
朝は4時にモーニングコールを頼んでいた。
だが、連れ込みホテルに毛が生えた程度の宿だから、いい加減にちがいないと、日本の100円ショップで購入した目覚まし時計をセットしていた。
だが、予想外にピッタリ4時に起こしてくれたのである。
むしろ目覚ましのほうが1分ほど贈れてなった。
(旅するにあたり、インドには高価な衣服、時計などは絶対にしないほうがいいとインド経験者から聞いていた。
それは、見た目が貧乏人っぽくしておけば、インド人から騙されることが少ないし、集られることもないからだという。
だから、携行品としては近所の100円ショップで買ったものは多かったし、Tシャツやジーンズも、もうすこしで捨ててもいいと思われるものを着ていった。
ヒゲも剃らずに伸び放題でいった。
だが、実際はそんなの関係なくて、日本人なら誰でも金持ちだと思っている、のだと俺は実感した。)
ホテルは朝食付きだったが、昨夜のこともあり全く当てにせず、カップ麺ではないが「15分待つのだよ」的シャワーを浴びた。
※ なお、インドでは大事なことだが、トイレにはちゃんとトイレットペーパーが用意されていた???
写真ではよく映っていない。
ナニいってるかわかんないでしょう?(笑)
(このペーパー付というのは、ホテルの重大なポイントであることを後に知る。)

モーニングコールの30分後にボーイ(というか、オッサン)が部屋まで食事を運んできた。
なんと予想外に結構、食欲をそそる良い香りがするではないか。

トースト、オムレツ、ミルク、チャイ、マンゴージュース、そしてなんだかわからないが、お好み焼きのようなものを運んできたのだった。
この朝飯のメインだと思われる怪しいお好み焼きみたいなものが、実にうまい。
中にもなにか入っている。
でも、なんだかわからない。
ちょっと甘いのだが、香辛料が入っていて香りがよく、旨いのである。
一気に連れ込み風ホテルの俺の評価は上がったのだった。
さて、インドの朝(といっても、まだ真っ暗)のTV番組はなぜか恋愛ドラマばかりである。
こんな朝っぱらから見るやつがいるのか?
みるなら夜か、昼だろう。
起きたばかりで、・・・不思議である。
そういう疑問が徐々に脳天にこみ上がり、すでに沸々とカオスの世界の朝の出会いを感じていた。
中にはオーム真理教みたいな番組もあり、グルみたいな奴が鼻の穴の片方を指で押さえて、息を吸ったり吐いたりしていた。
お坊さんに失礼だとは思いながら、思わず笑ってしまい、朝からの緊張をちょっと解してくれたのだった。

ティーはマサラティーである。
ミルクで煮出した紅茶にガラムマサラ(スパイスの一種)を入れたものなのだが、今回の旅でコイツは気に入った。
(この旅の間、1日に何回も飲むことになる。)
食事が良かったから、自分が上機嫌なうちにと思い、Rs20ほど枕元に置いてガイドの待ち合わせ時間より早めにフロントに行った。
Rs1000札を細かくしたかったからである。
外でトイレに入るにもRs1000札を出すわけにはいかないからだが、なぜか細かくできないという。
昨日の恨み?かと思ったが、やたらソーリーというので、そうでもないらしい。
それじゃ、何か買えばいいだろうと思い、ミネラルウォーターを買うからお釣りをくれと言った。
だが、やはりダメだという。
あとでわかったが、本当に小銭がないみたいで、道端でペプシを飲もうとRs100札だすと、困って他の露店商に崩してもらったりしてたから、小銭の流通量が少ないのかもしれない?
いまだに疑問である。
とにかく、インドで便利なのはRs5,Rs10,Rs20札みたいな小銭。
それ以後、立派?なお店ではなるべく大きな紙幣を出すようにしていた。
だから、財布は当然、ぶ厚くなるのである。
マハラジャになった気分である。
チェックアウトし、ガイドとドライバーの待つ車に乗りこみ、吸い込まれそうな真っ暗な闇の中をニューデリーの駅に向かった。
ニューデリーからアグラーまで列車の旅である。
しかし、朝の駅は、強烈なカオスの坩堝だった。
旅立つ前に女房から駅はすさまじい、ということを聞いていた。
ある程度、予想はしていたが見ると聞くとでは大違いであった。
しかし、なんと表現していいかわからないぐらいインドの駅はすごいのである。
まだ、真っ暗なのに人、人、人・・・
いったい、どこから湧いてくるのか???
そんな中、物乞いが何人も寄ってくる。
車、リキシャ、オートリキシャ、の警笛が駅周辺の道路でプアープアー、パフパフ、ブーブーやたら鳴り響く。
犬、乞食?、自転車?、物売り??そんなのが駅のホームの中にいる。
すさまじいのはヒッチコックの鳥を思わせるような鳥、鳥、鳥・・・ピー、ピー、ギャーギャア。
(ニューデリー駅は都会だから牛はいなかったが、他の駅では牛とかヤギなんかごく普通にいる。)
カレーの匂い、チャイの甘い匂い、花の匂い、線香のような匂い、人の臭い、糞の臭い、・・・
イャー、凄まじい!
面白すぎるぅ、ぅ、ぅ・・・。
ベンチなどなく、みな地べたに座る。
それも、駅の通行など気にしていない。
座りたいところにかって気ままに堂々と座っているのだ。
もう、自己主張の塊り集団なのだ。
寝ている人もいる。
一晩寝ていたんじゃないだろうか?
だから、誰が乞食なのかサッパリわからない。
改札なんぞ、まったく無いのだが、テロ対策にとホームに入るには金網の壁を超える必要があり、多分、金属探知機なんだろうが、飛行場にある枠のゲートみたいなのが金網の一部に設置してあった。
だけど、そんなの関係なく、枠の脇からドンドンとホームに入っていく。
とにかく、あまりに凄くて写真を撮らなかった。
そのエネルギーに呆気にとられて、とり忘れてしまったのである。
残念!
(つづく)

当ブログは若者の自立を支援する団体、NPO法人ネイチャーズを応援しています。
NPO法人ネイチャーズは、走Run会名誉会長、ウィンドサーフィンの師匠の山下光哉さんが運営する若者のためのNPO。
悩める若者や親御さん、是非お御問合せください。丁寧に対応してくれると思いますよ。

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だが、連れ込みホテルに毛が生えた程度の宿だから、いい加減にちがいないと、日本の100円ショップで購入した目覚まし時計をセットしていた。
だが、予想外にピッタリ4時に起こしてくれたのである。
むしろ目覚ましのほうが1分ほど贈れてなった。
(旅するにあたり、インドには高価な衣服、時計などは絶対にしないほうがいいとインド経験者から聞いていた。
それは、見た目が貧乏人っぽくしておけば、インド人から騙されることが少ないし、集られることもないからだという。
だから、携行品としては近所の100円ショップで買ったものは多かったし、Tシャツやジーンズも、もうすこしで捨ててもいいと思われるものを着ていった。
ヒゲも剃らずに伸び放題でいった。
だが、実際はそんなの関係なくて、日本人なら誰でも金持ちだと思っている、のだと俺は実感した。)
ホテルは朝食付きだったが、昨夜のこともあり全く当てにせず、カップ麺ではないが「15分待つのだよ」的シャワーを浴びた。
※ なお、インドでは大事なことだが、トイレにはちゃんとトイレットペーパーが用意されていた???
写真ではよく映っていない。
ナニいってるかわかんないでしょう?(笑)
(このペーパー付というのは、ホテルの重大なポイントであることを後に知る。)

モーニングコールの30分後にボーイ(というか、オッサン)が部屋まで食事を運んできた。
なんと予想外に結構、食欲をそそる良い香りがするではないか。

トースト、オムレツ、ミルク、チャイ、マンゴージュース、そしてなんだかわからないが、お好み焼きのようなものを運んできたのだった。
この朝飯のメインだと思われる怪しいお好み焼きみたいなものが、実にうまい。
中にもなにか入っている。
でも、なんだかわからない。
ちょっと甘いのだが、香辛料が入っていて香りがよく、旨いのである。
一気に連れ込み風ホテルの俺の評価は上がったのだった。
さて、インドの朝(といっても、まだ真っ暗)のTV番組はなぜか恋愛ドラマばかりである。
こんな朝っぱらから見るやつがいるのか?
みるなら夜か、昼だろう。
起きたばかりで、・・・不思議である。
そういう疑問が徐々に脳天にこみ上がり、すでに沸々とカオスの世界の朝の出会いを感じていた。
中にはオーム真理教みたいな番組もあり、グルみたいな奴が鼻の穴の片方を指で押さえて、息を吸ったり吐いたりしていた。
お坊さんに失礼だとは思いながら、思わず笑ってしまい、朝からの緊張をちょっと解してくれたのだった。

ティーはマサラティーである。
ミルクで煮出した紅茶にガラムマサラ(スパイスの一種)を入れたものなのだが、今回の旅でコイツは気に入った。
(この旅の間、1日に何回も飲むことになる。)
食事が良かったから、自分が上機嫌なうちにと思い、Rs20ほど枕元に置いてガイドの待ち合わせ時間より早めにフロントに行った。
Rs1000札を細かくしたかったからである。
外でトイレに入るにもRs1000札を出すわけにはいかないからだが、なぜか細かくできないという。
昨日の恨み?かと思ったが、やたらソーリーというので、そうでもないらしい。
それじゃ、何か買えばいいだろうと思い、ミネラルウォーターを買うからお釣りをくれと言った。
だが、やはりダメだという。
あとでわかったが、本当に小銭がないみたいで、道端でペプシを飲もうとRs100札だすと、困って他の露店商に崩してもらったりしてたから、小銭の流通量が少ないのかもしれない?
いまだに疑問である。
とにかく、インドで便利なのはRs5,Rs10,Rs20札みたいな小銭。
それ以後、立派?なお店ではなるべく大きな紙幣を出すようにしていた。
だから、財布は当然、ぶ厚くなるのである。
マハラジャになった気分である。
チェックアウトし、ガイドとドライバーの待つ車に乗りこみ、吸い込まれそうな真っ暗な闇の中をニューデリーの駅に向かった。
ニューデリーからアグラーまで列車の旅である。
しかし、朝の駅は、強烈なカオスの坩堝だった。
旅立つ前に女房から駅はすさまじい、ということを聞いていた。
ある程度、予想はしていたが見ると聞くとでは大違いであった。
しかし、なんと表現していいかわからないぐらいインドの駅はすごいのである。
まだ、真っ暗なのに人、人、人・・・
いったい、どこから湧いてくるのか???
そんな中、物乞いが何人も寄ってくる。
車、リキシャ、オートリキシャ、の警笛が駅周辺の道路でプアープアー、パフパフ、ブーブーやたら鳴り響く。
犬、乞食?、自転車?、物売り??そんなのが駅のホームの中にいる。
すさまじいのはヒッチコックの鳥を思わせるような鳥、鳥、鳥・・・ピー、ピー、ギャーギャア。
(ニューデリー駅は都会だから牛はいなかったが、他の駅では牛とかヤギなんかごく普通にいる。)
カレーの匂い、チャイの甘い匂い、花の匂い、線香のような匂い、人の臭い、糞の臭い、・・・
イャー、凄まじい!
面白すぎるぅ、ぅ、ぅ・・・。
ベンチなどなく、みな地べたに座る。
それも、駅の通行など気にしていない。
座りたいところにかって気ままに堂々と座っているのだ。
もう、自己主張の塊り集団なのだ。
寝ている人もいる。
一晩寝ていたんじゃないだろうか?
だから、誰が乞食なのかサッパリわからない。
改札なんぞ、まったく無いのだが、テロ対策にとホームに入るには金網の壁を超える必要があり、多分、金属探知機なんだろうが、飛行場にある枠のゲートみたいなのが金網の一部に設置してあった。
だけど、そんなの関係なく、枠の脇からドンドンとホームに入っていく。
とにかく、あまりに凄くて写真を撮らなかった。
そのエネルギーに呆気にとられて、とり忘れてしまったのである。
残念!
(つづく)

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