ラーメン好きでなくても、その名は多くの人が聞いたことがあるだろう「中華蕎麦 とみ田」という行列で有名なお店を。
自分もかつては、“そこのラーメンなら20年位前に食べたことがある“と、どこか※で綴った記憶があるものの、正直、食べるチャンスと食べたいというモチベーションが中々重ならなかった。(※→多分、グーグルかなぁ?)
それも直営店が千葉駅構内にあるというのにね。
それが、ようやくそのタイミングが来たのよ。
ある日の土曜の昼下がり、ワケあってベロベロ状態で千葉駅のホームから上がってきたとき、「もし行列が一人もいなかったら、とみ田で食べてみよう」というモードになっていた。
実はこのモード、自分が空腹で千葉駅構内を歩いているときは、結構な頻度でおとずれているのだが、さすがの人気店は行列でないタイミングをアサイチ以外に見た事がないので食する機会なんか、今の今まで当然なかった。
しかし、なぜかこの日は奇跡的に行列ゼロ、しかも店内に3席ほど空席が見えたので、すぐさま券売機のほうに向かうと、やはり人気店なのかオレが自販機に向かう間にちょうど3人が自販機前にスッと入られてしまった。
それでも、この人数なら・・・と考え直してチョット並んで入店する。
つけ麺(正しくは”つけそば”であることは百も承知!)は、茹で時間が長いから待ち時間が長いという比例現象が生じるということは知っていた。
でも店内の客は、意外にもつけ麺以外のメニューをオーダーしている人も多かったこともあってか、5分ちょっと待ったらオーダー品が届いた。
これが、千葉駅”とみ田“のつけ麺。
値段は憶えていないが、並盛で900円くらいだったと思う。
超濃厚の魚介系スープとラーメンとは思えない太さの麺は、たとえ並盛であっても圧倒感がある。
これを元同僚の後輩に言わせると、あんなに綺麗に並べられた麺を含めてひとつの芸術なんだと聞かされたことを思い出した。
まあ、なるほどなってところかな。
味については、評判どおりクセになりそうな濃厚な味わいと麺の絡み具合と相性、たしかにこれも芸術だと理解できる。
麺なんかは、コレだけ太くても大味になっておらず、しっかりとした歯ごたえ以外にも小麦のような風合いも運んでくれる存在だったからね。
でも、これが美味しいかと言われたら、自分の用意したハードルが高かったせいもあるけれど、”なるほど“の域は出なかったかな。
それどころか、両隣が偶然にもラーメンの特大をオーダーしていて美味しそうに食べていたことから、次回もチャンスがあったならラーメンかなぁ・・・とすでに次回のことを考えてしまっていたし。
そして奥のほうからは、続々とつけ麺オーダーの人たちが、慣れた様子で割りスープを発注していた。
オレもキョロキョロして”割りスープは無料でできます。つけ麺の方のみ!”の貼り紙を見つけて(自分も偉そうに)真似して頼んでみた。
すると、これを飲み干した直後、猛烈な胸焼け発生!
(その日の夜は食事も取れなかったくらい強烈だったなぁ。)
麺もスープも癖になりそうな味わいで、また食べて見たいと思うけれど、
オレの年齢では、このハードルはもう超えられないみたい。
PS:つけ麺の表現をあえて使ったのは、店内の貼り紙を引用しただけで深い意味はない。
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