by桐野夏生。朝日新聞出版。
ある日、突然、両親の経営する飲食店がつぶれ、親は夜逃げしたと伝えられ、
真由は父方の叔父の家に預けられることになった。そこは公団住宅で狭く、
叔父は酒飲みで身体を壊して、今はバイトで働き、叔母は介護の仕事をしている。
彼らの娘二人は小学生。高校生の真由は彼らに疎まれ、ごはんもろくに食べさせてもらえない。
やむなく夕方から渋谷のラーメン屋でバイトするが・・・ある日、とうとう叔父の家を出る。
しかし行くあてがなく、JKをしながらその日暮らしをしている一つ年上の少女、リオナと知り合う。
さて、ある日のベル。
今年もまた、山焼き・・・で、足が真っ黒。