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インド、クソオヤジの心の旅(ガンジスを走れるか?)・・・5日目(その3))

2013年03月28日 | インド、オッサンの心の旅
<花売り娘はやさしかった>

サルナートという町は驚くほど爽やかだった。
まず、ゴミがほとんどないし、人も少なく、静かであって豊かな自然に囲まれている。
バラナシとは真逆の景色だった。
日本人にとって、まさに仏教の聖地、ここはインドではないような気がする場所だったのである。

・・・

ということを書きながら、なんだかつまらないと思った。

サルナートが清々しかったのはバラナシのカオスの中に今までいたからである。
建物や遺跡をみるのは、それなりに楽しいのだが、自分にとって刺激には乏しい。
つくづく、俺は観光旅行向きじゃない男なのだと思った。
女房も多分同じだから、似たもの夫婦ということなのか?
(だから、遺跡の話あたりは写真の紹介、簡単な説明で省略することにする。
ガイドブックじゃないんだから・・・。
まあ、適当に楽しんだんだな、という感じだったわけです。)

 




仏教徒の人たちが仏塔(ダメークストゥーパ)の周りをお経を唱えながら回っていたが、俺もならって2周ほど回ってみた。
なんで回るのかはわからない?

サールナート巡礼。


グルグル回るところには、乞食の女性が二人いて、「バクシーシ!(お恵みを!)」というものだから、聖なる仏塔にいることもあり、小銭をやろうと思ったら、Rs100以下の小銭がなく、しかたなく飴玉を2個づつやったら
思いっきりバカ笑いされた。
プロの乞食は金以外受け取らないってことなんだね。

ここから、次のラームナガル城へ移動



 
中は武器だらけだった。

インド人は武器が好き?なようで、展示品は武器が圧倒的に多い。

(これは入り口ですが、写真撮らなかったので借用いたしました。
私が行った時は入り口の周囲は賑やかで屋台がたくさんでてました。)

ここで生ジュースを飲んだ。
値段が高いのでリキシャマンに相場を尋ねたら、売店のオヤジに猛クレームしてくれた。
いくらだったか、忘れたが半値になったので、リキシャマンにもおごってやった。
「あいつは悪い奴だ。」と怒っていた。

そういうリキシャマンも後程、途中休憩のときに、Rs100渡して「2人分のラッシー買ってきてくれ」と頼んだのだが、一杯Rs20の値段をRs30だといって釣銭ごまかしたのだった。
だけど、ラッシーが大変おいしく、俺の気分は上々だったんで目をつぶった。




そのあとはモンキーテンプルへいく

 


シヴァの奥さんドゥルガーの寺だが、この奥さんシヴァ顔負けの残酷さ。→ドゥルガー
超美人、超残酷、そしてものすごく強い女性神なのである



ガイドブックには外国人が入れない寺、とかいてあったが、問題なく、すんなり入れた。



その後名前を忘れた○○○寺で1日に一度10分程しかやらないお祈りに参加した。
入れたのは超ラッキーだとリキシャマンに言われたがピンとこなかった。



 


とにかく、御神体の顔がリアルで生身の人間のようで恐い。
左端の真っ黒な顔の神様は火葬場の遺体のようであった。
火葬場で燃える遺体は、まさに燃えるシヴァ神である。

もう、時間も遅くなったのでゴドゥリャ交差点にもどってもらい、リキシャマンと別れ、お気に入りのレストラン・ケシャリへ行き、その後ネットカフェを探す。
Rs15で1時間できるところがあったので、家族にメール連絡をした。

俺の隣に女性の欧米人が座ったのだが、5分もして立ち去ってしまった。
俺も遂にカレーの食べすぎでインド臭くなったのか?とおもったら、足元にネズミ捕りカゴがあって、小さなネズミがモゾモゾしていたからであった。
だけど新宿の猫のようなドブネズミに比べたら全然可愛いものであった。


また、韓国の女性だと思うが帰りの飛行機をネット予約していた。
その女性を若い店員が親切に手助けしていた。
店の人は皆若いネット好きと思われる3人ほどのインドの青年たちみたいで、一応、御土産やジュース、お菓子などを売っているのだが、そちらの方は放りっぱなしでパソコンでなんだかワイワイと難しいことをしていた。
客も若いインド人女性が数人いたし、まるで、どこかの大学の情報関係の研究室みたいで日本と変わらない若者の姿だった。
(写真とればよかった)

夜、またプージャを見に行った。
今回は、水際に近い沐浴階段から見上げるように眺めていた。
まったく、前回と同じ事をやっていた。
もう、完全にショー化しているように思えた。

座っていると花売りの中年女性がやってきた。
葉っぱで作ったお皿に、蝋燭とマリゴールドの花がのっていて、火をともして、願い事をしながらガンジス川流すという、一種の灯篭流しである。
ひとつRs30で購入して浅い岸辺から流してみた。

だが、波が大きくて、中の蝋燭が倒れてしまった。
当然、火は消えてしまい、かといってガンジスの中に足を入れて回収し、火を着けなおす気にもなれなかった。
「ああ、俺の願いも空しく消えたか!」
と思っていたら、小さな女の子がガンジス河に足を入れて、俺の灯篭を拾い上げ、綺麗にろうそくを建て直し、火をつけて流してくれたのであった。
その灯篭は波に揺られながらも無事に沖へと流れていった。
俺は女の子に「ありがとう」の意をこめて、手を合わせてお辞儀した。

その子が川岸に戻ったとき、うれしくて日本から持っていってたキャンディを手に一杯もたせてやった。
どうも、その子は先ほどの中年女性の娘らしく、親子して俺のほうに感謝の挨拶をしてくれた。
家族で花を売っているようで、みたところは3人ほど娘と男の子ひとりがいるようで、その子は末娘らしかった。
3人の娘たちは皆可愛らしく、しかも一生懸命働いていた。
彼女たちは学校へもいかず、家の家計を助けるため朝から夜遅くまで働いているのである。


(その女の子)

(ところが、世の中不思議なもので、その娘たちの親父と俺は後ほど出会うことになるのである。)


(つづく)




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1 コメント

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コメント (会長)
2013-04-03 08:59:13
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