水死の報道を見ていて妙なことに気付く。誰かを助けようとして溺れたという話がやたら多い。事実に背いて美談が捏造されているからだろう。
親子3人が遊泳禁止の川で水遊びをしていたとする。父親が深みに嵌って溺れた場合、母親は事実を告げるだろうか。事実としては阿呆な父親が遊泳禁止の川で遊んでいて溺れたというだけのことだが、正直に言うメリットは何も無い。目撃者もいない。あくまで父親は子供を救おうとして深みに入って、子供を助けたけれど本人は力尽きて溺れたと主張する。マスコミも遊泳禁止の川で溺れた馬鹿の話を伝えるよりも、命を懸けて子供を救ったヒーローの話にしたほうがニュースヴァリューは高まる。
このように被害者とマスコミの利害が一致するから白々しい美談が大量生産される。特にテレビのワイドショーは積極的に捏造に加担しているように思える。
暗いニュースよりも明るいニュースのほうが好ましい。それでも白々しいデッチ上げの美談など要らない。マスコミは事実を報道すべきであってすぐに嘘とバレるようなフィクションを報道すべきではない。偽りの美談の乱発は、本当の美談を疑わせることにもなりかねない。
親子3人が遊泳禁止の川で水遊びをしていたとする。父親が深みに嵌って溺れた場合、母親は事実を告げるだろうか。事実としては阿呆な父親が遊泳禁止の川で遊んでいて溺れたというだけのことだが、正直に言うメリットは何も無い。目撃者もいない。あくまで父親は子供を救おうとして深みに入って、子供を助けたけれど本人は力尽きて溺れたと主張する。マスコミも遊泳禁止の川で溺れた馬鹿の話を伝えるよりも、命を懸けて子供を救ったヒーローの話にしたほうがニュースヴァリューは高まる。
このように被害者とマスコミの利害が一致するから白々しい美談が大量生産される。特にテレビのワイドショーは積極的に捏造に加担しているように思える。
暗いニュースよりも明るいニュースのほうが好ましい。それでも白々しいデッチ上げの美談など要らない。マスコミは事実を報道すべきであってすぐに嘘とバレるようなフィクションを報道すべきではない。偽りの美談の乱発は、本当の美談を疑わせることにもなりかねない。