ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

今城塚古墳

2022-05-29 10:01:00 | 日記
今城塚古墳(大阪府高槻市)
ここには聖徳太子の曽祖父、継体大王が祀られています。
6世紀前半に築かれた淀川流域最大の前方後円墳。

まず古代歴史館を訪れました。




古墳つくりの工夫をジオラマや映像で紹介、解説。






この古墳で見つかった埴輪群と復元石棺、副葬品などが展示されています。

古墳のまわりは整備され、一部は広場になっています。






埴輪が再現されました。大半のものは有田焼で、なかには信楽焼の焼き物もあるそうです。






この古墳は当初、継体大王の古墳とは考えられていなかったので。(継体大王の祀られている古墳は別の古墳だとされていた)宮内庁の管轄下でないので、墳丘の内部まで見学することができると、
ボランティアのガイドさんからいろいろ教えていただきました。






ノイズ

2022-02-26 13:57:00 | シネマ



監督:廣木隆一、原作:筒井哲也、脚本:片岡翔。出演:藤原竜也、松山ケンイチ、神木隆之介、黒木華、永瀬正敏、渡辺大地、余貴美子ほか。

舞台は猪狩島という小さな過疎の島。農園経営者の泉圭太とその妻、加奈、猟師の田辺純たちは幼馴染。

高校時代に船の事故でともに両親を亡くした彼らは島の人たちに支えられて無事に生きてこられた。

圭太は黒イチジクの栽培に成功し、それが村起こしの一端になり、5億金の助成金が得られることが内定していた。5億金あれば村に病院や学校が建つ。町長はじめ島民はうかれていた。

そんなある日、服役を終えた凶悪犯小御坂が保護司とともに島に入ってきた。

折しも圭太の小さな娘がいなくなったことで、圭太と純、駐在所の巡査守屋がビニールハウスにいる小御坂を見つけ詰問するが、まともに答えない。

圭太が突き飛ばし、小御坂は石に頭をぶつけて死んでしまう。正当防衛? しかし彼らは遺体を隠すことを選んだ・・・

それが地獄の始まりだった。


街への鍵

2022-02-21 10:36:00 | 本の紹介
byルース・レンデル。山本やよい訳。
レンデルが亡くなり、はや7年。この小説は1996年に上梓され、日本には2015年に翻訳かれ発行された最後の小説。20年前のロンドンとそこで暮らす人々を描いているが、時代の古さは感じない。

主人公はミドルクラスの若い女性、メアリ。ほかにヤク中のホブ、ホームレスのローマン。富裕層の犬の散歩をして生活のたしにしている老人ビーン。彼ら4人の視点から物語は進行する。レンデルの人物描写はさすが。




メアリは博物館に勤める若い女性、支配的な恋人アリステアと同居しているが結婚の話はない。あるときメアリは見知らぬ白血病患者のために骨髄移植をする。身体に傷をつけたことでアリステアは激怒、彼女に暴力をふるいメアリは家を出た。ちょうどその頃、祖母の友人夫婦が長期の旅行のため、留守番をメアリに頼んだので彼女はその屋敷に移りすむ。そして骨盤の提供相手の男性と出会い、恋に堕ちる。それが・・・


梅小路公園では梅が咲き始めました。










ベルが亡くなってから

2021-11-24 07:45:00 | ドライブ
ベルが亡くなってから今日でちょうど半年になります。どこへ行っても何を見てもベルを思い出して・・・
でもそろそろ前を向いて生きていきたいと・・・
ブログを再開することにしました。
長くお休みして、すみませんでした。


 
紅葉の古刹、長安寺(京都府福知山市)を訪れました。



 
大方丈(本堂)




鐘楼










京都市内から車で2時間くらい。その日は小春日和、ちょっとしたドライブでした。






2021/06/03

2021-06-03 08:56:00 | ベル



ベルは5月24日、月曜日午前10時半ごろ、14歳5ヶ月の生涯を閉じました。
長年、ご愛顧いただき、ありがとうございました。











贋作

2021-03-29 15:53:00 | 本の紹介



byパトリシア・ハイスミス。上田公子訳。河出文庫。
『太陽がいっぱい』の主人公、トム・リプリーのシリーズ、2作目。
トム・リプリーは富豪の友人ディッキーの遺書まで偽造し大金をせしめ、これまた富豪の娘エロイーズと結婚、パリ郊外に屋敷を構え悠々自適の生活を手に入れた。また天才画家、タフツの贋作ビジネスにも関わっていた。が、ある日、絵画蒐集家のマーチソンが疑問を持ち画廊関係者に追求する。トムはタフツになりすましてこの難局をやり過ごそうとするが・・・

さて、今朝のベル。




芹田の前の道路で鴨発見。




ベルとツーショットの写真を撮りたかったんですけど。


この後、ベルが脅かし、鴨のペアは飛んで芹田へと。



太陽がいっぱい

2021-03-12 13:12:00 | 本の紹介






byパトリシア・ハイスミス。佐宗鈴夫訳。河出文庫。

ある日、トム・リプリーはバーで富豪のグリーンリーフ氏から声をかけられる。グリーンリーフ氏はトムを息子、ディッキーの友人だと勘違いしていた。ディッキーが南イタリアの避暑地に移り住み絵を描いたり楽しく遊び暮らしていたのをアメリカに呼びもどしてくれないかと頼む。旅費と滞在費はもつという。トムは心よくグリーンリーフ氏の頼みを聞き入れ、イタリアに行く。そこでトムはディッキーと親しくなり彼の家に寝泊まりするように。ディッキーにはマージという女友だちがいて、やがてふたりはトムを厭わしく思うようになり、トムを排除しようとした時、トムは・・・

さて、別の日のベル。













散歩から帰ってきたベル。






ポークビーンズ

2021-02-27 09:41:00 | 料理



スコットランドで食べたポークビーンズを思い出して作りました。




大豆は山口産の大粒大豆。
あらかじめ圧力鍋で下煮しておくと作りやすいです。



パンも焼きました。


さて、昨日のベル。




ちょっと不気味なベルでした。









アメリカの友人

2021-02-25 14:40:00 | 本の紹介



byパトリシア・ハイスミス。佐宗鈴夫訳。河出文庫。

パリ南部の歴史ある田舎町、フォンテーヌブローで額縁商を営むジョナサンは妻と息子とつましく暮らしていた。妻子を愛している彼の唯一の心配事は、自分は白血病に罹っていて長くは生きられないということ。一方、富豪ですでに犯罪を犯しているトム・リプリーはそんなジョナサンに目をつけ、ゲームを仕掛ける。それはごくごく普通の小市民、ジョナサンを多額の報酬をエサに死への恐怖を利用して、殺し屋に仕立てあげるというもの。窮地に置かれたら人は同じ、いともたやすく一線を踏み外すものだとこの小説は教えてくれる。


さて別の日のベル。




朝の散歩時間がだんだん遅くなっていき・・・






ほうれん草のキッシュ

2021-02-23 16:36:00 | 料理



パイ生地は手作り。
生クリームの代わりにハインツのグラタンソース缶を使いました。




このマイルドな味かげんがちょうどいい感じです。




さて、その日のベル。












哀愁しんでれら

2021-02-07 11:31:00 | シネマ



監督、脚本:渡部亮平。出演:土屋太鳳、田中圭、coco、石橋凌。

児童相談所に勤める小春は自転車屋を営む父、高校生の妹、祖父と暮らしていた。祖父を病院に搬送中、自宅が火事に。父は仕事を失い、小春は10年つきあっていた彼氏の浮気場面を見たことから破局、不幸のどん底にいた。そんなときひょんなことから妻を亡くして8歳の娘と暮らす開業医の大悟と知りあう。大悟は好青年でそのつてで祖父をリッチな病院の個室に入れてくれたり失業中の父に就職先を世話してくれたり、妹の受験勉強を見てくれたりした。娘ヒカリも小春になつき、お母さんになってほしいと言ったことから交際一ヵ月で大悟と小春は結婚する。小春はヒカリの母になろうと家庭を大事にしようと主婦業に専念する。が、最初は無邪気な女の子に見えたヒカリがだんだん邪悪さを剥き出しにして。やがてヒカリの嘘が・・・

さて、今日のベル。




お母さんと行った夕方の公園。









許されざる者

2021-01-29 10:52:00 | 本の紹介



byレイフ・GW・ペーション。久山葉子訳。創元推理文庫。

スウェーデン、国家犯罪捜査局の元長官、ラーシュは脳塞栓を起こし一時、意識不明になり、右手が不自由に。彼が名うての捜査官だと知って主治医のウルリカは、25年前の未解決事件(9歳の少女が暴行され惨殺された事件、とっくの昔に時効が成立)の話をする。彼女の父は牧師をしていて犯人を知っている女性の懺悔を聞いたと。牧師は亡くなる直前まで悔やんでいたらしい。ラーシュは調べていくうち一人の男の名前が浮かび上がり、ウルリカもこの痛ましい事件の背景に関わっていることが後にわかるが・・・

さて、最近のベル




寝ています。






カボチャとブロッコリーのケーク・サレ

2021-01-22 14:14:00 | ティーフード


  
ケーク・サレを作ってみました。




フランス語で塩ケーキという意味。

甘くないケーキなのでワインや日本酒に合います。

ベルも大好きです。










もうひとりのタイピスト

2021-01-16 16:14:00 | 本の紹介



byスーザン・リンデル。吉澤康子訳。東京創元社。
舞台は1924年、禁止法が施行されていたニューヨーク。第一次世界大戦後、当時、景気もよく女性に参政権が与えられ、断髪(ボブカット)が流行したころ。ローズは警察署でタイピストとして働いていた。彼女は孤児院で育ち、品行方正、地味で貧しかった。ある日、新しいタイピスト、オーダリーがやってきた。彼女は洗練されていて美しく、職場の男たちだけでなく、ローズさえも魅了した。オーダリーは裕福で身につけるもの、食べるものは最上、タクシーで通勤、一流ホテルのスィートルームに住んでいた。オーダリーはローズに近づき、ふたりは親友同志になった。やがてローズはオーダリーとホテルに住み、行動をともにし・・・オーダリーの犯罪に巻き込まれていく。

さて、別の日のベル。







氷の双子

2020-12-29 15:45:00 | 本の紹介
byS・K・トレメイン。国弘喜美代訳。小学館文庫。




一卵性双生児の姉の方、リディアがバルコニーから墜落死した。そのショックから母、サラは立ち直れないでいた。一年後、スコットランドの北の孤島に転居するが。そこはサラの夫アンガスが祖母が暮らしていて、祖母の死後、アンガスが相続した島だった。島には灯台と祖母が暮らしていた住居しかなく、長年無人島になっていた。住居を改修、水道と電気をひいてなんとか住めるようになった。一方、残された双子の妹、カースティは新しい小学校に馴染めず、精神的に不安定。自分は実はリディアで亡くなったのはカースティだと言い始め、ときどきカースティの亡霊を見るのだと。一卵性双生児は親でも見分けるのが困難で、母のサラでも確信できない。亡くなったのはどっち? ほんとうに死因は事故? 不可解な出来事が重なり、夫アンガスの不倫、サラ自らの不倫が暴かれ・・・夫婦関係は破綻、サラはだんだん病んでいき・・・すべてが明らかになったとき、衝撃的なラストを迎える。

さて、今日のベル。