2024年12月23日(月)
日米同盟絶対視 脱却を
NHK「日曜討論」 山添氏が指摘
日本共産党の山添拓政策委員長は、22日のNHK「日曜討論」で今後の日米関係について「トランプ次期大統領の言いなりで軍事費を拡大すれば、さらなる増税になりかねず、日米同盟絶対という思考停止の状態から抜け出すべきだ」と強調しました。
山添氏は、トランプ氏が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し、国防費を国内総生産(GDP)比3%に増額すべきだと求め、NATO側も応じる動きを見せていると指摘。岸田前政権がGDP比2%への軍事費増額を決めたのも、トランプ氏の要求がきっかけだったと言及。山添氏が6日の参院予算委員会で軍事費を2%以上に増やすのかをただすと、石破首相は否定しなかったとして、「いまこの調子では、トランプ氏の言いなりで軍事費をどんどん拡大し、さらなる増税になりかねない」と批判しました。
番組では、各党の政策責任者も見解を示しました。「安全保障の機軸は日米だ」(自民党の小野寺五典政調会長)、「トランプ氏でも日米関係を維持する」(国民民主党の浜口誠政調会長)、「日米同盟が最も大切だ」(公明党の岡本三成政調会長)などと日米同盟を絶対視する発言が相次ぎました。立憲民主党の重徳和彦政調会長も「アジアの安全保障にアメリカをつなぎとめることが大事だ」と述べました。
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