自宅から45分程度で、沢山の春の妖精が見られる寿長生の郷。
しかも、通常時は入園無料なのですから、行かない手はないですね!
(イベント時には駐車料が必要ですが、その分金券がもらえるので実質タダです)
今日はそんな里山に咲く木々の花をご覧ください。
この投稿をする頃には終わっている花もあると思いますが、来年の参考に~
(マップはこちら)
寿長生の郷の入り口を通ってまっすぐに進むと、右手に野坐というパン屋さんが見えてきます。
そのあたりで左に曲がると野の花観音径に行けるのですが、ふと前方を見ると・・・
あれ、あの小屋はなんでしょう。ひょっとして牧場っぽい?
当たりです!小屋の中に3頭のヤギさんがいました。
長いあごひげが素敵なヤギさん、おくつろぎ中~
ん?なんだか耳が面白い?
頭をズームで見てみると、耳がおしぼりをくるくる巻いたような形・・・
どういう作りになってるんでしょうね。
知らない間にすぐ近くにキジバトのご夫婦が・・・
仲良しさんですね。
ほのぼのしながら、野の花観音径方面へ。
すぐに出会ったのがこのウグイスカグラ。
毛が無いので、ミヤマウグイスカグラではありません。満開でした。
野の花観音径に入ると、レンギョウがいたるところに。
こちらもいたるところに咲いていたトサミズキ。
ミズキという名前ですがマンサク科。
高知県の固有種で、蛇紋岩地帯に自生しているそうです。
でも普通に公園やお庭にも植えられているので、お馴染みですよね。
こちらでは伸び伸び育って、花付きも最高!
びっしりです。
雄しべの葯は最初赤っぽいですが、花粉が出てくると黄色~茶色っぽく見えます。
トサミズキの親戚のヒュウガミズキも沢山ありましたが、一昨日載せたので省略。
日向守明智光秀の所領であった丹波の国(京都府北部)に沢山自生しています。
大江山の自生地に見に行きたいのですが、タイミングが難しそうです。
さて、次に進みます。
あちらに見えている白い花は何でしょうか。
な~んて言われてもこんなピンボケ写真分かりませんよね。
近づいてパチリ。オオカメノキ(ガマズミ科ガマズミ属)の花でした。
あの\(^o^)/冬芽が開くとこんな花が咲くのですね~
私の記憶では、京都や滋賀の北部の山ではGWくらいに咲きます。平地では早いですね。
続いて池の畔のこちらは・・・
花をズームで見てみると・・・
お~、クロモジ(クスノキ科クロモジ属)ですね!
クスノキ科クロモジ属の仲間の多くはこんな風に咲きますが、山で見かけるのはザ・クロモジが多いです。
雌雄異株ですが、沢山の雄しべが見えているのでこの木は雄株ですね。
ご存知の通り、和菓子に添える楊枝を黒文字と言いますが、香りのよいクロモジで作られているから。
葉に芳香成分が含まれていて、お茶にもできるそうです。
試してみたい!
またまた遠くに花が・・今後は濃いピンク。
これは分かりますよね~
そう、コバノミツバツツジ(ツツジ科ツツジ属)の花です。
もう咲いている!とびっくりしましたが、花期は3~5月なので普通みたいです。
早春、葉に先立ち花が沢山咲くので、まだまだ冬枯れの山ではとても目立ちます。
こちらもう何が何だか・・・の写真ですみません。
背の高い木はモクレンでしょうか。
今回注目したのは、下の方の木です。
分かりにくいですが、キブシ(キブシ科キブシ属)の花がびっしりとぶら下がっていました。
例によってズーーーム!
こちらも雌雄異株で、この小さい花の中に沢山の雄しべが見えたので雄株だと思います。
あ、シデコブシ!
四手(紙垂)に例えられる花弁ですが、雨には弱いようでヨレヨレでした。
赤いほうもありました。こちらは咲き始めだったのか、かろうじてセーフです。
さらに進むとまた白い花が遠くに見えてきました。
この辺りの木々にはまだ葉が出ていないので、まるで浮かんでいるよう。
そう、春一番に咲くゲンカイツツジ(ツツジ科ツツジ属)です!
岡山以西に自生のゲンカイツツジが見られるそうですが、ミツバツツジのようなピンク色。
白花は園芸種?検索してみたら自分のブログが出てきてガッカリ。
こちらは心穏堂という陶器やガラス器などの無人の販売所です。
その手前には大きな濃いピンクの桜の木と、手前の方にはアセビ。
ピンクのグラデーションが美しいアセビ(ツツジ科アセビ属)が満開。
この辺りから展望台の方に向かいます。
こちら、鹿よけの柵を開けて入って振り向いて撮りました。
下の方をみたとこころ。
広大な敷地内には、私の大好きな野の花観音径のほか、田んぼや梅園などがあります。
田んぼは今こんな感じ。
ミチタネツケバナがびっしり。この光景はその辺の田んぼでもよく見かけます。
展望台からの光景・・・
有名な梅園はちょうど花が終わり、一見冬枯れ風。
こんどは6月頃に梅狩りのイベントをするんだそうです。
こちらはさらに奥の方を見た光景。
木には樹名板ではなく、その木を寄付した人の名前を書いた札が付けられていました。
小鳥の家がいくつか設置され、シジュウカラやヤマガラが出入りしていましたよ~
ここのソメイヨシノは五分咲きくらいでしたね~
展望台で一休みし、Uターンして戻ることにしました。
途中のスギの木の間から見た春の光景。
春の里山ですね!
長々長々と見ていただき、本当にありがとうございました。
これで今回の寿長生の郷特集は終了。
もしこちらの方に来られる機会があれば、ぜひお訪ねくださいませ。
満足間違いなしですよ~
【撮影:2023/3/25 滋賀県大津市】
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花は可愛いのに、なにか名前を聞くと
微笑んでしまいます^^;
ザ・クロモジ
こういう表現がなつみかんさんらしい
クロモジの花が咲く時期なんですねぇ~
初夏へのバトンタッチと言ったところでしょうか
ソメイヨシノは五分咲き、
少し遅い春なのを感じます。
のんびり、寿長生の郷をたくさん楽しまれたのが、
伝わって来ましたよ^^
マップを拝見しましたが、のどかそうな場所ですね。
丘という感じでしょうか。
色んな花が自然に咲いているという感じで、まさに春うらら。
トサミズキの花が凄い!
冬芽バンザイのオオカメノキ、こんな花が咲くんですね。
クロモジも見たことが無いです。
花屋で蕾で売っていたかも。
あれはアオモジかな?
上から見下ろした景色がいいですね。
里山の風景を楽しませて頂きました。
先ずはマップの左側から右側に向かってまっすぐ進むのですね。
Bakery&Cafe 野坐まで来ました。そこを左に曲がらずまっすぐ進んで、ヤギ農地に来ました。地図ではヤギが5頭描かれています。
そこから山を上がって、野の花観音径へ向かいます。途中に建物がいくつかあります。
樹木は移植してきたものが多そうですね。トサミズキは土佐国(高知県)の固有種とのこと。なるほどです。
それならば、ヒュウガミズキは日向国(宮崎県)の固有種かというと、さにあらずなのですね。日本の歴史を知らないと理解が難しいです。
オオカメノキは標準和名がムシカリなのか、オオカメノキなのか、ネット情報が錯綜していて悩ましいです。
https://mikawanoyasou.org/data/musikari.htm
https://matsue-hana.com/hana/musikari.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%8E%E3%82%AD
ミツバツツジは、ツツジの仲間では真っ先に花を咲かせますね。こちらはコバノミツバツツジですか。鮮やかです。
背の高い樹は、ハクモクレンですね。里ではよく見かけますが、山では観たことがありません。それもそのはず、中国原産だそうです。
ゲンカイツツジも早くに咲くようですね。実物は観たことがありません。
心穏堂までやってきました。あちこちにシカ除けの柵がありますね。
展望台というのは、地図では山のテラスと書かれたところでしょうか? 素敵な景色です。こんな景色を観ながら、お茶でも飲みたいですね。
小鳥の家では餌付けがされているのかしら? それとも巣箱のこと?
たっぷり時間をかけて、散歩できました。
ちょっと書きすぎてしまいました(m_m)。
こちらは桜がほぼ終わって、早くもつつじの植え込みに花が満開になってるのを見かけるようになりました。
とにかくものすごいスピードです。
なつみかんさんの、写真を見ると早くいかないと終わっちゃうなあと思うのですが、明日から天気が崩れるとのことで、、、ちょっと焦ってます。
ヤギはかわいいですね。
うちの親父はサラリーマンのくせして綿羊を2頭飼ってました。ヤギ系を見ると懐かしくなります。
こんばんは~
春の妖精いあいに陶器、ガラス器の無人売店?
少しだけ陶芸にはまっていたので興味深いです広大な敷地なんですね田んぼ、梅園まで有るなんて
6月には梅狩り良いですね。自然体で野鳥も居心地良いでしょうね幸せなシジュウカラ、ヤマガラ~
最後の映像里山の春抜群、素敵な雰囲気出ていますね
宣伝効果バッチリ~
昨日のイカリソウコメントしたつもりがしていなかった!御免なさい!
今回もたくさんの花に出会えましたね。
やはり私の知らない花がたくさん登場しました。
オオカメノキ、クロモジ、キブシ、ゲンカイツツジなどです。
和菓子に添える楊枝はクロモジで作られているんですね。( ..)φメモメモ
花も素晴らしかったのですが、ヤギさんの耳に興味が湧きました。
いつものことながら、なつみかんさんの観察眼の鋭さは冴えてます。
「耳がおしぼりをくるくる巻いたような形」とはピッタリです。(^.^)
寿長生の郷、花がいっぱいで長閑で素敵な場所ですね。(^.^)
オオカメノキはバンザイ冬芽ではなくて、シュワッチ冬芽でしたね。
葉が亀の甲羅ににているから名づけられたそうですが、花の咲いている時期ではよく分かりませんでした。
クロモジ属にはアブラチャンやダンコウバイ、カナクギノキなどがあり、どれも似たような感じです。
でも実際に私が山の中で見るのは、クロモジとシロモジくらいです。
この時はまだソメイヨシノが初々しかったですね~
今日の夕方から雨が降り出したので、週末には完全に葉桜になっていると思います。
寿長生の郷のホームページはどのページを開けても最初に黒い画面がでてきてなかなか見たい中身が出てきません。
私はイラチなのでイライラするのですが、きっとのんびりと見てくださいね~ということなのでしょうね。
マップも長閑ですね。
今日はよくご存じの花が多かったのではないでしょうか。
アオモジの蕾は巫女さんが持つ鈴のような感じですが、花屋さんにあったのはそんな感じでしたか?
里山を見下ろす光景は気持ち良かったです。
梅のシーズンも良かったでしょうね。
ここはハイシーズンでもそんなに混まないので、来年はウメの時期に行きたいと思いました。
shuさんは地図で行動される習慣があるので、今回も記事に沿ってみてくださったのですね。
野坐はとてもオシャレなパン屋さんなのですが、いつも混んでいてなかなか食事ができません。
この日も散策が終わったらちょうど13時前だったのですが、結局食事はできず仕舞いで、宇治田原のおうどん屋さんで食べて帰りました。
(次は昼ご飯を持って行って、テラスで食べます!!)
私もヒュウガミズキは宮崎特産だと思っていました。
なのにどうして大江山の特産??
だったのですが、おっしゃる通り歴史を読んで納得です。
オオカメノキはてっきりオオカメノキが標準和名だと思っていました。
でも、松江の先生がムシカリとおっしゃっているので心が揺れます。
ミツバツツジとコバノミツバツツジは雄蕊の数で区別できると先日アブリルさんに教えていただきました。
沢山の雄蕊があったので、間違いなくコバちゃんだと思います。
ゲンカイツツジは本当に浮かんでいるみたいでした。
京都府立植物園の植物生態園でも木の花の中では一番に咲きはじめるので、凄く記憶に残っています。
心穏堂は前回中をみたので今回はパスしました。
隣のサクラの品種が気になります。
山のテラスはオシャレで、いつも誰かいるのに今回は無人でした。
小鳥の家は単に巣箱がかけられているだけだと思います。
結構使われているようでしたよ!
沢山コメントありがとうございました!!
今日載せたミツバツツジは3月から咲きはじめるのでいいのですが、もうヒラドツツジも咲きはじめていますね。
おっしゃる通り、早く見に行かないと終わっちゃう!
と気ばかり焦りますね。
今年は京都府立植物園に行ってないので、イチリンソウとニリンソウを見ていません。
週末も忙しいので行けないカモ・・・
それはそうと、お父様が綿羊を2頭も飼っておられたのですか@@
結構大きいですよね。
ビックリです~