令和4年12月の道草日記です。
ついに、今年も今日で終わりになりました。
中旬からの寒波で、それまで持ちこたえていた花も一気に消滅・・・
その上、新年を控え、町のあちこちで綺麗に草刈りが行われ、ずいぶんスッキリとしてしまいました。
さて、そんな中どんな道草が見られたでしょう。
どうぞご覧ください。
〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様) 46種類 -19
☆印は12月に今シーズン初見 だったもの。
(逸)は園芸種の野生化で、道草日記の中では2か所以上で、野生化していたら載せています。
・アカザ(花)
花か実かよく分かりませんが、すごく大きく育っていました。
・アメリカセンダングサ
もう枯れる寸前のように見えますが、何とかまだ咲いていました。
・アメリカフウロ(花)☆
なんと、線路わきに群生発見!よく見ると花も咲いていました。なぜ??
・アリアケスミレ(花)☆
完全に迷い咲きですね。スミレでは時々あります。
・アルストロメリア(花)
まるでそのまま固まったかのように先月と同じ姿を見せています。
・イヌタデ
あれほど大繁殖していたのに、中旬にはポツポツ残るのみ。
・イヌホオズキ
地味~にずっと咲いています。
・オオキバナカタバミ(蕾)☆
時間帯によっては咲いているのかもしれませんが、今のところは蕾のみ。
・オシロイバナ(蕾)
・オニタビラコ
・オランダミミナグサ
・カラスノエンドウ(花)☆
ついにこの寒空に咲きはじめました!
・コセンダングサ(花)
・コマツヨイグサ
まだ咲いているので、嬉しくなって撮りました。
・シロツメクサ
前に一面イヌタデが咲いていた休耕畑、今は一面シロツメクサに変わりました。
ただし、花はまだ少ないです。
・スズメノカタビラ(花)
・スミレ(閉鎖花)
・セイタカアワダチソウ(花)
まだ少し黄色い花が残っていますが、ひところの元気は全くないです。
・セイヨウタンポポ(花)
地面にへばりついて、そこそこ咲いています。
・ゼニゴケ(花):入れていいか悩みましたが、花が咲いていたので。
(花ではなく雌器托と呼ばれる雌花のような器官が付いていたので、「花」と書きましたが、
説明がややこしいので、苔類は入れないことにしました。
shuさん、アドバイスありがとうございました)
・ダンドボロギク
・ツタバウンラン
・トキワハゼ
ボロボロになっていましたが、まだ咲いていました。
・ナズナ
・ナルトサワギク
特定外来種で、あちこちに少しずつ咲いています。
・ニセカラクサケマン(花)☆
例年1月頃から咲くイメージですが、そろそろ咲きはじめていました。
・ニホンズイセン(花)☆
下旬にはあちこちで咲きはじめていました。一度咲いたら同じ場所に毎年咲きます。
金網の向こうの荒れ地の花、どこから来たのでしょう。
・ノアサガオ
上旬にはまだまだ元気に咲いていました。
残念ながら、気温の低下で月末には株ごと枯れてしまいました。
・ノゲシ
花が少なくなると、撮ってもらえる花・・・
・ノジスミレ
多分・・・
・ノボロギク
多くはありませんが、去年咲いていた場所に今年も咲いていました。
・ハキダメギク
11月に何で気づかなかったんだろう・・・
・ハタケニラ
・ハナイバナ
田んぼ脇の植物はめっきり減ったのに、ハナイバナのみ猛威!
・ハナカタバミ
・ヒナギキョウ
・ヒメジョオン
少し残っていますが、ほとんど枯れてきました。
・ヒメツルソバ
すごく元気な場所と、息も絶え絶えの場所があります。その違いは??
・ブタナ
・ホトケノザ
見ると撮ってしまいます。まだそれほど群生はしていません。
・マメカミツレ ☆
そろそろかな~と思い、去年見た場所をみると、咲いていました!
草刈りしたばかりなのにすごいです。
・マメグンバイナズナ
なぜか一年中細々と咲いている印象・・・
・ミニトマト(逸) ☆
なんで?と思われるでしょうが、最近結構思いがけない場所で見かけます。
こちらは水路の隙間から。
・メマツヨイグサ
間欠的に花を見かけます。タイミングなのかもしれません。
・ユウゲショウ
先月もそろそろ終わりと思って写真を撮ったのに、まだ綺麗に咲いていました。
・ヨウシュヤマゴボウ(蕾)
前に刈られた株からまた葉が伸び、蕾が付きましたが、そこで文字通りフリーズしました。
・ランタナ
この時期でもまだ咲いている場所が結構ありますね。
〇葉、芽のみ 38種類 +2
・アオツヅラフジ
道草で見る株は雄株なので実はないですが、葉はまだ青いです。この後草刈りに・・・
・アカカタバミ
・アカザ(葉)
・アメリカフウロ(葉)
一か所だけ花がありましたが、まだまだ葉が主流。
・アルストロメリア(葉)
・ウチワゼニクサ
・オオキバナカタバミ(葉)
・オオフサモ
一時見えなくなっていましたが、他の草が枯れてきて再会。ありがたくないですが・・・
ウチワゼニクサもちょろっと見えていますね。外来種天国か・・・
・オヤブジラミ
・オランダミミナグサ(葉)
・カキドオシ
・カタバミ
・カニクサ
・カラスノエンドウ(葉)
・カンナ(葉)
・ギョウギシバ(葉)
・クズ(葉)
この時はまだ少し緑ですが、12月末には枯れ果てて。
・コハコベ(葉)☆:今緑色なのはコハコベ・カラスノエンドウ・ヤエムグラくらい・・・
・スギナ
・スミレサイシン
・セイヨウカラシナ ☆
根生葉だけではカラシナかアブラナか分かりませんが、この場所のは多分カラシナ。
・センニンソウ
珍しく、斑入りの葉がありました。冬の濃い緑はセンニンソウが多いです。
・ツメクサ
・ツルニチニチソウ
・トキワツユクサ
・ドクダミ
・ナガミヒナゲシ(葉)☆
こんな時期にもう出てきていたのですね。
・ニセカラクサケマン(葉)
・ノボロギク(葉)
・ヒガンバナ(葉)
・ヘクソカズラ(黄葉)
黄色と言うか、黄金色になっていました。下に見えるのはアルストロメリアの葉
・ヘビイチゴ(紅葉)
こんなに綺麗に赤くなるのですね。
・ミチタネツケバナ(葉)☆:一番先に見つけたのはうちの庭のプランター
・ミドリハコベ
・ムラサキカタバミ(葉)
・メキシコマンネングサ
他のマンネングサもあるのかもしれませんが、草刈りで消滅。ここだけ残っていました。
・ヤエムグラ(葉)
気温がマイナスになっても、緑で頑張っています。
・ヤブマオ
・ヨモギ(葉)
〇実、種、終わりかけ 45種類 -13
・アオゲイトウの仲間
多分実・・・ですよね。
・アキノエノコログサ
先々月・先月の群生と同じ場所。どんどんみすぼらしくなってきました。
・アメリカアサガオ(実)
・アレチハナガサ(花後)
・イシミカワ
・イノコヅチ(実)
・エノコログサ(枯)
・オオオナモミ(実)
どんどん実が茶色く堅くなってきました。
・オオニシキソウ(実)
・オオバコ(実)
・オギ(綿毛)
何度も見てくださってありがとうございます。
・カナムグラ(枯)☆:気温がマイナスになると朽ちるタイプ
・カラスウリ
沢山ぶら下がって、まるでクリスマスツリーのオーナメントのようでした。
・カラムシ(実)
・ギシギシ(実)
緑を見るとついつい撮ってしまう今日この頃。
・ギョウギシバ(枯)
・クワクサ(花後)
・コセンダングサ(実)
刈られない限り、いつまでも残っています。
・コニシキソウ(実)
実というより、紅葉が見事。名前の通りですね。
・コムラサキ(実)
・スズメノカタビラ
・スミレ(実)
・セイタカアワダチソウ(綿毛)☆
もこもこで温かそうです。時々スズメが食べています。
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・タチスズメノヒエ(実)
下旬には朽ちていました。
・チチコグサモドキ(実)
・ナガエコミカンソウ
民家の石垣の隙間からいい感じで生えています。
・ナツフジ(実)
・ニラ(実)
いつまでも残っています。
・ノゲシ(綿毛)
タンポポとちょっと雰囲気が違う綿毛です。
・ハゼラン(実)
・ヘクソカズラ(実)
ツヤツヤ度が半端ないです!結構いつまでも残っています。
・ホシアサガオ(実)
・ホソバツルノゲイトウ(花後)
・ホソバヒメミソハギ(実)
・ホテイアオイ(枯)
先月沢山浮いているのを見て驚いたホテイアオイが、こんな風に・・・
ちょっと不気味。
・マメアサガオ(実)
正直、マメアサガオ、ホシアサガオ、マルバルコウの実の区別がつきません。
ここでマメアサガオが咲いていたから、多分マメアサガオ。
・マメグンバイナズナ(実)
・マルバルコウ(実)
ね、マメアサガオと似ているでしょう。
・メヒシバ(実)
・メマツヨイグサ(実)
先月は見逃していましたが、しっかり枯れた実が残ってました。
・メリケンカルカヤ
・ヤナギバルイラソウ(実)
・ヤブラン(実)☆
なんと、ヤブランが沢山実っている場所を見つけました。ツヤツヤ!
・ヨシ(綿毛)
・ヨモギ(実)
まだ花後の実が残っていました。
・ランタナ(実)
最初は緑、のちに藍色から黒になります。
・ワルナスビ(実)
今年は妙に実付きがいいです。黄色いミニトマトそっくりです。
以上、のべ129種類。
先月見た数が159種類でしたので、30種類減りました。
内訳をみると、緑の葉が若干増えた一方、花と実はかなり減りました。
10日頃に見られた植物でも、夜の氷点下のせいで、下旬には多くが黒く溶けたようになりました。
その中で、緑の葉を元気に茂らせている植物はすごいな~って思います。
今年も1年間道草日記、そして「なつみかんの木々を見上げて」を見てくださってありがとうございました。
2023年もどうぞよろしくお願いします。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ~\(^o^)/
【撮影:2022/12 宇治市】