Naked a STYLE (サブログ)

映画レビュー、ニュースネタを中心に、自身のメンタルチックな話題を絡めて、ノージャンルで書き綴るぜぃ~

パチンコ(パチスロ)という文化の凋落

2023年01月22日 23時59分59秒 | ニュースのレビュー

【かつては吹いても飛ばない産業だった】


自身が主に10代の頃より30代前半まで娯楽としていたパチンコ(パチスロを含む、以下同じ)店は、近年著しい減少傾向を示していることを敏感に感じている。


統計こそ確認していないものの自分の行動範囲にあった店舗が、特に最近、次々とその営業を停止または休止されていく様子からも、間違いのない明らかな事実だと思う。


そして駅前を華やかに彩っていたそれらが無くなることで、精気すら失った街になったかのように感じたりするようになったり見えてくるものもあるから、逆にその存在の大きさを知ったりする。


事実、自宅の周縁近隣だけで3店舗、利用駅(2駅)周辺では最大6店舗あったところから今や全部ひっくるめて、今やたった1店舗となったからね。


こんな状況を周りは、コロナの影響って時代を変えるんだなぁとしみじみいうが、それだけではないと思っている。
それは度重なる規制(風営法等)の改正だろうとしか言いようにないとオレは思う。


ギャンブル性をなるべく小さいものとする名目で、出玉の上限天井制度(厳密には初当たりと同等程度の当選が期待出来るもの)が次々と設けられていった同法。


その結末がいまの事態であって、おそらくパチンコ店が以前のような活気が戻ることは二度とないと容易に想像出来る。
出玉に上限があるということは、つっこんだ分の回収期待見込みにも上限があるということだ。


つまり、たとえば以前は一撃あたれば5万円以上の期待があったとすれば、5万円までは平気で投入出来るし、それ以上入れても当たれば傷口を小さくなることを期待して入れることもあっただろう。


ところが現在は、間違って当たったところで一撃期待値はその半分あればいいほうだ。
挙げ句の果てには、出玉スピードまで規制対象になっている。


つまり、最大出玉まで得られる権利を得ていて、その時間は非常に掛かるシステムになっている。
こうした施策によってもちろんギャンブル性は抑えられるが、業界は淘汰されるよな。


ゆえに、粘る時間が減ったことで投入金額が減り、なおかつ出玉スピードが遅くなったことで、以前なら回収が期待できた遅い時間からの訪店であっても、これでは当選したところでバックがないわけだから、結果的に人は来なくなる。
(特に夜は以前より客の引きが早くなっているはずだ。)


当然、人が来なくなれば売上は下がる。
そして電気代は、近年の電役の絢爛さから分かるとおり負担が大きくなり、世界情勢からも電気代が高騰している。


しかし、パチンコ店は客がいようがいまいがかかる電気代はほぼ変わらないので、店を開いている分だけ負担がのし掛かる。


そうなると売上確保のため、店側は出玉の設定を下げざるを得ず、またまた客も来なくなるといった負のスパイラルに陥っている。


さらにいうなら、業界全体の売上が期待できなくなるほか、駅前に極楽鳥のごとく多数存在した消費者金融だってそうだろう。


要は、国や依存症の家族が期待する世の中って一つの歯車が回らなくなることと同義。
(あらかじめ断っておくが依存症のひとやその家族をディスっているわけではないことはご理解いただきたい表現であることを申し添えておきます。)


これまでは、プレイヤーの人生破滅リスクがあることを除けば、業界全体においてウインウインの正の関係があったからだ。


このままなら、パチンコ業界は体力のあるところ以外はさらに淘汰され、いずれさらに萎むような気がしてならない。
個人的には、別にそれが自分に大きな影響を与えるわけではないが、文化の一つが消えていくようで寂しいんだけさ。



【PS】


偶然にも、この記事を書き終わったころに以下のようなリアルタイミングの記事がネットから飛び出していた。
みんな感じているところは似通っている・・・というところでしょうなぁ。


ちなみにスマートスロットの存在は知っているが、見たことも触ったこともないのでオレにはわからんが、スマスロであろうがなかろうがお店の設定は(景気もあって)激渋であることに違いはないでしょう。


パチンコホールの倒産、過去10年で最多 「スマスロは期待外れ」の声も(ITmedia ビジネスオンライン)~Yahoo!ニュース~


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固着したハブリングを外す方法を勘案

2023年01月21日 23時59分59秒 | Weblog

<前回からの続き>



過去にもご説明したけれど、初めてハブリングを装着した次の日に外そうとしたら、すでにガッチリ固着してしまい、持ち合わせていた工具のセットだけでは全く外せなかったんだわ。)



【ちょっと復習】


どうしても外すことが出来ないハブリングについては、本当に色々様々試したし、工具も買った。
もちろん、ネットから情報を仕入れたものばかりなのだが。


大手掲示板や車関係のSNSより情報を収集し、平タガネがいいと聞けば、うまく当たりがあうようなものを買い、ワッシャーを取り外しする工具(フックセット)がいいと聞けば、4本セットのものを買ってみたり。


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おススメだと言う工具を買ってみる度に、家の前でジャキアップして取り外しに掛かるのだけど、どんなにひっぱたいてみても、どんなに叩いてみても、その結果としてどの方法でも全く外れなかった。


そこで、元整備工場勤務だったという人のSNSに出会い、そのレポートをよく読んでみたら「ハブリングを外すのに特殊な工具なんか要らない。ガスバーナーで軽く炙れば簡単に取れる。」と記事にしていたのを見つけたんだ。


なるほど、これまではアナログ的に力勝負をしていたが、これなら科学的にも合点がいく論理だと納得し、Amazonで早速バーナーをセットで購入した。


これまで、ハブリングをハズすためだけに5000円では聞かないほど投資し、ジャキアップも3回実施するという労働を鑑みたら大変なリスク。


もしこれで外せなかったら、ディーラーかカーショップの世話になることを覚悟するばかりか、二度とハブリングなんか装着しないと心に決めて作業を始めた。



すると実際どうだ?


4秒くらいバーナーでハブリングを加熱して、ワッシャー用の工具で爪を引っ張ったらなんとも簡単に外れたではないか。



ここぞとばかり、あわせて四本一気に交換を完了させ大満足で作業を終了させたという。
ただ、炙るという作業に、若干の背徳感はあるけどね。


でも、こんなに簡単だったの?
拍子抜けというか、呆気ない結末にこれまでのモヤモヤがスッキリしたのはいうまでもない。



 


 



【余談、後記】


タイヤ交換に深い造詣のある知人とこの手の話をする機会があり、この顛末を事後説明したら「そもそもハブリングが必要な走行を貴殿はしているのか?」と逆にいわれてしまった。


つまり、サーキット走行やドリフト的な厳しい条件下で行うレースなどを行わない限りは、特にそんなものは不要だということだ。


ただし、キチンと十字にナットを閉めるという基本的な作業が出来る場合〈概ねセンターが取れる作業〉に限るらしいが。


カーショップやアルミショップは、出来るだけ売り上げに載せて欲しい訳だから、この理論から言えば、まんまとオレは売り上げに貢献したとも言える。


まあ、飾りというかハブリングを着けているんだという意識の違いだけどねぇ。
(まあエゴだろうな、ハブリングを着けていることなんてな。いやしかし、バーナーで炙るというのは思いつかなかったなぁ。もしかしたら、バーナーでなくてもちょっとした小さいトーチでも十分かもしれないわ。)


 




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最近読んだ5作品を勝手に紹介したい(15)

2023年01月14日 23時59分59秒 | ハマった小説の話

<これまでの紹介作品はコチラ>



【今回は5作品をイッキ読み!】


今回は評論第十五弾として最近読んだ5作品を勝手に評価したい。
内容は青柳碧人作品3つ、中山七里作品1つ、似鳥鶏作品1つの合計5作品について読書感想文として紹介しよう。



「レジまでの推理 本屋さんの名探偵(2018年4月 光文社文庫 ) 似鳥鶏 56


終盤までは本当に店長とされた探偵役が活躍する痛快短編連作ミステリーだったのだが、最終話に「え?なにこれ?」という読者を惑わす展開にガッカリ。


そうではないように説明がなされていれば、そんなこともなかったはずなんだけど。
点数は悩んだが前半の貯金で逃げ切ったという感じで。


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「どこかでベートーヴェン(2017年5月 宝島社文庫) 中山七里 70


「岬洋介シリーズ」の4巻目。
4巻目だけど、またまた時代は前後して岬が高校生の頃の時代のものが綴られている。


ストーリーはいつもの調子だが、ピアノ演奏シーンの描写回数が少ないのでじっくり読み込めるのはいい。
面白い切り口でタネが明るみになっていくのだけど、最終段階で・・・


「え?そうなります?その展開、岬洋介シリーズ内で出てくるから知っていますけど?」


というオチになっていて、ちょっとガッカリ。
ミステリー作品なのだから、同じ手は使わないほうが??


 





「ナゾトキ・ジパング (2022年6月24日 小学館  青柳碧人 75


短編連作集。
ストーリーテラー&主人公のルームメイトである留学生が探偵役。


青柳碧人作品の割には、いつものガッツリ伏線回収があまり強く描写されていないところが逆に読みやすかった。


だけど、ストーリーはそれなり。
猫河原家の人びとシリーズに近いのかな。


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「名探偵の生まれる夜 大正謎百景(2022年12月19日 KADOKAWA) 青柳碧人 65


短編連作集(全8編)。
青柳氏得意のラストの大立ち回りがある・・・のハズが、その最後の8編目で謎の展開。


期待していただけに、うまく展開していた短編集の7編目までが台無しなのでは?
と思うほど。


前半の貯金でこの評価点にさせていただいたけれど。
ちょっとモヤッとしたかなぁ。



 





【今回のMVPは?】


「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。(2022年10月20日 双葉社) 青柳碧人 85



死体ミステリーシリーズの3巻目。
3巻目も赤ずきんの一人旅の道中の出来事が綴られている。


この本は出来たら全2巻も読んでいたほうが面白い。
まあ単独で読んでもつながるけどね、でもなぜ赤ずきんが旅をしている理由や探偵役を務めているのかがわかるから、そっちのほうがおススメ。


なお、過去2冊に比べ、本作品はファンタジー要素が強く、個人的にはやや萎えてしまった。
特に、最後の最後に至るシーンでは、


「いやぁ、それやっちゃうと・・・ミステリー要素も薄れませんか?」


という流れだったように思うので。
そもそも童話の世界を借りてミステリーと置換しているから、ストーリー上はありなのかもしれないけど。


まあ、それでもさすが伏線の鬼。
しっかりチャッカリ回収してくれる青柳碧人作品の真骨頂は、バッチリ反映されているのでご安心を。



 




<これまでの紹介作品はコチラ>

 

 

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