なごやか けったましーん  blog

ながやかPORSCHE 964 の日々状況を綴ってまいりましたが・・。since2008.04.01

上高地 はじめての雪上テント泊 第2話(終話) テント編

2017年03月09日 00時03分16秒 | キャンプ&BBQ

3月4日

 午後2時50分頃

まずはテントの面積より一回り広く雪の上をスノーシューで踏み固め 雪面を平らにします。

きれいに平らにしないと 眠るときに転がってしまい大変なんですが

平らにするにも慣れが必要の様です。

結構時間かかります。

おまけにスノーシューごときで踏み固めても固くは締まりません。ぐずぐずです。

 

その上にテントを張るのですが 風が出てきてフロアシートやらフライシートが なびいて

手間取ります。

そんでもって 足で踏んで雪を固めれば通常のペグでも効くだろうと

甘く考えてましたが 殆ど通常のペグは効きません。雪用のペグを自作するか購入するか 調達しないといけません。

ストック、 スノーシュー、シャベル 持っている物総動員でペグ代わりにします。

風があるので しっかり固定しないと心配です。 

どこかのサイトで理由は分かりませんが テント入り口は少し掘り下げた方がいいと書いてあったので

少し掘り下げて完成です。

午後4時30分頃

なんだかんだと 雪を均し始めてから1時間半くらいかかってしまいました。

設営のあとまた 河童橋の方に散歩に出かけて 景色を眺めたりトイレに行ったりのんびりしてました。

 

夕刻の 焼岳 左  河童橋越しに見る 穂高 右

午後6時頃

散歩から帰り やっとスパッツをとり靴を脱いでテントの中に潜り込みます。

いったん靴を脱いだらまた履いて雪の中に出かけるのは大変そうです。

お昼ご飯が遅めだったので お腹ぺこぺこと言うわけではありませんが

何もすることがないので 夕食の準備に取りかかります。

色々食材(インスタントばっかりだけど)持ってきたので 何にするか迷いますが

この日は ペペロンチーノスパゲティにします。

まずは コッヘルになるべくきれいそうな雪をすくい そこに余った水筒のお湯を入れ 火にかけます。

外で煮炊きするわけにはいかないので テント内で 火を使うので

一酸化炭素中毒 や テントを焦がしたり 水や食材をひっくり返して 汚してしまわないよう

色々気を付けなければいけないことが多いです。

雪が溶けて お湯になってくると やっとどれくらいの量のお湯になるか分かってきます。

ちょっと足りなかったので また雪をすくって足します。

 ← 湯気でカメラのレンズが曇っちゃいます。ゴミ沈殿の図

なるべくきれいな雪を溶かしたつもりでしたが ゴミか木のくずか分かりませんが 浮いていたり

沈んでいたり・・・・。

浮いているゴミは箸で取り除き 沈んでいるのは いったん別の容器にお湯を移し 残ったゴミと少量のお湯は

捨て なるべくきれいな状態にしました。

本来パスタはたっぷりのお湯で茹で上げるのが良いようですが

山では貴重な水(冬山は雪があるのでそうでもないですが)の節約と

汚水は出せないので 最低限のお湯で茹でます。

ゆであがったらコッヘルのふたにパスタを移して インスタント?ペペロンチーノの元を

ふりかけ完成です。

残ったお湯は捨てるわけにもいかず どうしようかと思ったところに目に付いたのが

『3種のチーズ リゾット』がありましたので ちょうど良い感じにお湯も使用できたし

お腹的にも良い量でしたのでこちらをいただきました。

食べ終わったらキッチンペーパーできれいにして収納。

焼酎のお湯割り用と明朝のため水筒用にもう一度お湯を沸かします。

テントの中で火を使うと 急激に暖かくなります。一酸化炭素中毒は

すきま風スースーで問題なさそうです。

午後7時 

食事も済んで することが無いので 寝ることに・・・・(早っ)

午後8時 色々考え事をしてうとうとしていたのですが

ずいぶん時間が経ったとおもったらまだ1時間しか経っていません。

目がさえてしまったので 夜の穂高でも見てみようと テントの外を覗いてみます。

せっかくなので 失敗覚悟で コンデジで星空写真を撮ってみました。

 

ちょっと暗いですね。画像ソフトで修正すればもう少しきれいになるかなぁ。

北斗七星は ばっちり写ってました。

時折気温をチェック

 

今回は午後9時20分頃が一番冷え込んだようです。

朝温度ロガーを確認したら 夜明け前よりもこの時間の方が気温が低かったです。

今回の 最低気温テント内 -3.9℃ 屋外-6.5℃でした。

午後10時頃

今度は本当に就寝。マットを敷いても下からの冷えはきつい物がありますが

今回導入した コンフォート気温-10℃のシュラフは 快適で 朝までぐっすり眠れました。

3月5日(日曜日)

午前4時起床。

まだまだ外は暗いので シュラフの中で うつらうつら(起床とは言わないか・・・)

したり外を覗いてみたり。

午前5時30分

朝ご飯にしようと思いましたが あまりお腹が空いておらず この日は コーヒーだけ。

午前6時頃

テントの中を片付け 着替えや 歯磨き をしつつ

 テントを開けた所から このロケーション。贅沢です。

外の様子を観察。きれいな朝焼けでも見られたらなぁと 思いましたが この日は朝焼けにはならず

それでも穂高の上の方から順番に朝日があたり 雪に反射してとてもきれいです。

午前7時頃

テント撤収開始。ぱんぱんに詰め込んできた荷物がそのままザックに戻るか不安でしたが

なんとかパッキング出来ました。

もう帰りは 踏み跡の多い所ばかりなので スノーシューもザックにくくりつけ

チェーンスパイク装着で釜トンネルの手前までいきます。

午前8時頃

キャンプ場出発。

 

帰りは 河童橋からの帰りは梓川沿いばかり歩いていたので

今回は夏に車が通る道を歩くことにしました。

 ← 帝国ホテル

帝国ホテル前を通り 大正池ホテルを過ぎると 10分ほどでトンネル入り口です。

ここで チェーンスパイクを外し ストックを収納 ヘッドランプをつけて

トンネルへ

上高地トンネル(588m) 釜トンネル(1,310m) 30分程の道のり

午前10時40分頃

トンネル出口

トンネルを抜ければすぐが 中ノ湯バス停ですが次のバスは11時20分

もうちょっとゆっくり歩いてこれば良かったかな。

あわゆくば 人を乗せてきて沢渡に空荷で帰るタクシーがいれば

割引価格??(交渉しようと思ってました)で乗せてもらおうと思いましたが甘かったです。

仕方ないのでコーヒーを飲んだり お菓子を食べたりして時間をつぶします。

午前11時20分

定刻通りバスが来ました。 数人は上高地へ行く人が降りるかなぁと

思いましたが そんな人は一人もいませんでした。

午前11時40分

沢渡に到着 駐車場まで5分ほど戻ります。

午前11時50分

靴を履き替えたり服を着替えた後は帰路につきます。

朝食を摂っていなかったので お腹が空いてきました。

午後1時頃

今回は 先日寄った 中央道の『小黒川SA』のソースカツ丼をいただきました。

ローメンという 伊那地方のB級グルメ?も美味しそうだったので

次回はそれにしたいと思っています。

そんなこんなで

良い天気の2日間も無事終了。 

午後3時過ぎに無事帰宅。

今回あまり寒くなくて 耐寒訓練にはなりませんでしたが まぁ雪上テント泊初めての私にとっては

ちょうど良い条件で過ごせました。

感謝感謝です。