歩いたりジョグしたりして楽しく旅ラン(誰でも参加OK)…四ッ谷 走Run会!!(はしらんかい!!)

NPO法人ネイチャーズが母体の、基礎から始めてウォーキング、ジョギング、旅ランを楽しむ会です。孤独な人もおいで!

フィンランドを走る・・・後編:〇〇に至るまで

2019年10月18日 | フィンランド旅ラン
 写真はヌクシーオ国立公園の高台からの広大なる森の景色



スマホで走りながら動画を撮っていました。
多少、揺れてますので、ご勘弁を!

ヘルシンキ郊外ラン


残り滞在3日間あるので、あと1日か2日ぐらいは走れるだろうと思っていました。
その時はヘルシンキ中央公園を走るつもりでした。
ですが、走ったのはこの時だけです。


以下、何故なのか?その理由をご説明いたします。




翌日は滞在先から1時間半くらいのところにある
ヌクシーオ国立公園 Nuuksio National Park
に夫婦でハイキングに行ってきました。
(その程度の時間で国立公園に行けるなんて、東京じゃ考えられません。)

この日は天気予報から晴れる予定でしたが、やはり曇り。
でも雨や雪ではないので、決行です。

ただし、寒い!

出で立ち及び準備は、帽子、手袋、ヒートテック上下、羽毛ジャケットで、さらに雨が降ったら困らないように折りたたみ傘に100均のビニール・レインコート、万が一の下着と靴下の替えを持参しました。

ただ、靴はブーツでなく、通気性抜群の蒸れないスカスカのランニングシューズ
だから、冷たい風がスース―します。


これは女房も同様でした。

前日、
水は2リッターのペットボトル、ベトナムのバインミーみたいなサンドウィッチ、チョコレート、チーズ、オレンジ、等々をスーパーで購入し持参。

準備は完璧!

さらに、その夜は
美味で塩気のあるフィンランドのブルーチーズをつまみにコクのある冷えたビールをグイグイあおりながら、
Google Mapを使って、電車、バス、目的地を完全?に調べておりました。

(塩気のあるツマミはビールがすすみますね。)

なお、紙の地図は全くありません。
というか、手に入りません。
地球の歩き方は日本に忘れましたし・・・。


「ヨッシャ! 道はオレがバッチリ把握したから問題なく行けるぜ。野性のGPSも頭の中にあるし、バッチグー!」

と女房に言ったのでした。



さて、当日
滞在先の駅からEspoo駅まで電車でいき、そこからバスに乗りました。



ヌクシーオ国立公園だから、行先はヌクシーオだろうと思って、ヌクシーオ(正確にはTakalaというバス停の次のNuuksioに似たNuuksionpaaという名のバス停でした)というバス停で下りました。

そこで下りたとき、ハイキング姿の中国系のアベックもいたので、よくGoogle Mapを見ずに俺たち夫婦も自信をもって下りました。

(前の旅の話で恐縮ですが、スリランカの旅ではバスの下車案内がなかったり、電光掲示の案内も適当だったりしていたので、目的地までに確実に行くため、バスで行くときは必ずスマホ地図を見て、GPSを感知して動く画面上のバスの軌跡と目的地の位置関係を確認して間違いなく目的のバス停でおりることができました。

車掌に〇〇で下ろしてくれと頼むときもありましたが。)




だが、国立公園に至る道がありません?
ただの一本道!!!

? ? ? 

あらためて、スマホで確認するとHaukkalammentieというバス停で下りるようなのですが、3つほど通り過ぎていました。

(前夜、Google Mapを調べた時もそう表示されてた様ですが、ちょっと酔ってたのか、よくわからないフィンランドのやたら長い文字のバス停名 Haukkalammentieを完全に無視してました。こんな長い文字は覚えられません!)

中国系のアベックはカメラを持ってましたから写真撮影か何かで違うところへ行ったんじゃないかと思います。

ここから戻るバスは数時間に1本!

「歩いて戻ろう!旅のハプニング、これまた楽しいんだよね!

とプラス思考で女房を誤魔化すのでした。

(夫婦二人連れで、「まあ、なんとかなるだろう」的な緊張感の無さ、

そして

前日のビールをかなり飲みながらの適当な旅先の下調べ

それが失敗の元でした。

サルでもできる 反省です!


三共胃腸薬 反省猿




しかも、足先が微妙に寒い!
ランニングシューズの細かい穴から冷えた空気がスース―

最悪、スーパーのビニール袋でも履くしかない。

参考 (山で足先が寒いときの方法:直接足にビニール袋を履くと若干蒸れるます。
そこで予備の靴下をだし、靴下、ビニール袋、靴下の順に履きます。)

ハイキングでも、山は甘く見ちゃいけませんね。
やはりトレッキングシューズですね。


帰国してから入手した地図

トボトボと30分くらいでしょうか、単なる車道をひたすら歩き、降りるべきバス停に着いたのは・・・。




公園入口までの道(なんだか、妙に美しい!)


道の途中でコレをよく見かけました。何だろうコレ???

そこから、公園まで約1時間くらいで到着しました。
歩いていると暖かくなるのでビニール袋は履かずに済みました。

ハイキングコースは3種類ありました。
私達は一周4kmのHaukankierrosコースにしました。
(それにしても、フィンランド語は文字数が多すぎて覚えられません)


紺色の◇マークがのHaukankierrosコース

ヌクシーオ国立公園の印象は、凛として冷やりとした空気感、黒くて緑の深い森に黄色の樹木が滲むように映える光景、風がなければ波さえ立たぬ静かな湖、岩や樹木を万遍無く優しくふんわりと覆うベルベットのような苔の絨毯が、日本の北八ヶ岳に似ていると思いました。


都心からすぐのところに、気軽に北八ヶ岳のような場所があるという恵まれた環境にある首都ヘルシンキ。
東京だったら、都会の喧騒から逃れ、これだけの澄んだ空気と深い森に至るまでには車で何時間もかかるでしょう。
羨ましいほどの環境です。

フィンランド人にとって森は特別な存在といいます。
少しはわかるような気がしました。




公園ではキャンプの親子連れ、ボーイスカウト?(大人2人ぐらいが引き連れた子供たちの集団)をよく見ました。



公園の中には所々にこういった誰でも使えるBBQスポット(焚火施設)があり、皆さん、持参したソーセージなどを焼いて食べたり暖を取ったりしていました。

ここで、焼肉をしながらビール呑んだら最高です。


キノコは沢山生えており、時折、籠一杯にキノコを積んでいる人を見かけました。


我々は、毒キノコかもしれないからということで、見るだけです。
この写真を見て判る人いますかね。


昼食は途中の景色の良い石の高台にてとりました。

そこでベトナムのバインミーみたいなサンドウィッチを食べたのですが、パン自体が大変重かったのでした。
フィンランドのパンはずっしりと重いパンが多いです。
ライ麦パンってやつでしょうか?
(自分はフランスパンがすきです。)
それだけでお腹が一杯になってしまいました。

後で気がついたのですが、水は殆ど飲んでいませんでした
寒くて飲む気がしなかったのです。

2リットルの水を持参しながら飲んだのは、わずか50㏄程度かと思います。
もしポットを持参していれば、暖かいコーヒーなどをタップリ飲むことができましたね。

日本の冬山でもポットは必需品です。


昼食をとった場所からの素晴らしい眺め(地平線の向こうまで緑と黄色の森です)

帰りはバスの中で二人とも爆睡しました。
終点のEspoo駅に着いても気がつかず、他の乗客に起こされました。

そして、その夜も楽しかったハイキングの思い出と我が夫婦の珍道中を肴にビールをよく飲みました。

確かに、旨かった。



その翌日の朝、なんだか左足の親指の辺りが違和感を感じました。
歩くとちょっと痛い。

その日はヘルシンキ中心街南部の在日本大使館に用事があって寄ったのち、デザインショップ巡りしたり、港そばの有名レストランに食事に行ったりもしました。

ですが、・・・

徐々に足は痛くなって、
「これは痛風だ!!!」
と自分なりに判断しました。

生まれて初めての経験でしたので、どこまで痛くなるかは解りませんでしたが、その時はなんとか歩くことができました。

そういえば、ビール飲みすぎた感はハンパないですし、プリン体の多そうな美味しい食べ物も食べてしまいました。
そして、決め手は昨日は水を殆ど飲まなかったことでした。


そのビールの缶(まだ、他にもあるのですが、写し忘れました。)をご紹介します。



レディース&ジェントルマン!

ビール缶ファッションショー!




花は朝の散歩中に見知らぬオバサンが話しかけてきて、自分で摘んできた花を私たちにプレゼントしてくれたもの。


このサラミソーセージが美味いのよ


このオジサン誰だ?









本当は、まだまだあるのですが、写真も撮らずガバガバと・・・

おまけに高プリン体食も美味しくいただきました。

柔らかいトナカイのステーキとデザート

・・・

確かに最後の方は、不思議ですが
豆腐に味噌汁的なものを身体が妙に欲していたんですよね。

バカですね


この写真はまだ序の口、徐々に足が象の足のようになる。


帰国後、成田空港に着いたら、空港の係の人が苦痛にあえぎビッコひきながら歩く自分をみて、電動カートに乗せてくれました。
(もう、係の人が神様にみえました。女房は乗れたことに喜んでました)



そう、これに乗りました(写真は成田空港のHPよりお借りしました)

「それじゃ、痛風ってえのは相当に痛いだろう?」って・・・

ハイ、確かに痛くて、触られるだけでも痛く、靴は履けません。
履けるのはワラーチだけです。

ただ、腎臓結石激痛経験者の自分としては、痛風はまだ大したことない痛みですね。



すぐワラーチを履いて病院にいきましたが、この記事を書いている今現在(発症して8日目)にいたり、ようやく腫れが引いてきました。



しかぁし、

ああああああああ!


この痛風の為、楽しみにしていた伊南川ウルトラ100kmマラソンを
キャンセル!

自業自得とはいえ、

とほほ (´;ω;`)ウゥゥ


(おしまい)


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