人生何があるかわからない。
1週間前の、まだ、健康だった頃が嘘のようだ。
その頃まで、私の人生にしては珍しく穏やかな数年を過ごしていた。
夫の両親の介護から解放されて、毎日のんびりと。
そんな貴重な時間を、私は愚かにも、また不満の数を数える癖で、たまに落ち込んだりしたのだ。
まだ足りないまだ足りないって。
満ち足りた人生を送っている人というのは、自分の与えられた環境に満足できる人なのだ。
足りないものを数える人は、いつまでたっても、満ち足りた人生を送れない。
大体、健康で、お金があって、美形で、友達にも恵まれて、仕事にも恵まれて、家庭にも子供にも恵まれている人なんて、いるのだろうか?
そんな完璧に満たされている人など、いないと思う。
みんな何か悩みや苦しみを抱えて生きている。
周りが幸せそうに見えるのは、幻想なのだ。
病気になって初めて健康のありがたさを知るというが、まさしくその通りだ。
失って初めてわかるって、なんて愚かなんだろう。
同じ事を、捻挫した時も思ったのに、治ったらまたすぐに忘れて、時々不満を数えてしまう。
今に満足、今が幸せ、と心から感じる、これが私の課題だ。
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