踏切で自殺しようとした少女救出 電車通過直前、高校生「とっさに体動いた」(神戸新聞NEXT-gooニュース)
(以下、同記事から一部文章を抜粋)
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小池さんは慌てて中に入り、少女の手を引っ張った。
大久保駅に近づいてくる電車のライトが東の方に小さく見えたが、恐怖心はなかったという。
「人通りが少ない場所だったし、自分が助けるしかないと思い、とっさに体が動いた」と話す。
少女は抵抗し、踏切に戻ろうとした。
小池さんは体を押さえ「そんなことしたらあかんやろ」と制止した。
電車が通過し、少女は一命を取り留めた。
「なんでこんなことしたん?」。
尋ねると、少女は家族とトラブルになり、自殺を考えたことを打ち明けた。
一部始終を遠くから見ていた人が「カップルのけんか」と勘違いし、110番通報していた。
近くの交番に連れて行こうとしたとき、偶然パトカーが通りかかり、少女を引き渡した。
たまたま踏切を通ってから約15分。
---(以下省略)
【まず・・・一部始終じゃないだろって】
「この高校生、本当にすごい。自分なら一瞬で救出するという選択肢は生じなかったことだろうからだ。」
これが当方の本音であり、率直な感想だ。
しかし、この記事で最も気になるポイントは、上述の抜粋した下線部の箇所だ。
一部始終を見ていた人が、けんかと勘違いして警察に通報したというところだ。
一部始終を見ていたなら、ケンカとは絶対に見えないだろうから、通報した人は一部だけを見ていて勘違いの通報をしたに違いない。
つまり、駆け付けた警察官が「痴情のもつれ」から救出した学生を誤認逮捕するおそれもあったということだ。
このニュースからは、無事に救出したことになっているから、そういう結論になっていないので幸いなことなのだが。
【日本も隣国のような悪しき進化が続いていることも確かなこと】
一部の隣国に見られるような身勝手すぎる考え方のある人や我が国でも増えてきた利己主義的発想者が関わっていたなら、今回の一件も「果たしてそういう取り扱いになっていたか」は不明だ。
きっとあなたも見たことがあるだろう、隣国において車に轢かれた女性を通りがかりの人が助け出したら、助けた人を被害者が警察に突き出すといった動画を。
日本ならまだこんな事件は起きないだろうが、国内で利己主義者が増殖する時代がこのまま続いているなら、もしかしたら救出した学生も逆の立場になっていたかもしれない。
そう思うと自分も一瞬の判断で、そこまで頭が回るか疑問だけど、その場において救出できたのか、ふと深く考えてしまうニュースだったので記事にしてみた。
改めて、救出した学生の勇気によって若い命と未来ある命が無駄にならなかったことを、本当によかったと思うし、とにかく救出した学生には、遠いところからだが自分も感謝の念を伝えたい。
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