現在、「函館市合唱教育研究会(仮称)」の設立が進められている。誠に喜ばしいことと思っている。8703は今年8月にNコンの審査員として函館を訪れたが、数年前に行った時に比して参加校が減少していた。
全道的にみて、Nコン参加校数で見る限り札幌地区以外は頭打ちか減少気味である。折角の発表の機会を大いに活用して欲しいと感じ、参加校数の増加を願っている一人である。
そのような中で、「函館市合唱教育研究会」設立の動きは朗報である。会の活動が軌道に乗れば、必ずや函館市全体の合唱活動に好影響をもたらすであろうことを確信している。
大先輩各として「札幌市合唱教育研究会」がある。同会の歴史は長く、その実績もすばらしいものがある。8703は以前から同会の活動を高く評価してきた。とりわけ札幌地区各中学校による合唱活動の成果は同会の活動が基軸にあり、その影響が徐々に高等学校にも及んでいると感じている。
指導者が連携しつつ研修活動を継続し、生徒も巻き込んだ研究・演奏活動の積み重ねが部活動だけではなく、全校的な合唱活動の充実に繋がっている姿は見事である。
また、「北海道小学校合唱教育研究会」の活動にも注目している。部員確保、活動の継続等々において大変な環境下、合唱指導に情熱を注ぐ指導者には常日頃から敬意を抱いている。
近年、同会の活動が文字通り全道規模になりつつあり、本年12月28日(月)札幌市民ホールで開催される「第13回北海道小学校合唱フェスティバル」には11団体がエントリーしている。楽しみである。
間もなく産声をあげるであろう「函館市合唱教育研究会」の成長と発展を心より願い、その初行事となりそうな「合唱講習会(初級指揮法)」2010年2月7日(日)亀田中学校へ、8703は応援に駆けつけようと思っている。