昨日の続きです。
さわらびの道をさらに進むと、宇治上神社の鳥居が見えてきます。
おっと~、この参道の両側のカエデの紅葉はとても素晴らしいのですが時期を逃しました。
名残の紅葉を眺めながら、突き当りの小さい橋を渡って神社境内へ。
宇治上神社は、それほど大きな神社ではありませんが、世界文化遺産にも登録されています。
それもそのはず、本殿・拝殿ともに国宝に指定され、中でも本殿は日本最古の神社建築なんだそうです。
こちらが拝殿です。
鎌倉時代の造営で、寝殿造の遺構といわれているそうです。
いい加減な写真の撮り方なのでちゃんと写っていませんが、左右に盛り砂があります。
看板の矢印に従って、右手に回り込み本殿に向かいます。
右手には、宇治七名水のひとつ、桐原水があり、そこで手を清めます。
七名水のひとつと書きましたが、残りは全部枯れてしまい残っているのはここだけなんだそうです。
右手から中に入って柄杓をとり、左手の井戸で水を汲んで(左)、右手の井戸で手を清めます(右)。
(つながっているのですが)
そのあと本殿に向かいます。
本殿脇にあったヤツデの花が綺麗でした。
そしてこちらが平安後期に造営された本殿です。
ご祭神は、左から、菟道稚郎子、応神天皇、仁徳天皇の三柱です。
とてもシンプルな作りで、聞くまでそんな由緒のある建物とは知りませんでした。
手すりが無くてちょっと怖い石段を登って参拝し、そのあとさらに先に進みます。
ほどなく、目的の大吉山の入り口に到着。
ここにも、源氏物語宇治十帖の「総角」の古蹟がありました。
説明はこちら→(クリックしてください)
ここから小鳥の楽園、大吉山へ。
緩い坂なので、楽勝楽勝!
落ち葉をザクザク踏んでいきます。
ほとんどがシイなどの落ち葉ですが、こんな落ち葉も。
何かお判りでしょうか。
こちら、左がタカノツメ(ウコギ科タカノツメ属)、右がコシアブラ(ウコギ科コシアブラ属)です。
どちらも若芽が山菜として食されますが、特にコシアブラは絶品なんだそうです。
落ちた葉はよく見かけるので、場所を覚えておいて春に採りに行こうかな~
なお、タカノツメは真っ黄色に黄葉しますが、コシアブラは紅葉(黄葉)せず脱色したように白くなります。
ほどなく展望台です。
ほどよい運動になるので、常連と思われる高齢の方々が沢山いらっしゃいました。
サザンカが綺麗!
この近くにヤマガラやシジュウカラ、アオジにクロジなどがいつも来ているのですが・・・
この日は全く姿が見えません。
餌場は無鳥・・・
仕方がないので、近くにあった案内地図を見てみると、この先に「朝日山観音」という場所があるようです。
そこまで行ってみることにしました。
おや、ここから先は興聖寺の山だったんですね。
(続く)
【撮影:2022/12/10 宇治市】