【多少の脱線は想定内?】
大阪護国神社を参詣後、天気はすっきりしないものの非常に清々しい気持ちで初乗車の阪急電車を介して、次の目的地の駅がある「(阪急)六甲駅」に降り立った。
雨はパラパラと降っていたが、駅のロータリーは雨よけがあるので雨に濡れることなく次なる移動機関である神戸市バスに乗車した。
ところが・・・
念には念を入れて調べておいたはずの「ICカード問題(過去ログ参照)」に齟齬がある事象が発生したんだよ~。
後乗りのステップからICカードゾーンをいくらタッチしてもなんの反応もないんだ。
「やられた、マジかぁ・・・まさかの金沢・岐阜状態かよっ!」
タッチゾーンはあるが、カードセンサーが死んでいる状態、ゆえに共通ICカードが使えないことが判明したんだ。
周りを見渡すと、乗客のほとんどが小銭を用意し始めていたので、どうやらこれは覚悟しなければならないようだった。
【キモが冷えたというか自身にガックシ】
詰めが甘かった自分を残念に思いながら、ローカルルールの洗礼を浴びるのも、また旅の醍醐味と割り切ってわずかだが路線バスの旅を味わう。
やがて「護国神社前」というバス停でオレのほかに3名下車するので、先に支払方法をチェックしていたら、3人全員が現金払い。
オレも220円を慌てて右手に握りしめて支払おうとしたら、小銭支払い箱の隣に見慣れたICカードセンサーがあるんだよね。
ヤケクソと自分を信じたい気持ちと相まって、エイヤっとICセンサーにSuicaをタッチしたら、これがなんとOK支払い(笑→齟齬ではなかったという。)
自分なりの解釈だが、統一区間しか走らない路線バスは、完全後払いだから乗車時のタッチは不要だということなのだろうとこの時に悟ったんだわ。
【判断ミスも重なって】
目的地の神戸護国神社では、あんなことやこんなことがあって気落ちしたというか心が折れたというか・・・
まあ事実は事実として噛みしめて。
目の前のバス停よりJR六甲道駅行きのバスの時刻表を眺めると、ちょうど時間の谷間なのか30分以上も待たなくてはならず、雨の中30分も待っていられないので、とりあえずJR六甲道駅方面に向かって歩くことにしたんだ。
しかしこれが大きな判断ミスだと、歩き始めて3分で気づくんだわ。
知らない街での判断ミスって傷口も大きくなるということを。
【阪急六甲とJR六甲道】
ほとんどのバスは、この護国神社付近からバスに乗ろうとすると阪急六甲駅どまりでジャンジャン走っているのだけど、そのうち30分程度に1本以上がJR六甲道駅に向かうバスとなっている。
しかし、グーグルマップを展開したら案外阪急六甲駅とJR六甲道駅が歩いていける距離にあることが判明。
しかも、六甲山口までくればJR駅行きのバスもジャンジャンあることも判明。
だから、歩き始めてもすぐに阪急六甲駅行きに乗ってJR駅まで歩くという選択か途中からJR駅行きのバスに乗るという選択肢があったわけ。
【nobizouの判断は?】
先の神戸護国神社の一件で完全に気落ちしているので、目の前のバスがバンバン通り去る様を眺めているしかなかった。
それだけ、後手に回った悔しさとその距離をバスに頼るのかという葛藤が最後まで戦い続けたんだよね。
気落ちしながら歩いていたら、気づけば目の前にJR六甲道駅が見えてくるという有様。
終始下り坂だったので過酷さはなかったものの、長く歩いたせいでふくらはぎと心には深いダメージを負ってしまった。
(おそらくもう来ることもないであろう六甲道駅。この光景をしばらくの時間、眺めてしまったなぁ。)
【とどめの一撃】
結局、その距離をすべて徒歩に使ったため、これまでの時間の貯金をすべて吐き出してしまったのだけど、最後に最もガックシした光景は、ある意味見たくなかったものでもあったなぁ。
そう、まさかの「みどりの窓口」が猫一匹の客もいなかったことかな。
さんざんブログの記事で5連投という大作をカマした案件だったのに、現場ですべてかき消されるというね(大笑)
まあ、これも勉強だしスムーズな展開という点では、今の今では前向きに思えるけれど、現場のオレにしてみれば傷口に塩を塗られた感覚でしたわ。
もちろん、JR西さんには何の罪もないことくらい百も承知でございます。
それにコロナの影響もあったろうしね。
(超閑散としていた六甲道駅のみどりの窓口。ここでスムーズにきっぷが買えたなら、あの大作は何だったんだというww)
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