ドラマ「Woman」終わりましたが、近年まれにみるとてもよいストーリーでした。
毎回、見るたびに、自分の子供の幼い頃のことを思い出し、涙がこぼれました。
主人公は最終回で、すごく心に残る事を言いました。
「私は、あの嵐の夜、あなた(母親)が私の手をぎゅっと握りしめてくれていた思い出があるから、あなた(母親)がいなくなっても生きてこれた。だから今私は、いつこの世からいなくなってもいいように、自分の子供たちの手をいっぱいいっぱい握ってるんだ。」
そうなんですよね。
子供は母親から大切にされていることを実感できるのが、一番の幸せなんだと思います。
子供の欲しがる物を買い与えることよりもなによりも、子供の手をいっぱい握って抱きしめることが、子供にとっては一番嬉しい幸せな事なのですよね。
そういう思い出があるからこそ、たとえ母親がいなくなっても、子供は道を踏み外すことなく生きていくことができるのでしょう。
母親も、いろんな事情を抱えます。
私もそうでした。
旦那の親と同居したため、上の子は下の子が生まれるとすぐに、婆ちゃんと寝ることになりました。
それは、婆ちゃんの強い希望であり、そうすることが嫁と舅、姑とうまくやっていくことにつながるからでした。
それで婆ちゃんは、上の子を自分の子のように可愛がり、干渉し続けました。
その頃、私は自分の体の不調と、二番目の子のアトピーと、お舅の言葉の暴力とで、心の余裕がありませんでした。
でも、上の子が高校生の時に、泣きながら訴えたのです。
きっとすごくすごく勇気がいったと思います。
「どうしてママは、私を婆ちゃんの部屋に追い出したの?○○(二番目の子)が可愛くて私が邪魔になったの?」って。
「それは誤解だよ。婆ちゃんが○○(上の子)と寝たいっていうからそうしたの。○○(上の子)を婆ちゃんに取られて寂しかった。だからせめて○○(下の子)は自分で育てたかった。」と私は答えました。
上の子も下の子も私はとても大切だと思ってましたが、上の子はこの家の犠牲となり、私の愛情を感じることがあまりできなかったようでした。
だからでしょうか。
上の子は、中学生になる頃まで、おねしょが治らなかったのです。
私と上の子と下の子と一緒に寝て、私が毎晩、上の子と下の子の手をぎゅっと握って寝かせることができたら、上の子のおねしょも治っていたことでしょう。
上の子と一緒に寝ることはできなかったけれど、上の子を大切に思っていることに変わりはなく、それを上の子がどの程度理解してくれているかは分かりません。
だからでしょうか。
上の子は昔からぬいぐるみがないと寝られず、今でもぬいぐるみをそばに置いて寝ます。
また、上の子は下の子よりも、金遣いが荒いです。
私が今後できることは、上の子も下の子も大切に思うことだけです。
子育ての時期が終わったことは、もうどうしようもないのです。
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