結氷し、その上に雪が降り積もり一面真っ白になっていたダム湖が、雪解けで水位が上がるとともにその氷が割れ、流氷のようになるのを 雪流れ という。
ネットでそんな文章を見てから、一度は見てみたいと思い、晴れ予報が出た20日、黒又ダム・破間川ダムを再訪しようと考え、いつもの過ちを繰り返さないように下調べしとこうと、魚沼市などに電話し除雪状況を問い合わせるとまだ黒又ダムまで行けないとの返事。
残念だが、電話してよかった。雪流れがみられるとしたら破間川ダムのほうだが、せっかく入広瀬まで行くなら黒又ダムまでの道が除雪完了してから。
いつも、思い立ったら下調べせずに飛び出す私としては上出来。
それじゃあ、エントリーした5月の柏崎のハーフマラソンの下見も兼ねて、柏崎の水源池や谷根ダム・赤岩ダムを廻り、それから県道25号経由で柿崎川ダムの雪流れを鑑賞するというプランで出掛けた。
ハーフマラソンスタート地点の柏崎市・みなとまち海浜公園から、海を臨みながら番神岬~鯨波と辿り、コースは山道へ。県道73号。勿論この日は車で。展望のない単調な、しかも登り一辺倒のコース。テンション下がる。
ようやく展望が開けたのは、折り返し地点近くになってから。
刈羽黒姫山。
来た道戻り、途中で左折し、まずは水源池=川内ダムへ。
柏崎の重要な水道施設。まあ、ダムとしてはたいした規模ではないが、谷根ダム、赤岩ダムと3点セットで考えるダムだから良しとしよう。すぐに谷根ダムへ向け出発。
谷根と書いて、たんね。そういえば、昔、市川駅前にタンネっていう喫茶店があって、良く行ったなぁ。(それがどうした)
時折、小さな落石が転がる山道を谷根へ。さあ、もうすぐと思ったら。
なんてこった!
またまた来た道戻り、マラソンの折り返し地点への道を右に見て直進し、県道353号線へ。せっかくここまで来たので市野新田ダムも再訪しとこう。
洪水吐を流れる水が描く水紋?流紋?が綺麗。
だいぶ氷が解けはじめたダム湖。
現在の積雪は1m20cm?
背景は刈羽黒姫山
まだ、氷はこんなに厚い。これが割れると流氷のように?
ゆっくりし過ぎた。では、県道353号を戻り、柿崎川ダムへ続く県道25号へ。
一山越えれば、と思ったところで、なんてこった2! 除雪されてなく行きどまり。
やはり、いつもの私だった、と凹む。
さて、どうやって柿崎川ダムへ行こうか?このまま南下し、尾神岳の南側を巻いて行こうか?いやいや、山深い方向へ向かうのはリスク大。以前の記憶がよみがえる。結局鯨波へ戻り、米山ICから北陸道に乗り、柿崎ICで降り、県道25号を反対側から柿崎川ダムへ。最初からこっちへ行けば良かった。大幅に時間ロス。下調べは大事。
あとは順調。長閑な早春の県道25号を辿り、途中で米山をパチリ。
新潟市側から見える米山の北面は真っ白だったが、こちら側から望む米山の南面は雪消えが早い。こんなにも違うんだ。
ダム着。
前回同様、はなさき橋からダムを見上げる。
高さはたいしたことないが、堤頂幅424mの大ダム。新潟県最長のダム?三国川ダムは420m。
前回より、もう少し先まで歩いて行けた。
さらに進んで管理棟脇へ
雪が融け、前回より歩き回れる。
チ、チ、チ、っと、ジョビ♀
洪水吐を覗き込むことはできない。
それなら、堤頂歩いて、反対側まで行こう。
綺麗な湖面。あれ?あれ?雪流れは?遅すぎた。
洪水吐の真上に
反対側
湖の向こうは城山
尾神岳と対峙し、柿崎川ダムを見守る、霊峰米山。
では、駐車地点に戻ろう。
途中、下流を見下ろす。霞んでなければ、遠くに頸城三山が見えるとか?展望の名ダムなんだ。秋にまた来ようか。桜の時期も捨てがたい。
堤頂を飾る石も、ひとつひとつ形が違い(当たり前)面白い。
切れ長の目に細い眉の女性が、フードを被ってる。スカーフか?マチコ巻き?
ダム湖に沿って進む。
根開けの森
気づくと西から雲が迫ってきている。
そろそろ帰ろか。
橋の上から。明日は大荒れ天気とか。
反対側の米山
最後に洪水吐を。
柿崎は、上越市柿崎区。上越と妙高の酒蔵がタッグを組んで、それぞれの酒を持ち寄り、ブレンドした新しい酒を地域限定で販売してるというので、柿崎IC辺りでちょっと探してみたが見つからなかった。
大積PAで、長岡・生姜油ラーメン食して帰宅。