なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

大雨の後、サギたち困った・・・

2022-08-21 06:03:47 | 鳥さん

昨日はお盆の時期、炎天下にノンビリ川に集うシラサギたちをご覧いただきました。
その後続く大雨・・・
ほんの1週間くらい前までマイナス15センチくらいだった琵琶湖の水位がプラス5センチになりました。
そこで頑張ったのが天ヶ瀬ダムです。
ガンガン最大量に近い放流を行い、昨日夜の時点で琵琶湖の水位はまたマイナス10センチ。
おそらく今後の雨予報に備えているのでしょう。

天ヶ瀬ダムが放流していると聞いたらじっとしていられないのが宇治市民(←大嘘)、もといなつみかん。
早起きして、ダムを見に行くことにしました。
ということで、今日は宇治市植物公園の予定を変更して、昨日見た宇治川の様子です。

途中、見たかった場所がこちら。
そう、まさに昨日投稿したばかりの鷺山です。


ほ~、時間の違い(昨日は14時、今日のは7時過ぎ)はあるものの、みんなまだ鷺山に留まっています。


例によって、目いっぱい望遠で・・・


全部白いサギに見えますね。
アオサギはもうコロニーを撤収したのでしょうか。
おや、上の写真ではよく見えませんが、中央に茶色い色の鳥が・・・
ゴイサギの雛鳥?わかりません。


少し横の方はこんな感じで・・・
やはり右の方に茶色い鳥がいます。


先日サギがたむろしていた川はこんな風に水が轟轟と・・・


もうちょっと大きくしてみると・・・中洲の木の根元がこんな風に水没していますね。
当然のようにサギはいません。
もうちょっと放流量が少なかったら、岸辺で餌を狙う姿も見られるのですが、この勢いでは無理。


そのせいか、鷺山を飛び立って、宇治川を飛び越して西の方に移動するサギを沢山見ました。
サギも大変ですね・・・
見るものを見たので、今度はそのダムに移動することにしました。
途中のクズの道。
そろそろ花が咲いているかと思ったのですが、全くです・・・


花もないのに、イチモンジセセリを発見。
休憩中?相変わらず、目が大きくて可愛いです^^


同じマメ科のメドハギが咲き始めていました!


茎が細長いので昔占いの筮(めどぎ)に使ったそうです。
いわゆる筮竹(ぜいちく)ですね。
花は結構上品です。


高水敷に下りるときに通った護岸の踏み跡、同じ場所を上っているとピンクの花を発見。
クズなどの葉に埋もれていて、行きには気づきませんでした。
最初トウバナかと思いましたが、ずっと大きいです。


ひょっとしてクルマバナ!?
同じシソ科トウバナ属。


よく見ると、草陰に沢山の花が!
今年はイヌゴマも見られたし、結構シソ科に恵まれました。


ということで、天ヶ瀬ダムに移動しました。
明日は元の順番に戻り、炎天下の宇治市植物公園の予定です。
え~、天ヶ瀬ダムと違うの?
と思われた方すみません。
もうちょっとしたら出しますね!

【撮影:2022/8/20  宇治川】


コメント (14)
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白いサギたち、炎天下おくつろぎ中~

2022-08-20 05:53:57 | 鳥さん

最近サギソウの記事を散見しますが、こちらは本当のサギのお話です。

5月中旬、宇治川沿い、菟道稚郎子の陵墓にあるサギコロニーのサギたちを見に行きました。
その時の様子は、ボケボケ写真のブログにしましたので、見てくださった方もおられると思います。
その後、もう巣立っているやろうな~と思いつつ、見に行くことはしませんでした。

つい先日、たまたま宇治川左岸沿いの府道を走っていると、沢山のシラサギが目に入りました。
この日の予想最高気温は37℃。時刻は14時なので、まさに「気温は最高!」の時間。
それでも気になって、無謀かとは思いましたが、ちょっと車を止めて見に行くことにしました。
護岸の踏み跡から、高水敷に下りていきます。
対岸に見えているこんもりした森がサギコロニーのある陵墓。


望遠で見ても、鳥の姿は見えません。


さっき車から見えていた場所を目指して、下流方向に歩きます。
手前はクズの藪になっていますが、その向こうに沢山の白いサギの姿が見えてきました。


お~、いますね!
同じような写真ばかりですが、ご覧くださいませ。




遠いので分かりにくいですが、嘴が黄色くて大きいのと、黒くてちいさいのがいます。
ダイサギとコサギでしょうか。
がんばって、もうちょっとズーム。
左の二羽はダイサギっぽいですね。
中央はコサギでしょうか。で、右の嘴が黄色くて小さめのサギはだれ?


別の場所です。こちらは全部嘴が黄色いですが、大きさが明らかに違います。
特に、左手前の二羽は足が全部水に浸かっちゃってます。
ひょっとして、巣立ち雛でしょうか?
羽がぽわぽわしています。


全体はこんな感じ。
ダイサギとアオサギの営巣数が多いそうですが、ここにいるのは白いサギばかり。
アオサギは別の場所にいるのでしょうか。


コロニーとの位置関係はこんな感じです。
目の前がえさ場なんですから、とても便利ですね。


ものすごく暑い日だったので、安全な水場に浸かって涼をとっているようにも見えました。


お立ち台のサギ。
目立ちたがり? 暑くないのかな~


結構絵になりますよね。




こちら、嘴が黒いので、一見コサギのようですが、足が黄色くありません。
チュウサギ?若鳥?分かりません。


こちら足が全部水に隠れているのは、ダイサギの巣立ち雛でしょうか。


もっと見ていたかったけれど、私の方がもう限界。
熱中症になる前に退散することにしました。
写真で見ているだけだったら、ザ・夏空が綺麗ですね!


さて、この後ほんのちょこっとだけ宇治市植物公園に行ってみました。
結果的には1時間足らずで引き上げたのですが、その様子は明日・・・


【撮影:2022/8中旬 宇治市】

コメント (8)
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炎天の水辺に鼈鏡と禊萩~山野草の森2022/8上旬(2)

2022-08-19 05:22:52 | 植物

わち山野草の森の続きです。
アジサイエリアを抜け、何もないだろうな~と思いながら水辺のエリアに向かいます。

まず目についたのが大きな木。


近づくと、びっしりと球形の花が付いています。
そうそう、これはカンレンボク(ミズキ科カンレンボク属)でした。


この実が熟すと、ミニサイズのバナナみたいになります
中国原産、別名喜樹。


さて、タイトルの鼈鏡ですが、こんな花です。


な~んや、トチカガミやん。と思われた方、正解です。
なんと漢字で書くとこんなに難しい字だったんですね。
鼈はスッポンのことで、葉の丸い形をスッポンに、艶を鏡に例えたそうです。
命名した人ってどんな人なんでしょうか???

(2020/8 宇治市植物公園)

バッタは暑くないのかな。あれ?葉っぱ食べてる?


あとは時節柄、ミソハギばかり。
禊萩という名前は、萩に似て禊に使ったからという説と溝の萩という説があります。
お盆のお花として使われることから、盆花、精霊花などの別名もあるそうです。


トンボの休み場所。


水辺は暑いので早々に移動します。
少しでも涼しい方へ・・・


な~んにもない、何にもない。
木にまるで低反発クッションのようなキノコが生えていました。


イタヤカエデの実でしょうか。


ハグロトンボが止まっていました。地面ではなく、今日は葉の上です。


例によってカナヘビも・・・(笑)


そうこうしているうちに、一番奥の方に近づいてきました。
斜面にキキョウがぽつぽつと・・・
濃い青と薄い青がちょっと素敵。


はい、終点です。
天蓋山の登り口でもありますが、さすがにこの日はパス。
名残のノリウツギです。
装飾花、みんな下を向いて元気ないですね・・


休憩所で水分補給し、しばし休憩をとりました。
日陰で風があると、少しはましです。
街中よりはよほど涼しいですね。
汗は絞れるほどかきましたが・・・

帰りは全部下り坂です!
あんなに時間をかけて登ったのに、一瞬で下りました。
入り口近くのエリアには、ヘビウリの実がびろんびろんと下がっていました。


花はカラスウリに似て、花弁の先が細かく切れ込み綺麗なんですよね~
この日も咲いていたのですが、風が強くて撮影断念。
ご参考までに何年か前に大阪市大理学部付属植物園(当時)で撮った写真をば・・・
カラスウリと違って、昼間でも咲いているのがGood!


ということで午後3時、そろそろ帰ることにしました。
ちなみに、駐車場に止まっていた車は全部で3台(私の車含む)。
そりゃこんな炎天下に誰も来ませんよね・・・


あとはおまけです。
いつもとれとれ野菜を買って帰る道の駅「和」。
その裏手に流れる由良川にはこんなものが・・・
これは鯉のぼりならぬ鮎のぼりです。
鮎の炭火焼きを食べさせてくれるコーナーがあり、そこの宣伝のようでした。


実はこれ、去年も見て投稿していますが、その時は川の対岸までロープを渡してぶら下げていました。
今年は、川に平行に少しだけ。
やはり川の端から端は大変なんでしょうね~

それと、ここの女子トイレに巣を作っているコシアカツバメ。
二番子でしょうか、巣立ち寸前の雛や巣立ち直後の雛が沢山、トイレの扉や巣に止まっていました。
さすがに写真は憚られますので、情報だけ(笑)

これで今回のワンデイトリップ美山・和知特集はおしまい。
朝通勤時間と同じくらいに出発したら、一日遊んで17時前には帰れます。
また秋に行きたいです!

【撮影:2022/8上旬 わち山野草の森】

コメント (9)
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狐の剃刀に女郎花~山野草の森2022/8上旬(1)

2022-08-18 05:05:25 | 植物

今朝は4時半頃にものすごい雷と稲光で起こされました。
恐怖を覚えるほどの強い雨・・・
幸い30分ほどで落ち着きましたが、これが一日続いたらきっと被害が出たことでしょう。
東北などの豪雨被害、全く他人事と思えない朝でした。
それにしても寝不足です(笑)

さて、今日の投稿はそんな雨とは全く無縁の、これまたやっかいな炎天下のわち山野草の森です。
美山から和知まで
一般道で40分ほどなので、意外と近いです。
それにしても暑い・・・
よく考えたら、ほとんど園内は坂道ばかり、しかも時刻は13時過ぎという最悪のコンディション。
まあ、せっかく来たのだから行くしかないですね(笑)

園路に木が覆いかぶさって涼し気なのだけが救いです。
(涼し気に見えるだけで実際は暑い)


悪い予感は当たり、花は何もありません・・
ミズゴケの中の赤いキノコ・・・これを撮っておきましょうか。


木々が途切れるあたり、まさに坂道と炎天下の二重苦。
そこにオミナエシが満開になっていました。
なんと元気なんでしょうか。




一番つらい坂道を上ると、また木々が現れます。
イロハカエデなど、秋になると美しく紅葉するエリアです。
緑が眩しい~


右手はムクゲの並木になっているのですが、もう遅かったようです・・・


さらに進んで右に曲がります。
大きな木々の下には春にスプリングエフェメラルが咲き乱れ、初夏にはアジサイが沢山咲くのですが、
今は何もありません・・・
と思ったら、たった一本だけですが咲いていました。
キツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)です!


芽は結構でていたのでこれからなのかもしれません。
鮮やかなオレンジ色が緑に映えて、一本でもインパクトがあります。
ヒガンバナはお彼岸に咲きますが、仲間のキツネノカミソリはお盆頃に咲きます。


黄色い蕊が鮮やかですね。早速虫が来ていました。


美山ではナツズイセンが見られたし、まあ満足です。
ウド(ウコギ科タラノキ属)の花も咲いていました。
地味ですが、何も咲いていない林の中では見逃せません。
そういえば、宇治川畔にもありましたが、刈られてしまっていました。


見逃せない花がもう一つ・・
入り口の「今咲いている花」でチェックしてきました。
この葉の下にあるはず・・・
ご存じの方は、あ~あれね!となるはず。


ありました!
よく見ないと見落としそうな花がちゃんと咲いていました。
ミョウガ(ショウガ科ショウガ属)です。


薬味に使うミョウガはこの花の蕾です。
余談ですが、子供の時、母親が「ミョウガを食べたら物忘れするから子供は食べたらあかん。」
と言って、一人で食べていたのを思い出しました。
そのせいで、今でも私はミョウガをよう食べません。

一つだけ咲いているようですが、いくつかかたまって蕾が付き順に咲くようです。
この写真、よく見ると咲き終わりの花が横たわり、蕾らしい花が1つ見えていますね。


ちなみに、ミョウガは繁殖力が半端ないそうですね。
なので、庭に植えるときは気をつけるようにと、ネットの記事に書いてありました。

とりあえず2種類今年初見の花を見られたのでもう満足です。
カリガネソウも咲き始めていました。
花はまだこの1輪だけなのに、独特の悪臭は辺り一面に漂っていました。


よく見ると、周りには名残のアジサイもちらほら。
花弁ではなく萼なので、色が残りやすいのかもですね。


これなんて、まだ咲き始めのようにも見えます。




全体はこんな感じで・・・


ここで引き返すことも考えましたが、折角なので一番奥まで行ってみることにしました。
残りは明日!

【撮影:2022/8上旬 わち山野草の森】

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美山色々~トチの大木・由良川の流れ・地鶏親子丼

2022-08-17 05:33:19 | お出かけ

これまでの2回で、かやぶきの里と、周りに咲くお花を紹介しました。
最終回の今日、その他の見たものを見た順に並べてみたのでどうぞ~

またトンボかい!と言われるのを承知で・・・
こちらにもはやりトンボが飛び交っていました。
でも地元宇治はシオカラトンボ中心ですが、こちらはアキアカネが多かったですね~


こちら、わたしと目が合ったバッタ。ピントは合っていませんが・・・(泣)


このよしずは何かというと・・・暑かったら下の溝に足を漬けて涼みなさいという親切心。
ただ、このよしずが格好の足場になるらしく、周り中クモの巣がびっしり・・・
でもって、座っているのはバッタだけという(笑)


この写真は何を写したのでしょうか?
はい、カエルですね。
保護色で周りのぬれ落ち葉と全く区別がつきません。


こちらはヒメウラナミジャノメですね。
最近あちこちで逃げ出しているミントの蜜を吸っています。


写真を撮りながら集落の奥の方にどんどん進むと、小さい神社に突き当たりました。
こちらは稲荷神社、前の木は樹齢400年のトチノキの巨木です。
   

カラカラ天気が続くと葉が傷んでしまうものですが、葉が綺麗でしたね~
こちらは水が豊富なのでしょうか。


ハグロソウやキンミズヒキなど見ながら進むと、また神社の鳥居が現れました。
こちらは、諏訪神社という神社のようでしたが、階段が多かったので鳥居の手前で参拝・・・
もし秋に行ったら、奥まで行ってみます。


とにかく暑い・・・
アブラゼミも鳥居で休んでいました。


こちらの建物はお寺かと思いましたが、誰も住んでいないようでした。


もう窓にクズが沢山!クズ恐るべしですね。


ボタンヅルやウバユリやオニドコロを撮りながら歩いていると、こんな虫発見!
なんか、トラの顔のバッジみたいな虫・・・つーか、羽が透明!


これって確かハゴロモの仲間だったのでは・・・
ということで、ハゴロモ・成虫・透明で検索し、その名も「スケバハゴロモ」と判明!
ハゴロモといえは、幼虫が白い房のようなものを付けていることで有名。
幼虫の写真をみると、まるでサンバの踊り子の羽みたい!
でも、作物の害虫らしいです。


この辺り、近くからニワトリのコーコッコッコッ、という声が絶えずしています。
それもそのはず、背後に養鶏場が・・・
美山は地鶏の生産でも結構有名なんだそうです。

お天気がいい日だったので、どんどん暑くなってきました。
由良川沿いにある駐車場に戻ります。
見下ろすと、川で犬と一緒に水遊びをしている家族が見えました。
下りられるんや!

誰も見ていないのをいいことに、橋を渡って岸辺まで降りてみました。
水量はそれほど多くなく、足を漬けるのにはちょうどいい感じ。
ふっふっふ、こんなこともあろうかと車にサンダルを置いていたのですよね~
うわっ、冷たくて気持ちいい!!


川の中の岩に腰かけてしばしボーっとしていました。
日は照っていますが、足元が冷たいだけでも体が冷えますね。
なるほど、水の中で立っているサギはきっとこんな感じなのでしょう。
上流方向です。
ここからどんどん上流に行くと、芦生の原生林があり、そこが由良川の源流なんだそうです。



下流方向です。
鉄橋のように見える赤い橋、あの橋を渡ってきました。


スッキリしたらお腹が空いてきました。
上の写真で橋のすぐ下あたりに見えているかやぶき屋根に、有名なお蕎麦屋さんがあります。
少し早いですが、この「きたむら」でお昼ご飯を食べていくことにしました。
橋を渡ります。


お昼前だったので、まだ席が空いていて良かったです。
最初はお蕎麦を食べようと思っていたのですが、地鶏の親子丼も魅力的!
子供の時から親子丼大好き人間なので、結局そちらにしました。
少しだけですが、お蕎麦のお吸い物も・・・
鶏は歯ごたえがあって、卵もねっとりと濃い味がしてとても美味しかったですよ。
見た目より量も多く、大満足です。


満腹になっても甘いものは別腹!
食後のデザートは、きびの入ったきびソフト。きび餅付きです。

スマホで自撮りが難しく、溶けてしまっています。


この時点でまだ時刻は12時前。
地図で見るとそれほど時間はかからないようですので、いつものわち山野草の森に寄ってみることにしました。
続きは明日!

【撮影:2022/8上旬 京都府南丹市美山】
     

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