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今日(1/4)の朝の情報番組「とくダネ!」(C.小倉智昭)のオープニングトークでも取り上げていたが、箱根駅伝とは、関東圏限定の大学対抗駅伝大会であることに関わらず、全国区の取り扱いおよび最も有名な大学駅伝になっており、メディアの扱いも選手権大会よりもデカイものとなっている。
これはこれで、すっかり正月の代名詞となっているし、野球やサッカーと異なる魅力を感じている。
個人的にも、陸上経験(長距離)もあること・亡き弟が中央学院大学OBであることなどからも、熱い眼差しで観戦しているのだが。
今年は、途中棄権が3校あって異例中の異例だという。
(うち2件は脱水症状が起因、1件は線路側溝のネンザ)
同氏のブログや、番組の冒頭でも取り上げているように、なぜ故障者(ブレーキ)が発生(多発)するのか?が話題になっている。
同氏らは、メディアの露出や注目が増えたからと意見しているが、俺の意見はちょっと違う。
・メンタルが弱くなってきていること(過剰なまでのプレッシャー)
・タイム向上の意識が、無給水や足下の不注意などに繋がっている
ゆえに同氏の意見と重複するところもあるにはある。
当日のメンバー変更はザラにあるものの、ある程度の通達は監督から当然あるワケだ。
皆さんは、あまり感じていないかも知れないが、昔に比べれば、当日のメンバー交代があまりに増えていることにお気づきだろうか?
選手個人の意識も持ち方も昔とは異なっており、どんなに能力のあるヤツでもメンタルが弱いために、メンバー通達時から、発走前まで、緊張から吐き戻したりしているモノも多いようだ。
克服できないヤツは、メンバー交代させられるのだが、変わったヤツが今度はプレッシャーで、発走前に脱水症状となる。
なぜプレッシャーがあるのかは、メディアのせいかもしれないが、個々の持つ意識が昔と変わったと思う。
タスキの重さを考えれば、自分のレース内容より「タスキを渡す責任」を重視するのが当然なのだが・・・個人にプレッシャーを与えてしまうのであろう。
社会人となったオレだと、もしタイムが悪かったら「それを見抜けなかった監督コーチ」が悪いんじゃ!とのたまわり、良ければ「俺に任せておけ」と強がる。
レースに望む最大のポイントは「いかに早く」ではなくて「いかにタスキ」なのだ。
自分がダメでも周りがナントカしてくれる。
もし優勝を逃したら?シード権を落としたら?とかもあるであろう。
逆に何のプレッシャーもなく普段通り(それ以上)のパワーを発揮できたりする・・・それが、真の強さでもあるが・・・・
分かっていても難しいのはわかる。
けど、それを乗り越えないとね。
自分にも陸上(駅伝)経験があるので、自分の力を最大限発揮すべく、いつもより頑張るのは当然で、終盤は酩酊状態になることもしばしば。
ネンザにしても脱水症状にしても、気持ちは分かるが、周りの仲間達の意見も取り込むべきであろうな・・・・少なくても一人旅であっても一人旅ではないからだ。
陸上そのものとメンタルを鍛えなきゃいけない長距離陸上競技。
見てる分には、ノーガキも言えるが、やってる彼らには背負うモノも違うから・・・・
一つの疑問として、箱根駅伝が、テレビ放映しないと決定したら、どうなるのであろうか?
メディアを排除したら、ここまでの大会になっていたか?
選手個人の持つモチベーションに変化は起こりうるであろうか?
答えは、NOだ。
あんな壮絶な予選会を行ってまで、ハコネという大会が行われているかを考えてみて貰いたい。
彼らの将来も大会には掛かっているし、箱根を走りたくて関東の大学に進学する若者も沢山いる。
もう、一つのイベントではなくなってしまっている、この箱根駅伝。
今後も沢山のドラマを生むに違いないことだけは、たしかなことだ。
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感想
今年の見所は、駒大の逆転も鮮やかだったこと・早稲田の復活劇など色々あるが、
・学連選抜の快走
・中央学院大学の上位
ここが、オレのツボだ!
見事、学連選抜はシード権を獲得し、予選会枠を奪った。
そして、あまり取り上げられない彼らにスポットが浴びた大会でもあった。
個人的には、彼ら一人一人の追っかけ取材なども拝見したかった。
タスキに名前を刻んで走ったことしか公になっていない。
おそらく、それ以上に作り上げられた急造メンバーの絆があるはずだ。
今年のMVPは、復路9区で区間新を出した中央学院大学の選手だった。
復路は、首位争いとシード権争いが注目されるため、中段の順位について扱いが悪い。
そんな中(中段)で活躍した彼らにも拍手を送りたい。
そして、タスキが途切れてしまった学校は、大変気の毒であるが、次に繋がる何かは得たであろう。
後輩に伝統とタスキの重さを引き継いで、格式ある大会をさらに今後も盛り上げて貰いたい。
ONE FOR ALL、ALL FOR ONE