ドゥルーズは存在する(being)のではなく生成変化(becoming)すべきという。
その中でドゥルーズは「強度になること・動物になること・知覚しえぬものになること」といっている。
強度になること
弱い人間ほど肩書きが必要になる。自分がこういう権威をもった者だと主張することで、他者を納得させる方法をとる。しかし、強度な人間は自分の肩書きの裏をかく。そして常に肩書きを超えている。従って肩書きが不要になるのである。
動物になること
正確に言うと、人間にならないことである。つまり模範的な人間社会のルールから離れて新たなルールを創りだすことである。
知覚し得ないものになること
無責任になること。返事をしないこと。あらゆる視線から逃れ、あらゆる要求から逃れることである。誰かに何かを求められても、自分の居場所をずらし相手に自分をつかませないということである。