映画 「テッド」 (R15+) レビュー
(ネタバレなになるかもなぁ)
この映画の封切り後、何週間たったか知らないが、すでに下火であろうと思って、その映画館では最終週になるこの作品を観てみた。
客の入りは、約3分の1ぐらいだった。
観衆の多くは、20代前後の若者グループがほとんどだった。
まあ、おそらく話題の時期に観そびれたオレと同じような連中に違いない。
オレ自身も、いきつけの映画館がこの作品の最終週になってしまったことを知って、慌てて観に来たのだが。
どーでもいいことだが、人生初の日本語吹き替え作品鑑賞となってしまった。
これは、すでに字幕版が終わってしまっていたことと、有吉弘行氏が青年時の主人公の吹き替えを行っていることで鑑賞に至ったのだが。
さて、早速レビューをしよう。
まず、アニメとSFモノは絶対に観ないと決めているが、SFではなくコメディ映画なのだろうと思って鑑賞した。
実際には、友情と愛情が織りなすなかなか考えさせられる作品になっていた。
テディベアが、ぬいぐるみであることを除けば、ちょっとしたヒューマン映画かも知れん。
それにテディベアのテディ(愛称名はテッド)が、ぬいぐるみでなくてもピンチのシーン以外は通用する作品である。
まず、なぜR15+なのかは、登場人物のほとんどが、日本の作品なら絶対に出てこない下ネタワードが連発するからであって、カラミのシーンなど一切ないことを説明しておこう。(人間×人間はないということだけどね・笑)
逆に、下ネタワードを知らない知らない方々にとっては、とても下品なワードが出て来ても一切理解できないかも。
そもそもこの作品は、アメリカ人のために作られたものなので、アメリカ人なら必ず知っているであろうキーワードらしきものも普通にジャンジャン出てくるので、日本人として理解できないことも多い。
まあ、このように残念なことは、まだまだ多くて、吹き替え版であるがゆえに日本人に合わせた表現である「ガチャぴん」や「くまモン」などの翻訳で出てくるので違和感も満載なことだ。
たとえば、テッドとテッドの親友のジョンが、掛け合い漫談のようなシーンがあるのだが、全く日本人として理解できないことや、「くまモン」で逆上するテッドもなんかつながらない。
そのあたりは、アメリカの作品なんだから、アメリカテイストで押し通してよかったと思う。
どうせ、アメリカ特有のバックグラウンドストーリーは払しょくできないのだから。
評価するところは、テッドの吹き替えの有吉氏がハマり役に感じたこともひとつに挙げたい。
また、思いっきり笑える作品になるのかと思っていたが、ヒューマン映画のようにと表現したように、笑えるシーンはない。
むしろ考えさせられることが多くなるだろう。
大親友を失うこと、結婚を考えてもいい恋人を失うこと・・・・等だ。
一瞬一瞬だが、そのようなことを脳裏に浮かばせながら鑑賞した。
だが、ラストはオレにとって意外なハッピーエンドを迎えることになるのだが、ラストのラストはハリウッド映画らしかなぬ雑な扱いとしているのが超残念だったな。
あ、最後にエンドロール情報を。
サプライズはないので、暗転したら席を立ってOK。
なお吹き替え版は、エンドロール終了後に日本語吹き替え版のキャストが出てくるので、どうしても声優のキャスティングを知りたい方はどうぞ。
オレは、テッド役の有吉氏しか結局わからなかったけど。
で、最後のコメント。
オレの評価点は65点。
やっぱり、起承転結の波が弱い。
あとは、無理やり日本向けに吹き替え翻訳されちゃっていることも残念。
断然にアメリカ国内向けに作られた作品だと言える。
さらに、観ていないけど字幕版でも、オレたちの知らないアメリカ文化をよく知らない限り、面白さや楽しさも満たされないと思う。
じゃーなぜ、日本でもそこそこ流行ったのか?
CMのインパクトだろうね、テディベアに命を吹き込むという発想に魅力があるワケであって、おそらく日本ではリピーターはいないだろう。
音楽番組プロデューサー「口パクは受け入れません」 AKB、ジャニーズが消えてしまう(J-CASTニュース) - yahoo! ニュース
オレも約一年くらい前に、口パクに関わるコメントをした。
(AKB48さんの口パクの話-過去ログ)
以前も語ったとおり、口パクについては非常にオレは思い入れがある。
たとえていうなら、卑怯な演出のひとつと認識している。
もちろん、やむを得ない場合もあるだろう。
誰とは言わないが、例えば有名なアイドルグループのような客寄せパンダ的な方々において、歌よりもビジュアルで売っていらっしゃる人なんかは、仕方ないことだ。
(でも一般人よりは、歌のレッスンしているけどさ)
まあ、そこを割り切って鑑賞する分にはいいんだけど、生放送だから生で歌わせると放送事故に近い状況※も起こりうるから、制作側は「口パク」も容認せざるを得ないのだろう。
( ※ほんの一例)
あの黄色いTシャツを着るチャリティ番組において、初年度(またはその次の年ぐらいまでかな?)にあるアイドルグループが生歌を披露したら、あまりにヒドイ歌唱力だったことから、やむを得ず、ある年を境に当該番組において(持ち歌の)生歌披露がなくなったという。
(っていうか、聴けばすぐにわかるくらいヒドかったらしい。むしろ改めて聴いてみたいぐらいなのだが。)
まあ、生放送なのに・・・・と率直に思うことだが、生放送だけに取り返しがつかないからね。
ひどすぎなければ生歌の方がしかるべきだが、ひどすぎる歌を生歌で聴かされるのは、公共の電波でジャイアンの歌を聴かされているのと同じだからね~。
だから、あのサワジリさんのように「これから口パクで歌います」と宣言して歌うほうが、ぶっちゃけ潔くてオレは好きだけど。
(って、前も言ったな・笑)
脱線しまくってしまったが、このフジテレビの音楽プロデューサーの決断について、オレは支持する。
アーティストや歌い手と名乗って歌番組に出演するのであれば、生歌で歌うのは必然だろう。
オレが知る限り、ベストテンでもアイドルには普通に生歌を歌わせていたはず。
(南野陽子氏が歌詞をすっ飛ばしてしまい歌えなくなっても、その歌えない映像が流されたことは、あまりに有名。)
いつしか、アイドルはヘタでも生で歌う時代から、口パクが当然の世になってしまったということだ。
フジも、昔の歌番組にあったような活気ある時代に戻そうとしているのなら、ますます支持に値する。
この記事の裏返しは
フジ(CX)は生歌の番組が多いと認識はしていたが、逆にこの記事で、そんなフジでも口パク番組があるということでもある。
HEY!HEY!HEY!とかFNS歌謡祭の場合は、アイドルなんか十中八九が生歌ではない。
(当該記事にもあるが、一部のアイドルについて生歌を披露している実績はある。)
なによりこの記事で一番驚いたのは、あの有名歌番組「MUSIC FAIR」についても口パクがあったということだ。
長寿番組なんで、たまに観ることもあるが、オレがみる限り口パクで歌うような人はいなかったように映っていたけどなぁ~。
口パク根絶しよう!!
(前告知のケースや例外を除く)
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