盟友M,君(松井たかお君)が、癌と戦っている。昨秋、大腸癌ステージⅣの宣告を受けたのだが、不屈の闘志と人類愛に燃えて闘病生活を送っている。
彼は言う「負け惜しみではなく、自分は病に感謝している。病を得て初めて知ったことがたくさんある」。そして、「おれは負けないよ!」と。
その松井君から昨夜メールが来た「佐藤宏三君の個展に、12日、お客を連れて行くよ」。8703は驚き、そして喜んだのは当然である。いつも気に掛けていながらも、何と書き、何を伝えるべきか逡巡して2月末以来私的なメールは送っていなかった。
昨日、恐る恐る(松井君ごめん!)「その後容態はいかがですか?」のメールを打った。その返信が夜入ったのだ。彼は、一昨年の「佐藤宏三展」に足を運んでくれて、宏三君の作品と人柄を絶賛してくれていた。
松井君は元々は画学生であったので、美術関係には詳しく、批評は的確である。その彼が病を押して、又駆けつけてくれるというので、昨夜、早速宏三君に連絡をした。確実に面談できるとの返信があり安堵している。