「武藤氏は要請先に言及しなかったが、赤旗電子版は２５日、日本看護協会に検討を求めたと報じた」と本紙記事を引用。また時事通信も「共産党の機関紙『しんぶん赤旗』が２５日に報じた」と明記

五輪への看護師動員スクープ

各メディア　一斉報道

ネット上閲覧９万８千余回

　「オリンピックに500人も派遣したら医療現場が回らない」「全国の病院を犠牲にしてまでやる必要ない」―。東京五輪・パラリンピック組織委員会が日本看護協会に看護師約500人の動員を要請した文書の本紙スクープ（２５日付１面）をきっかけに、東京五輪の中止・延期を求める声が高まっています。

　看護師動員の記事は、ネット上の閲覧が２８日時点で９万８千余回に上りました。本紙報道を受けて一般紙、テレビなどメディアが一斉に要請文書を報じ、２８日には「五輪中止」「看護師の五輪派遣は困ります」などがツイッターのトレンドにあがりました。

　ロイター通信は２６日、武藤敏郎東京五輪組織委事務総長が看護師派遣の要請を認めたことを報じる記事のなかで、「武藤氏は要請先に言及しなかったが、赤旗電子版は２５日、日本看護協会に検討を求めたと報じた」と本紙記事を引用。また時事通信も「共産党の機関紙『しんぶん赤旗』が２５日に報じた」と明記し、赤旗報道を受けて組織委がコメントした記事を配信しました。