8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

自然災害と人災

2011-09-04 08:35:51 | インポート
台風12号が遅々とした動きで、各地に大雨被害をもたらしている。3.11東日本大震災、そして津波によって未曾有の大被害を受けた日本列島に更なるダメージを与えている。相次いでやって来る自然災害に「想定外」という言葉がよく使われる。

「想定外」という言葉には明確な基準が無く、きわめて曖昧な表現であるために、時には言い逃れのように聞こえるものである。果たしてどれほどのことを想定し、それに備えていたのかが重要である。防ぐことが可能な自然災害を、防ぐべき備えを怠って被害を受けてしまうと、それは人災とも言えよう。

3.11東日本大震災と大津波は未曾有な大被害をもたらした。「未曾有」ということは「想定外」ということになるであろうが、最近の自然現象は従来の想定では計り知れないものがあるように思う。大地震、大津波、大豪雨、竜巻等々、想定の枠を拡大しなければならないようである。

「人の命を守る」ためには万全を期さねばならない。そして、人智の及ばぬ事態を「想定外」と言うのであれば、「福島原発事故」は大地震・大津波が誘発した人災である。なぜならば、人間が敢えて備えた原発が起こした事故であり、無ければ起こりえない事故であった。
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