の被曝回避というのが、
一体どこまできちんと考えているのか、その優先順位はどうなっているのか、
僕には相当に懐疑的です。
一方で、ツイッターで「ガザ祭り」以来のお祭り騒ぎとなっているのが、宮
崎地裁の延岡支部で、今日、初公判がおこなわれた話です。ある主婦が地元の
精錬所がグリーンサンドを違法に放置した等と主張していて、それを企業側が
名誉毀損で訴えている裁判です。
この話は、スラップ訴訟、脅し的訴訟として、ツイッターで拡散されていま
すし、有名ツイッター発信者等が複数、相当にこの事件に肩入れしています。
しかし、実際にそうなのでしょうか。
名誉毀損の裁判となっていても、ご本人が弁護士もつけない異様事態です。
本人に法的知識も十分にあるようにも見えません。
実は産業廃棄物に反対する全国ネットワークが、スラップ訴訟である可能性
も想定して、支援も検討し、事前に接触されたそうです。しかし、ご本人に弁
護士をつけるよう勧めるなど話をしていた途中で、電話連絡がつかなくなった
と聞いています。現実的に本人に繋がらないレベルの対応です。
(後略)
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メルマガの内容一覧は、50号の時点で、一度まとめてお伝えするつもりです。
次は東京講演会のお知らせです。
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この流れだと、総選挙目前、選挙サンデーの開催となります。
【12/7(日)木下黄太講演会in 文京 「放射能の今とこれから」】
13:30~15:30 (開場:12:45)
文京区民センター2階 (2-A)(文京区本郷4-15-14)
申込先&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/229860/
主催:元気まつりプロジェクト事務局
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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
#7 高価な汚泥
ウラン採掘跡地の汚染処理には数億ユーロの費用を必要とする――そもそも、それが可能
であればの話だが。
ウラン鉱山業は莫大な汚染を残す――毒性・放射性の汚泥でいっぱいの湖沼、放射線を
発する瓦礫による山々。数千年以上にもわたりそれらは、地下水・飲料水をおびやかし、大
気を汚染し、健康被害を与え続ける。鉱山業を営む巨大コンツェルンは、ウラン採掘によっ
て巨利を得る。しかし、安全対策や汚染地域復旧などの処置のため発生する事後コストは、
その大部分を市民が賄わなければならない。
アメリカでは、たった 1 つのウラン鉱山における、たった 1 つの汚泥貯蔵地の汚染を処理
するために、10 億ドルもの税金が投入された。旧東ドイツのウラン鉱山跡の処理には 65
億ユーロもの費用が発生した――コスト抑制のために旧東ドイツの厳格でない放射線防護
基準に従ったにもかかわらず。ウランが採掘される多くの国々では、そもそも、そのような復
旧費用を捻出することは不可能であり、汚染の処理は行われない。