冬の京都府立植物園のお楽しみは何といっても鳥さん!
そうなんです。京都府立植物園はバードウォッチングの名所でもあるのです。
この日も園内のそこここで大砲レンズを持った人たちを見かけました。
私はというと、植物を見ている途中でたまたま見かけた鳥を撮るだけ。
それでもこの日はこんな鳥さんに出会えました。
最初に出てきてくれたのはこの日もジョウビタキのジョビタ君。
北山門から入ったところのワイルドガーデンが縄張りのようで、毎回見かけます。
次に植物生態園で見かけたのはジョビコちゃんです。
相変わらず逃げるでもなく、堂々と私の前でポーズをとってくれました。
カエデエリアのスギゴケの上にはカラス。
くちばしはハシブトっぽいけど、おでこはハシボソっぽい。どっちでしょう。
キジバトちゃんはあちこちで見かけました。
サクラエリアにいたツグミちゃん。
ぴょんぴょん跳びながら動くので、意外とピントが合わない。
ようやく撮れた一枚です。
落葉の下の何かを探して食べているようです。
滅多に見られないのですが、落ち葉を跳ね飛ばして何か食べていたカルガモ。
クワァと口を開けています。
この他にも、エナガやシジュウカラが高い木の枝に止まって鳴いていましたが、撮れず。
そろそろ帰ろうかな~と思ったときに、地面で動く鳥発見。
動き方がジョウビタキに似ていましたが、色が違う!?
たまたまスポットライトを浴びた姿を捉えることができました。
なんと、今年初見のルリビタキ♂のルリオくんです!
必死で望遠で追いかけまわしましたが、もうちょっとというところで失敗ばかり。
やっと撮れた一枚がこちら。
ピントが甘々ですが、可愛い表情が見られて嬉しいです!
青い鳥に出会えて、なにかいいことあるかな~
【撮影:2025/2中旬 京都府立植物園】
京都府立植物園恒例の「早春の草花展」。
例年花が少ない時期に春を先取りして開催されるイベントです。
今年は2月7日~3月9日まで行われるそうで、NHKの京都ニュースでも紹介されていました。
なんでも、今年は花が立体的に展示されているのが見所なんだそうです。
ということで、行ってきました。
ほぼすべて園芸植物なので、説明は省略ということで・・・
入った正面にいきなりビオラの壁。
なるほど~、立体的だ!
毎年お馴染みのハナナ、今年は「伏見」です。
こんな感じで展示されていますが、人が多くて、しかも暑い!
この中だけ、すっかり春です。
ものすごく密集した花、エリカのようです。
え、この鳥は何?
花の上をぶんぶん回っていました。ハチドリなのかしら。
酸っぱいものを食べたようなビオラ
沢山あります。
優しい色のネメシア。
昔、早春の草花展に初めて行った時は、フクジュソウやセツブンソウ、シデコブシやツクシにレンゲ。
そんな山野草や早春の木の花も沢山ありました。
苦労する割に、一般受けしなかったのか、そんな花は全然ありませんでした。
最近は、こんな箱庭風のお庭が展示されています。
寒牡丹でしょうか、ボタンも。
この日も梅園にはウメが全く開花していませんでしたが、ここで見られました。
春の先取り、立体展示の「早春の草花展」いかがでしたでしょうか?
大芝生広場の横の長~い温室が展示場になっています。
明日は最終回、園内で見かけた鳥さん特集です~
【撮影:2025/2中旬 京都府立植物園】
雪だらけの翌週、京都府立植物園を再訪しました。
目的はセツブンソウ。
毎年この頃になると、かなり沢山咲き進んでいます。
きっと今年も雪の下の蕾が、雪解けとともに咲き始めているはず!
ということで、ワクワク植物生態園に向かう前に・・・
ワイルドガーデンでこの花を見つけて、わーい!
早春に咲き始めるこちらのメガホン型の花は、原種スイセンの一種。
ナルキッスス・カンタブリクス、別名ペチコートスイセンです。
強い日差しの陰になっており、イマ億写真ですが、早い春の日差しに元気に咲いていました。
続いて、先日は雪に埋もれていたこちら。
ワーオー!
先日は文字通り「スノードロップ(雪の雫)」だった花が、こんなに満開に・・・
いいお天気で暖かい日差しに、どの花も大きく花弁を開いて、ランプシェードのようでした。
そして、いよいよ植物生態園へ。
セツブンソウが咲いていました!
こちらは前回は全然蕾すら見られなかった別の場所です。
そして、もう一か所、前回写真を撮った場所に行ってみたのですが、残念ながら咲いていたのはわずか。
それでもどんどん人がやってきて、皆さん楽し気に撮影。
結局根性ナシのなつみかん、一輪だけの写真で満足して咲いていた場所をあとにしました。
別の花が咲いていないか、園内をキョロキョロしながら回っていると・・・
お~、こちらもたった一輪だけでしたが、フクジュソウが咲いています。
春のビタミンカラーに元気をもらいました。
もう一種類、ひょっとして咲いているかもと向かった場所。
う~ん、去年の葉ばかりかな・・あれ!咲いてる!
セリバオウレンです!!
セツブンソウと並んでいの一番に咲き始める花です。
こちらは雄花です。
こちらは雌蕊がみえる、両性花です。
もう一か所にも咲いていました。
後ろに見える赤い葉は去年の葉。葉焼けした葉が逆光で綺麗に赤く見えました。
ちなみに、セリバオウレンの特徴は、葉が2回3出複葉であること。
前は、1回3出のオウレンや、3回3出のコセリバオウレンも咲いていたのですが・・・
あまりに綺麗だったので、ついつい写真を撮り倒してしまいました。
植物生態園でその他に目に付いたのが・・・
瑠璃色に熟したノシランの実。
もうすっかり鳥に食べられたかと思っていたのですが、あちこちで光っていました。
ここからは、その他の場所で見た気になる植物たち。
最初は、四季彩の丘のお向かいの林で咲いていたこちら。
(四季彩の丘、今回は丁寧に見ましたが、やはりモノトーンの丘でした)
ソシンロウバイです!
あまりに花付きが良かったからか、この木の周りだけ、沢山の人が取り囲んでいました。
観覧温室の近くには、樹形が気になる木。
シダレエンジュです。何度見ても冬の樹形がすごい!
お次は・・・
特徴的な冬芽のイチョウです。
サザンカはほとんど終わりかけていましたが、青空にはよく映えますね。
そして、ツバキ園にも行ってみましたが・・・
雪の消えた桃色雪中花、シンプルですが綺麗なツバキですね。
菊冬至は、前に見た花は全部しおれ、咲き始めの花一輪。
最後に、ひょっとして咲いていないかな~と出向いたバラ園。いえいえ、バラではありませんよ。
お~、咲き始めの株発見!
クリスマスローズが少しだけ咲き始めていました!
今回、園内歩いて見かけた花たちはこれだけです。
明日は、ちょうど開催中だった早春の草花展の様子をちらっとご紹介しますね~
【撮影:2025/2中旬 京都府立植物園】
今日は地元のお散歩で見かけた小鳥たちです。
ジョウビタキ♀のジョビコちゃん。
睨んだ顔も可愛い~
おや、近くにジョウビタキ♂のジョビタくん。
同じ場所に現れるのは珍しいです。北の国に帰る前に仲良くなろうとしてる?
ツグミのつぐみん。ようやく、あちこちで「だるまさんがころんだ」を見かけるようになりました。
お次も常連さんです。
毎日といっていいほど見かけるハクセキレイ。
つがいでチチッ、チチッと波状に飛ぶ姿が印象的。
ところ変わって、おや、木に沢山鳥が止まっているようです。
なるほど、柿の木に残った実に群がっているのですね。
最初、ムクドリかと思ったのですが
ヒヨドリでした。ほぼ干し柿になった実を器用にちぎって食べているようです。
美形のヒヨドリ。
なんとアクロバティックな食べ方!
足の向きと、首の向きをご覧ください。ぐるっと180度回して食べていますね。
おっと、メジロもいましたよ。少しヒヨドリと場所を分けてパクパク。
なかなか風情ありますね~
もうちょっと近くから、と思って木に近づくと、一斉に鳥が飛び立ちました。
どこに行ったのかと思ってキョロキョロ。
あ、あの電線に止まってた?と思ったのですが、よく見るとこちらは全部ムクドリ。
確かにヒヨドリがこんな感じで群れているのはあまり見たことがありません。
では何処へ?
あ~、ちゃっかり近くにあったセンダンに移動していました。
でもあんまり美味しくないわ。
私がこちらの方に移動すると、またもや飛び立って先ほどの柿の方にもどっていきましたとさ。
後半は寒さが少しだけ和らいだ休日朝の光景です。
ご覧いただきありがとうございました。
【撮影:2025/2中旬 宇治市】
先週末に再訪した京都府立植物園の様子は少しお待ちいただいて、今日と明日は地元の鳥さんです。
何ということもない小さい池ですが、地元の池には時々見慣れない鳥が来ることがあります。
この日、池の遠くの方に小さい群れで休んでいたカモの頭がキラッと光ったことに気づきました。
マガモ?いや、何か違う、と思いカメラを向けてみると・・・
え、これって
間違いありません。今シーズン初見のヨシガモです!
こちらはご夫婦でしょうか。
オスが三羽と、メスが一羽。メスの方がサイズが小さいみたいですね。
中国東北部やモンゴル、シベリアなどで繁殖し、日本には越冬のために渡ってきます。
同じような写真ばかりですみません。
すっかり冬羽になったオスの頭の構造色が美しすぎて・・・
トリミングしてみると、頭の緑色もさることながら、胸のうろこ模様がまるで陶器のよう!
この模様は、雌雄共通のようですね。
もう一つヨシガモの特徴を。
二羽とも寝ていますが、右側の羽の基部にクリーム色の三角の斑紋があるのが見えています。
普段は分かりませんが、ちょうど見せてくれていました。
勝手に撮らないでよ。
ということで、ラストにしますね~
最後に、どんな場所にいたかというと、上の写真の奥の方です。
思ったより、色が綺麗に撮れたのでちょっと満足です。
あとはオマケ。同じ日に見た他の鳥さんたち。
おお、ヨシガモの群れを横切って、バンが岸辺へ。こちらも今シーズン初見。
一方、オオバンはいつ見ても沢山。このシーズンは水の中ではなく
どんどん陸に上がって、地面をつついて食べています。
大きな足、歩きやすいのでしょうか。
今日の主人公はヨシガモでしたが、常連のオオバンも今年は例年より多い感じです。
出勤途中に、狭い水路を歩いている姿もよく見かけますよ~
【撮影:2025/2上旬 宇治市】