ローカルな紅葉をみて大満足していましたが、紅葉も終わりの時期になり、ちょっとムズムズ。
この時期なんとなく見たくなるのが、かの有名な東福寺の紅葉です。
雲海のように折り重なるモミジは得も言われぬ美しさで、一目見ようと多くの人が毎年訪れます。
人混み嫌いの私がなぜ行くのかというと、通勤途中の駅にあるから。
ということで、今年も日の出から間もない7時過ぎに、JR東福寺駅で途中下車して行ってきました。
東福寺に行くまでの道の両側には、いくつもの塔頭があります。
そんな塔頭の紅葉を見るのも楽しみのひとつ。
こちらは、観光客お断りの雲源院。表から中を見せていただきました。
石の六地蔵が可愛いです。
白い塀と赤いモミジが続きます。
右手の赤いのぼりのある塔頭は同聚院。
働く女性の守り本尊がいらっしゃるそうですが、まだ門が開いていませんでした。
白いバラがとても綺麗で、凛とした美しさを感じました。
いよいよ目的の臥雲橋が見えてきました。
ここは普通の道路なので、いつでも誰でも通れます。
しかも、そこからはこんな風に通天橋とその前のモミジの雲海を眺めることができるのです。
今年の紅葉は真っ赤ではなく、オレンジ色のようでした。
手前の赤い葉、奥のオレンジの葉ともに、遠目には綺麗ですが、近づくともうかなり傷んでいました。
それでも今年もこの雰囲気を見られてよかったです。
通天橋からは、紅葉雲海越しに臥雲橋を見ることができます。
この時間ではまだ開いていないので無理ですが・・・
見る場所によっては、赤い葉がなく、くすんだオレンジ色から黄土色になっているようでした。
ちょっと行くのが遅すぎたようですね・・・
一番いい時期に通天橋から見た人は、赤やオレンジの紅葉の雲海を見ることができたようです。
やはり、タイミングよく市内の紅葉を見るのは難しいです。
でも、参道をさらに進むと道の両側から覆いかぶさるように、美しい紅葉が。
これは綺麗!
赤一色より、風情があります。これぞ京の紅葉ではありませんか。
ということで、それなりに満足していつもの通勤ルートに戻りました。
行きに見そびれた塔頭の明暗寺の紅葉も綺麗です。
このように、今年も約30分の寄り道で今年も東福寺の紅葉を見ることができました。
時間をかければ、通天橋やお庭、塔頭の数々も拝観することができます。
昼は人が多そうですが、行ってみる価値は十分あると思います。
ということで、今年の紅葉散歩はこれで本当におしまいです。
紅葉狩りにお付き合い、ありがとうございました。
【撮影:2023/12/5 京都市東福寺】