愛する、って簡単に言うが、実は難しい。
一体、愛するってどんな意味なんだろう。
愛する、という行為も、人それぞれによって違っていそうだ。
尽くす女性がいる。
相手が自分をひどく扱っても尽くすのだ。
それが愛する事だと思っているから。
そして、そのように尽くしていけば、相手もいつかは変わってくれると信じている。
はたしてそうだろうか?
尽くされた男性は、その女性に甘える。
その女性には、何をしても許されると思っている。
恩を感じてくれ、返してくれる男性もいるだろうが、尽くしてくれる女性を簡単に捨てる男性もいるだろう。
私は、一方的に尽くすことはできない性分だ。
一緒にいて楽しくない人は愛せない。
酷いことをする人は絶対に愛せない。
自分をいじめる人を愛せるわけがない。
そういう人とは、関わらないし、付き合わない。
自分が変われば相手も変わる、なんていう言葉を信じて、いじめる相手のご機嫌をとったり、家来になったりするのは大嫌いだ。
なんでもやってあげることを、愛することだと勘違いしている人もいる。
そうされた子供は、自分では何も決められない、できない子供になってしまう。
愛する事、私は、相手の成長の邪魔をしないで見守る事、なんじゃないかと思っている。
相手とは、大人も子供もお年寄りも全ての人だ。
なので、何も手出しをしないで見守る事も、愛する事だと思う。
ほったらかすのではなく、相手がなんでも自分で決めて行動し、自分に責任を持てる人になれるように、見守るのだ。