シリーズとして、認知症や介護、そしてリアルな実例などをご紹介していますが、書いているうちに私も認知症予備軍では無いかとネガティブな気持になってしまいました。
ここで、ちょっと変更して「人生100年 まだ30年ある」をタイトルにしました。
そこで、どんな方がボケずに長生きしているかです。
政治家・お坊さん・絵を描くような芸術家などが想像できました。何故だか分かりません。
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人生100年時代といわれても…。個人的にはそんなに生き続けたいとは思っていません。
いつまで穏やかに、そしてお金に困らず暮らしたいと願う人がほとんどなのでしょう。
「穏やかにも」、それなりに努力?が必要ですが、ましてお金に困らずに暮らすには並大抵のことではできないかと思います。年を取ってからのお金を稼ぐには無理であっても、失敗などでダメージを受けないことが先決だと思います。
一般的に定年後(60歳からとしましょう)の資金は、一人約3000万円と言われています。
還暦(60歳)を迎える人の平均貯蓄額は2900万円。ただし67%が2000万円以下の預貯金としています。それを増やす方法があれば、教えていただきたいのですが、結論はなるべく減らさない方法を考えた方が得策だと思います。
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さて、シニアマネーの話です。*将来的にはきっと若い方も参考になるかと思います。
延びる寿命、老後の資産の注意点です。
【60歳から65歳】一般的な定年を迎えます。お金のトラブルが起きやすい時と言えます。退職金など大きなお金が入った時の勧誘に注意が必要です。なぜか金融機関は誰が退職するのかを知っていて、ダイレクトメールや飛び込んできます。相続や定期預金満期時なども同様です。
金融機関とのつきあい方:銀行や生命保険会社の勧める商品が「元本保証で安全」と限りません。複雑で理解できなければ手を出さないことです。
退職金に対する特別利回りは結構利回りもよく、私もこれを使いました。ただし、1年定期のみです。金融機関はその後の延長預金も考えてのことでしょう。
お金のことだれに相談?:金融商品販売で、手数料を受け取る人のアドバスは警戒する必要があります。
*先輩の意見や経験者に聞くのも参考になるのかも知れません。間違ってもギャンブルで倍にしようとはしないでください。
【70歳】最近は各企業が働く機会確保の努力目標とする年齢です。これはあくまでも努力目標であり、一般的には65歳から自ら退職後の仕事を得る(探す)ことが必要だと思います。
私は65歳の時に、たまたま手伝ってくれないかとある企業からお誘いを受け、アドバイザーとして72歳まで勤めることが出来ました。運が良い方だと思います。
定年退職が近づく2~3年前から後輩を大事にしましょう!
定年時のころその後輩が人事担当になって、あなたの将来は決めるのかも知れません。
*退職する先輩の過去のイメージや、また良い印象かどうかで、次の職をあてがってくれるのも後輩になるかも?(これは無きにしもあらずです)
シニアマネーとして65歳辺りで、借金やローンは全て無くなるのが理想的です。
70歳後半が体力や気力もあり、人生で一番楽しい時期だと言われています。でも私は、某テレビ番組ではありませんが、「人生には楽園が必要」とありますが、必要であってもそんな「楽園」は無いかと感じます。しいて言えば「人生の多苦園」(たくえん)かなぁ~。
人生はそんなに甘いものではないような気もいたします。テレビでご紹介されているのも、その部分を切り取っているから「楽園」に見えるのでしょう。
【男性72歳と女性75歳】男性の健康寿命(誰の世話にもならずに生活・行動できる)は72歳で、女性は75歳としています。あくまでも平均値(一般論)であり、現在の平均寿命は過ぎましたので、そのことからすれば、私は3年間儲けたことになります。
*そう、親が存命であれば100歳くらいになっていることでしょう。その前に相続が発生したり、身近な方が他界されたりもあります。
先ず、あと20年持つように家を住みやすくするとか、または将来は介護施設を利用なされるとかを考える時期なのでしょう。場合によってはお住いの家を減築または改築するとか、バリアフリー型にして置くと良いかと思います。
また、80歳ころは運転に自信があっても免許返納を考える年齢になっています。もっと安全性に優れた車が開発されれば別ですがね。
【男性の平均寿命81歳と女性の壁金寿命85歳】一般的な平均寿命は男性の平均寿命の年齢になっています。これも一般論ですのでこんな数字には惑わされない気持ちが大事だと思います。
100歳になるまで存命でいるには、約20年間は誰かの世話になっているかと思います。(老々介護・施設・子どもたち)
この健康寿命と平均寿命の間で、オレオレ詐欺に引っかかりやすくなると言われています。(私は専門家ではありませんので、あくまでも推測です)
買いものが出来るにしても85歳くらいまでしょうか?おそらくその後は金銭的なマヒ(認知症)に近づいているのかも知れません。
最近の調査では【平均寿命が85歳と90歳となる】、女性の平均寿命は女性は90歳で、男性は85歳ですから、男性と女性では5歳近く寿命に差が出ます。どちらが先か分かりませんが、このころには老々介護状態になるのでしょう。
施設のお世話になるかの判断時期です。施設にお世話になるには、約20~30万円/月/人+保証金です。
母も90歳の時に昼は女房が面倒をみて、夜は私が寝泊まりしていました。自ら子どもたちに世話をしてもらうのは大変だからと施設にお世話になりました。相当な覚悟があったかと思います。誰でも住み慣れた家で暮らしたいものです。
その頃は95歳の頃は身体的には元気でしたが、認知症はだいぶ進んでいました。コロナ禍で面会も15分程度になっています。「行くとよく来たね!家に帰りたいよ」とも言っていました。子どもとしては辛い言葉です。これが明日はわが身の現実なのでしょう。
結果、母は今年4月 桜の花が散るころに100歳6カ月で天命を全ういたしました。
【100歳】厚生労働省は、100歳以上の長寿者(以降、百寿者)に関する統計を毎年9月に発表しています。
昨年より6,060人増えて86,510人となりました。この数値は、統計開始以来51年連続で過去最多を更新するものです。
女性の百寿者人口は76,450人と全体の88%を占めています。男性は女性に比べて少ないものの、男性は今回の統計で初めて1万人を超える10,060人となりました。男性はわずか1割です。やはり女性の方が強いことが数字的に分かりました。
でも、100歳となっても多くの方々は介護施設で暮らしているのでしょう。100歳は平均寿命であって、健康寿命ではないのです。
あと30年と考えるか?もう30年しかと考えるかは、人それぞれです。
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人生山坂転んで起きて
還暦(六十才) まだまだ三役 突き落とし
古稀(七十才) そんな誘いにや 耳かさぬ
喜寿(七十七才) この山越えれば 花畑(あと2年)
傘寿(八十才) まだまだこれでも 役に立つ
米寿(八十八才) もう少し楽しみ 米と酒
卒寿(九十才) 人生大学 卒業なしさ
白寿(九十九才) この世は三色(みいろ) 黒白グレイ
茶寿(百八才) 茶柱立ったよ まだまだ元気
皇寿(百十一才) ここらでゆずろう 長寿日本一
Hiro