「検察にはもう我慢ならない」…
3年ぶりに登場した上京ろうそく集会
登録:2019-09-25 21:29 修正:2019-09-26 07:34
3年ぶりに登場した上京ろうそく集会
登録:2019-09-25 21:29 修正:2019-09-26 07:34
28日午後6時ソウル中央地検前で7回目のろうそく集会
光州、ある市民の提案で45人乗バス3台で上京
全北、大学6校の出身卒業生が上京バスを提供
釜山、検察改革要求地域ろうそく集会を開催予定
光州、ある市民の提案で45人乗バス3台で上京
全北、大学6校の出身卒業生が上京バスを提供
釜山、検察改革要求地域ろうそく集会を開催予定
光州広域市のある専業主婦の提案から始まったソウル集会上京バス参加者募集ポスター//ハンギョレ新聞社
「とうてい我慢できないので私も上京します」
3年前、光州(クァンジュ)広域市、錦南路(クムナムノ)のろうそく集会の名司会者として広く知られたペク・クムニョルさん(47)は24日、知人が集まったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に「週末上京デモに出るつもりだ」という文を載せた。週末の28日午後6時からソウル瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地検正門前では、ろうそく文化祭が開かれる。「司法積弊清算汎国民市民連帯」が開く7回目の集会だ。2016年10月から翌年3月まで続いたろうそく集会の時の情味ゆたかな話しぶりと鋭い警句のスローガンで活力を呼び込んだ彼が再び街頭に出るのは、「検察改革要求上京バス」の報せに接したからだ。2016年11月、光州では市民団体が取り持って40人乗り大型バス201台がソウルに出発したこともある。
今回の「検察改革要求上京バス」は、専業主婦のキム・ユナさん(39)の提案で実現した。キムさんは「“ノー安倍”一人デモを共にしたある退職した教師が、健康がすぐれないのに乗り換えながらソウル集会に参加されるのを見て、申し訳なく思った」と話した。それで、最初は気安い人々と共に30人乗りの中型バス1台を借りて、週末上京集会に同行することにした。内心「バスが参加者で埋まるだろうか?」と心配だった。
しかし、キムさんは全羅南道地域からも申請者が集まるのを見てびっくりした。あわてて45人乗の大型バス3台を借りたが全席満員だ。キムさんは「高3の甥(姪)が『検察が無理な捜査をしていて、自分もいつか不公正な捜査を受けるかと思うと恐ろしい』と言いました。市民には胸の内を伝える方法がなくて、ろうそくでも掲げようかと、ソウルに行く方々が多くいました」と伝えた。
2016年10月から始まった光州ろうそく集会の常連司会者ペク・クムニョルさん//ハンギョレ新聞社
全羅北道では団体別に上京闘争に出る。全北大学・円光大学など大学6校の卒業生が参加する全羅北道地域民主同窓会は、週末のソウル中央地検前の集会に参加できるよう、バスの提供など便宜を提供する方針だ。この団体は、ひとまず今週末の上京集会に参加した後、地域集会に切り替える方案を探していくことにした。全羅北道地域民主同窓会の関係者は「任命権者を害する検察の不純な意図が明らかなので、簡単な闘いではなさそうだ。すべての国民が集まって、ろうそくを掲げて検察・司法の改革を成しとげなければならないだろう」と話した。
釜山では自主的にろうそく集会が開かれる。60余りの市民社会団体で構成された「積弊清算・社会大改革釜山運動本部」は、28日午後6時から「検察積弊清算釜山市民大会」を開く。釜山運動本部は「高位公職者犯罪捜査処の早期設置、“政治検察”中断」などを要求する予定だ。釜山運動本部は「大会の会場を市民が集まりやすい釜山鎭区(プサンジング)の西面(ソミョン)にするか、蓮堤区(ヨンジェグ)の釜山地検前にするかなどを議論している」と明らかにした。
チョン・デハ、パク・イムグン、キム・ヨンドン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )