イギリスミステリー『邪悪な少女たち』

byアレックス・マーウッド。長島水際訳。ハヤカワ文庫。

夏のある日、裕福な家庭の子、アナベルと村の鼻つまみの貧困家庭で育ったジェイドが偶然、出会い、
はたまた一人でいる４歳のクロエの面倒をみるはめになり・・・
暑さと空腹でぐずるクロエを死なせてしまったことから、その日を境に二人の運命が一変する。
アナベルとジェイドは別々の矯正施設に収容されて、やがて大人に・・・
彼女らはお互い会うことを禁じられ、名前を変えて保護観察下におかれることになった。
２５年後、海岸沿いの田舎町で連続殺人事件が起こったことがきっかけで、
彼女たちの運命の歯車が破局に向かって動き出す。
ラストが衝撃的で哀しい・・・